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ドラゴンクエスト ー独占取材ー ランド氏が仕掛ける新しいIR開発



ランド氏 
ライフコッド出身 ランド・マーケティングフーズグループ代表
10代のころ父の酒場が魔物に焼き討ちにあうものの、自身の素手でまおうのつかいを返り討ちにするなどで難を逃れる。その後、酒場を引き継ぐ。現在ではライフコッドだけでなく、レイドック、シエーナ、アモールに事業を拡大している。

「酒場3.0の時代がやってくる」

本誌編集)まずはレイドックへの出店おめでとうございます。

ランド氏)ありがとうございます。憧れの場所に念願の酒場がオープンできて非常に光栄に思っています。レイドック王やソルディ氏など多くの方々に支えられてここまでこれました。

本誌編集)これまで従来の酒場のイメージを覆すような店舗づくりを進めてこられています。これからの新しい酒場はどういったものになるのでしょうか?

ランド氏)ライフコッドの親父の店が焼け落ちてゆくのを呆然と眺めていたとき、「いま時代が変わっているな」と直感しました。

私の村は当時もいまも小さいままです。若者はどんどんシエーナやレイドックに向かい、村は高齢化しています。それは、村に楽しめるものがないからだと思いました。

酒場とは人を惹きつけ、人を繋ぐ、愉快な場所です。そこで独自の調達ルートを使ってメニュー開発し、さえずりのみつ割や竜の火酒を提供したり、バニーちゃんに接客してもらったり、ダーツやポーカーを置いたりして、お客様には楽しんでもらっています。

しかしそれはいわば酒場2.0です。お酒以外の楽しみも提供するという意味では成功しました。これをさらに発展させる計画を進めています。そう、つまり酒場3.0となるコンセプトを提供したいのです。

「お客様が求めるのは真の上質」

本誌編集)なるほど、それでは酒場3.0というのはいったいどういったものなのでしょうか?私自身は、踊り子ステージを見ながらワイワイお酒を飲むモンバーバラ劇場やザ・ポートセルミのような店がもっと増えてほしいのですが。笑

ランド氏)わはは、それもいいでしょう。

お客様は良いもの、確かなものには必ず関心があります。そういう意味では、劇場にはモンバーバラ出身の一流の踊り子が必要です。また、ポートセルミで飲めるのはあのルラフェンの地酒です。

当社のアモール店の場合、水がよいので、お客様はそれを目当てにお越し頂いています。先日ははるばるクリアベールから来たというご家族もいらっしゃいました。

いま、ランド・マーケティングフーズグループでは、あのルイーダと事業提携を進めています。

本誌編集)あのルイーダですか!?勇者が足繫く通った老舗との提携というのは大変ではないですか?

ランド氏)おっしゃる通りです。彼らは独自のノウハウや強力なネットワークを持っており、当社のような新参者は相手にされないと、最初のころは思っていました。

ルイーダ
人材派遣と酒場からスタートし現在は宿屋も手掛けるコングロマリット
設立時からアリアハン王国が大株主であることはあまりにも有名
人材派遣80(20), やどや22(10), 酒場14(6), まもの5(2), コンサルティング2(2)

しかしマダムと何度も話しているうちに意気投合しました。もともと彼らも、酒場と仲間の斡旋という複合サービスからスタートしたという、ベンチャー精神に溢れる創業を経験しているからです。

今まさに進めているのは、「わざわざ行きたくなる場所」を作ることです。酒場はこれまで町の機能のうちの1つに過ぎませんでした。商人や旅人が町に来る、宿屋に泊まる、夜に酒場で情報交換する。それが通常の流れです。

今回は、酒場を中心に、しかしまもの同士が戦う光景が見られるというコンセプトを加えています。

「魔物とどう共存してゆくか」

本誌編集)それはすごいですね。聞くだけで多くのハードルが見えてきます。例えば、格闘場というと大きな建設費用が掛かります。出資者はあなたとマダムだけでしょうか?

ランド氏)はい、それに加えてモンスター調教師のスラッジ氏にも出資頂いています。

本誌編集)なるほど。では、まものを捕まえて戦わせるというのは倫理上の問題もあります。それはどう解決したのでしょうか?

ランド氏)一番のハードルです。

まずはまものに対してアレルギーの少ない地域を選ばねばなりません。また基本的に、地域を所管する国ごとにまものを取り扱う根拠となる法律も違います。

これは私のレイドック王とのコネクションを生かすことができました。レイドック領のアモールの西に小さな島があります。ここは実は昔から、たびのとびら観光グループが用地取得のために何度もレイドック王国にアプローチしてきた場所です。しかしレイドック王は首を縦に振りませんでした。

たびのとびら観光グループ
世界中に展開する運輸大手 他を寄せ付けない圧倒的な速さで輸送することから、ルビスの加護を受けすぎではないか、と競合からの不満が絶えない。子会社の教会事業が収益の柱。
旅客60(10), 貨物43(12), 宿屋31(1), 教会24(20), ほこら2(-5) 

本誌編集)なぜでしょう?

ランド氏)たびのとびらグループは、基本的に立地ありきのビジネスをしています。わたしたちのようなアイデアで勝負する企業ではありません。つまるところ、そこがレイドック王の好みに合わなかったのでしょう。

また、レイドック王が息抜きを求めていることを知っていたことも大きな違いでしょう。

本誌編集)わかりました。脱線しましたが、魔物の権利保護についてもコメントをお願いします。

ランド氏)はい。私たちは、モンスターロードであるスラッジ氏の信念に共感しています。魔物はその由来は危険ですが、善良なまものも確かに存在しています。怖い存在として追いやるのではなく、格闘場を通して人間との交流が図れると考えています。

またダーマに所属するモンスターマスターの外部監査も定期的に実施しています。

少なくともレイドック領では、人間を戦わせる野蛮なことは許されていません。デルコンダルやエンドール、グロッタなどの人々には、それについて先に説明してほしいものです。

本誌編集)・・・わかりました。
それでは、本日はありがとうございました。

ランド氏)よろしくなアニキ。

本誌編集)(???)

提供

提供 ダーマ


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