一日十善くらいしないと帳尻を合わせられない
ぼんやりと罪の意識がある
きっと、過去に仲違いをした友人や、心無い言葉で傷付けた肉親に未だ謝れないこと、人生で犯した失敗が心のどこかで引っ掛かっていて、その呵責に苛まれているんだろう
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常に「いい人」でいられるように心掛けている
スーパーの店員にはお礼を言うようにしているし、募金箱を見かけたら財布の中の端数をまとめて募金しているし、落とし物を見たら拾って届けるようにしている
時間ができれば献血にも行く
そうしているのは、これらの行動によって他人に感謝されたいと言う、ある種の利己的な感情でも、世のためになる行動をしたいという利他的な感情によるものでもではなく
前述の罪の意識を和らげるための行動だ
今日もいい人でいたい