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#67_【視察】佐世保鎮守府ゆかりの地

対馬に来られるお客様から「なんで対馬は長崎県ですか?」と聞かれたり、「福岡からも飛行機でてるの知らなくて、長崎経由で航空券を取っちゃいました」と言われたりすることが、よくあります。

【対馬高校の校名札。転県運動のさなかに制作されていたため、どちらに転んでもいいよう県名が彫られていません。】

とはいえ、「観光であれば、福岡よりも長崎がいい」という方も割といます(福岡が観光で行く場所なのか、という議論は横に置いといて・・・(゚∇゚;)☆\(-_-;))。

近年日本の造船業が振るわないこともあり、長崎県内でトップ2の長崎市、佐世保市が、人口減少まっしぐらという感じの暗い話題が先行していますが、同じ港町でありながら、それぞれに独特の歴史があり、まちあるき的観点で見ると、どちらに行こうか、いつも迷います。
最近廃墟や産業遺産の世界に足を踏み入れているせいか、私の中では「佐世保推し」に傾きつつありますが、先週も長崎出張にかこつけて、行ってきましたf^_^;)。

【佐世保のシンボル、佐世保重工業(SSK)のカンチレバー・クレーン。】

佐世保といえば、海軍鎮守府が置かれていた横須賀、呉、舞鶴とともに近代日本の軍港のある街として知られていますが、佐世保には米軍基地もありますので、雰囲気は横須賀に近いです。
むかしは色々面倒くさいことがあって大変だったと想像しますが、洗練された感じといかがわしい感じがミックスされていて、まちあるき好きにはたまりません(o゚▽゚)o。

【桟橋のような佐世保バスセンター。】
【防空壕があった場所に作られたとんねる横丁】
【港町と言えばスナック!】
【繁華街にある交番がやたらデカいです。】
【佐世保でも厄入りで宴会をするそうです(店主らしき人に確認済み)。】

まずは、「海軍さんの散歩道」というツアーに混ざってきました。旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館(現:佐世保市民文化ホール)に集合し、海上自衛隊OBの方のガイドのもと、進行します。

 【旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館(現:佐世保市民文化ホール)】
【斜めからも撮ってみました。】
【ホールの内部です。展示パネルに鎮守府の歴史や保存修復の足跡が紹介されています。】
【旧佐世保水交社の面影を残した海上自衛隊佐世保史料館は、新丸ビルっぽいですね。 】
【海軍望楼の説明です。】
【竹敷要港部では6つを管轄していました。】
【護守印なるものもあります。】

このあたりは一般人でも入れる場所で、私も過去に訪問していますが、解説をしてもらいながら見学すると、見落としていたことに気付くものです。
とはいえ、本丸はここから先です。
申し込みの時に、あらかじめ身分証の提出を求められ、「なんで?」と思っていましたが、ここに来て初めて理由が分かりました(゚∇゚;)☆\(-_-;)。
補足しますと、このツアーには、日本国籍の方しか参加できません。

【海上自衛隊佐世保地方総監部に入ります。】
【フェンスの下にも有刺鉄線があります。】
【防空指揮所の入口です。】
【通路の上のレールらしきものが気になります。】
【防空指揮所の中枢部があった部屋です。】
【女子用の便所があるのにもワケがあります。】
【実はこの先にも地下空間が広がっているそうです(゜o゜;;。】

そして、金曜日開催のツアーに限り、ランチがあります。

【食事場所の「くらま食堂」です。】
【金曜日ですから、もちろんカレーです。】

一番の目的は「SASEBO軍港クルーズ」の乗船だったため、運航日が土日祝限定で1日ヒマを余すことになり参加しましたが、大当たりでした(^_^)b。

最初は、1時間の軍港クルーズのために佐世保まで行くのもなぁ…と思っていましたが、凱旋記念館や海上自衛隊資料館といった施設だけでなく、海軍、海上自衛隊絡みの見学メニューも複数用意されており、佐世保駅から歩いて行ける範囲にも割とありますので、これらを組み合わせれば、むしろ長時間滞在する動機につなげられると感じます。

そんな組み合わせの妙と軍港クルーズについては、次の記事で紹介します。

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