高井たかし&山本太郎
「高井たかしトークライブ with 山本太郎(2021.12.5)滋賀ボランティアチーム編集版」という動画を観ました。簡単な編集をしただけの、いくぶん「撮って出し」のものなので、まずは簡単なチャプターを上げておきます。
・高井さんの挨拶(0:00)
・太郎さんの挨拶(2:10)
・映画『Beyond The Waves』制作の背景(6:30)
・政治を目指した理由(9:50)
・国会質疑(13:30)
・街頭演説(19:40)
・アメリカとの関係(26:35)
・数の力(35:05)
・衆院選の総括(43:57)
・参院選の展望とメディア露出(50:30)
・今国会(57:00)
・立憲・維新との関係(1:02:15)
・質疑(1:10:15)
・大石あきこさん登場(1:31:20)
このトークライブの注目点は、ふたつあるかなと思います。ひとつは、質疑のなかで出たもので、高井さんが幹事長になるという噂があるが、それは本当なのかという質問です。いまとなっては驚くことではないのですが、この段階ではまだ公表されていた人事ではありません。太郎さん自身も、この件がすでに噂となって流布していることに驚いた様子ですが、最後はその場で高井さんが幹事長になることを大々的に発表します。
もうひとつの注目点は、やはり参院選の展望でしょう。太郎さんから質問を振られた高井さんは、今回の衆院選でも「3」から「4」という数字を考えていたようですが、参院選では改選数でいうと「4」となる共産党を超えていく「5」から「6」という数字を想定しているようです。
それにたいして、太郎さんはシビアに現実路線をとり、前回の参院選と今回の衆院選の得票数から勘案して、少なくとも「3」という数字を考えているようです。目標として、前回と変わらない「2」よりも伸びないようではダメだという意味でしょう。とくに参議院で現有の「2」に「3」増えて「5」になれば、予算委員会で質問できるようになり、船後さんや木村さんが質問にたつ様子がテレビで全国に放映されるようになる。そうした様子を頭に描いているようです。
べつの機会(12月15日の不定例記者会見)で、太郎さんは2人区を含めて最大で13人を擁立したいと発言していますから、「3」というのは現実的な数字なのかも知れません。これから夏までに、どのくらいのアルケミーで期待値と支持率を上げていくか、という点にかかっているかと思います。
今回の衆院選は、おおかたの下馬評で0から5の獲得議席の予想にたいして、「番狂わせ」ともいえる、「3」(本当は「4」だった!)の議席が取れたわけですから、これから半年の運動量によって結果は「高ぶれ」する可能性は十分にあると思います。放送禁止物体である街宣の山本太郎、維新キラーであるメディア露出の大石あきこという「二枚看板」になったところは、本当に力強く、今後の展開にとって大きいだろうと思います。
【後記】質疑のなかで、渡辺てる子さんの支持者の方から、参院選の擁立を聞かれて、太郎さんは5万票とれるのか、てる子さんが負け続けないように慎重に考えたいと答えていました。おそらく、12月27日の第1次候補者公募の締め切りを待たないといけないのでしょうね。