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盈虚

タイトルが壮大か

満天の星空より、暈の架かった満月の方が好きというのはかなり前から思っていて、

自分自身信仰心の類いは持ち合わせてないんだけど、この月だけは祀られているようで好き

月齢を表す言葉が沢山ある中、ある曲の影響で「臥待月」がとても気に入ってる

陰暦19日 (特に旧暦8月19日) の、床に臥して待っていないと出てこない月で、「寝待月」の別名の方が語句としては一般的だそう

どちらにせよ、綺麗で厚みのある言葉だと感じる

先に挙げた臥待月は、言葉ひとつで時間帯や季節等の背景を想像させる力がある
勿論、受け手の語彙によっては伝わらないことも多いのだが

ただ、紙の辞書より気軽に語義を調べられるようになった現代において、文章に一層の鮮明さを与えるのは豊潤な語彙力ではないだろうか

流行りの言葉の盈虚に惑わされず、より多くの語句を蓄える必要があると感じる


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