就職が、こわい。
就職がこわい、です。
現在大学3年生なので23卒のはずなんですが、一年休学するため24卒です。
今は留学直前のため、英語を必死に勉強しています。
帰国後を考えて、業界研究とか、色々やってるけど、どれも同じに見える。
「働く」ことの、想像がつかない。
私はやってみたいこと、やりたいことを衝動的に行うタイプだけど、
これといって自分が夢中になるような体験はあまりしたことがない。
もちろん「楽しかった」とは思うんだけど、
自分の人生を変えるようなすごい体験をしたことはない。
これを生業にして食っていきたいという仕事も興味も、何もない。
そんなんだから、もっと真剣に考えなさいとか、インターンシップに行ってみたらとか、とにかく周りに言われるようになる。
すべての日本人が幼少期に経験したであろう、そんなこと知るわけないだろと言ってやりたくなる質問選手権第1位に選ばれる「将来は何になりたいの?」の問いに、私たちは幾度となく苦しめられてきたはずだし、小さい頃から我々は常に将来を見据えるように教育されてきた。
もうすでに羅針盤を切っている大学生もいるのだろうが、私は一向に「働く」ということがよくわかっていない。
「働く」ってなんだろうか。
バイトの通勤で目にする会社員。みんな疲れた顔をして、手元のスマホにみな顔をうずめている。
職業も、会社も違うはずなのに、みーんな、同じに見える。
みんなあくびしてるし、みんなお弁当持ってるし、何ならこのご時世みんなマスクしてるし。
「もうだめだ」「疲れた」「ストレスだ」という感情ラベルが貼られた大人たちの顔を見ていると、将来「働く」ことに対して積極的な感情を持てない自分がいる。
この世界に「働く」ことに喜びをもって働いている人なんて、そんなにいないのかもしれない。
大人はみな、自分のやりたいこと興味のあることを職業にしなさいと言うけれど、「仕事好きです」「仕事が生きがいです」なんて人、そうそういないのかもしれない。
いつまでもそんな大人を眺めていれるわけではなく、4年も経ったら卒論を書いて、就活という一斉に行われる謎のビッグウェーブに乗り、就活スーツを着て、エントリーシートを書いて、面接で笑顔を振りまかなければならない。「御社が第一志望です」という謎のテンプレを連呼しまくり、圧迫面接に出くわすこともあるのかもしれないし、もしかしたら内定0で泣いて親の元に帰るのかもしれない。
想像できなさすぎて、全てが怖い。
大人は朝から働くことに一日のほとんどの時間を使い、土日も職場にいる人がいるようなこの日本の世の中で、彼らは日々のストレスをどうやって解消しているんだろう。
仕事に就いたら、休日はあるのか。産休はとれるのか。出会いはあるのか。
大人たちはどのようにしてこの激しい社会を生き抜いているのだろう。
みんなやりたいことを求めて、やりたいことを大学時代までに決めて、それに合った会社でニコニコ働いているのだろうか。
家に帰ったら大切な人がご飯を作って待ってくれているのだろうか。
みんながみんな、仕事を好きだといえるような社会ではないのかもしれない。
仕事に価値を見出して取り組んでいる人ばかりじゃなくて、
でも、食べるために、生きるために働く人もいる。
ある人にとっては
働くことは「生きがい」なのかもしれないし、
働くことは「生きる」ことなのかもしれないし、
働くことは「命がけ」なのかもしれない。
そう考えると、大人はすごい。