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旅行と料理はなんか似ている

どちらも「りょ」で始まるから、とかじゃなくて。


先日、タイで一週間、一人旅をした。

これを言うと、いろいろな人から「すごい」と言われたけど、基本的には私のネガティブな考えから始まった旅行だった。ここら辺の行動と思考には私のコンプレックスが多く隠れていて、それはまた違う機会に書きたいと思っている。

「旅行と料理は似ている」。つらつらとその理由を書き連ねたい。


①最初はうまく出来ない。

旅行も料理も、最初はうまく出来ない。

空港から市内まではどうやって行く?ホテルを選ぶ基準は?安すぎるけどこれって危ない??念のためこれも持っていく…?

本当にこの調味料、全部そろえた方がいい?落し蓋なんてうちにないけど…?この分数で本当に火が通る??思ったよりも安くない…。

分からないことだらけで勘が働かない。必要以上に安パイを取ってしまう(私は)。

だからホテルは必要以上に高いものを選んでしまうし、きちんと行動できるか不安であまり眠れない。調味料は少し大きめのを買って賞味期限には8割残った状態だし、肉には火を通しすぎてカチカチになる。


②だんだんコツがつかめるようになる

手を抜くところが分かってくる。

ホテルはこの条件とこの条件は死守する、あとは多少仕方がない。どこからも近いわけじゃないけど、どこに行くにも遠すぎるわけじゃない。服もお気に入りを着まわそう。日本じゃないし…。

この調味料は無視しても味には大きく関係しない気がする。この大きさなら大体レンジでこの分数。後でこの器具もう一回使うから、清潔な場所に避難させておこう。今日は疲れたから簡単なもので…。

自分の中で何となくの判断基準と優先順位が少し、はっきりしてくる。「ここはゆずれない」とか「ここはまあ、仕方ない」とか。


③手際が良くなる

だんだんと、どうすれば効率よく出来るか分かってくる。

旅行は効率じゃない、という人ももちろんいると思うけど、今回タイで一週間ドミトリーに泊まって、なんかどんどん手際が良くなっていくのを感じた。

このカバンはどんな時も四六時中携帯する、洗面用具系はベッドに放置でもまあまあ仕方ない(本当はよくない!)、ロッカーまで往復しなくていいように荷物を取り出そう、睡眠時間はたっぷりとりながら観光できるスケジュールを組み立てたい…。

ご飯が炊けるまでの間に完成させちゃおう、レンジしている間にこの下準備をしておこう、袋の上から切っても大丈夫、ここはちゃんとほぐしてから焼こう、この量を冷凍するぐらいならもう一品作ってしまった方がいい…。

試行錯誤を繰り返しながらではあるけど、だんだんと何をすべきか、どうするべきだったかが分かってくる気がする。


④そしたら、どんどん楽しくなる。

最後、楽しくなる…てかこの手順を踏んでうまくなっていくことが楽しい。そりゃそう。不安が大きすぎるとか、めんどくさいとか、そんなものは結局続きはしない。


この4つが、旅行と料理って似ているなと思った理由。
料理がうまい人は旅行も上手だと思うし、
旅行が上手な人は料理もうまいと思う。


でも正直、私はバックパッカーみたいに大きなリュックで世界を放浪するような人じゃなくて、大きめのスーツケースをコロコロしているミーハー観光客。しかも、料理の例で気が付いたかもしれないけど、料理も全然上手な方じゃない。本当に料理を毎日している人が読むかもって考えると、ちょっと汗が出る。

だから、なんとなく感じたコレは、時間が経つにつれて変化していくかも。

とにかく、タイ旅行中に漂っていた自分の思考はこんな感じ。

ドミトリー1週間は初の体験だった

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