見出し画像

【Co-op留学】英語力よりも大切なこと

こんにちは!バンクーバーに滞在中のSasaと申します。

あけましておめでとうございます!2022年もよろしくお願いします😊

今回は、私が現在利用しているCo-op留学における英語力について、私が思うことについて解説していきます。今回は少し長めです。

目次

1.Co-op留学とは

2.必要な英語力、TOEIC・IELTSスキルは必要か?

3.留学を考えている方に言えること


1. Co-op留学とは

Co-op留学とは、ビジネスや、カスタマーサービスなどの学問的な分野をカレッジで勉強し、勉強した期間(study-term)と同じ期間分、work permit (就労ビザ)に切り替えて就労体験ができるという留学制度のことです。こちらのCo-op制度はカナダ限定のもので、私がカナダ留学を計画していた時期は、オーストラリアやニュージーランドなど、留学人気国の国境が閉まっていたのもあり、Co-op留学生は現在増えているそう。街を歩いて、バスに乗って日本語が聞こえてくることも日常茶飯事。

私はカレッジでビジネスを受講しており、ビジネスにかかわるベーシックな部分を学んでいます。具体的には人事やマネジメント、貿易や財政などを学び、大学でいうところの経営学に近いことを勉強しています。個人的には世の中のビジネスがどのように戦略づけされて商品が売られているか、どのようにしてサービスは成立するかなど、身の回りにある社会の仕組みみたいなものを紐解いていく感覚で、もし大学で国際系の学部以外にもう一個学べるとしたら、ビジネスをやりたい!と思うほど、興味深い学問だなぁと感動することもしばしばです。笑

学校では、ビジネスを経営されているビジネスマンが先生なので、授業は遅めに開講されます。私のカレッジは午後4時~9時の間で授業が行われます。(現在はコロナ変異種もあり、一時的にオンライン開講)カナダの資源や、盛んな産業、経済状況などをよく知っている方だからこそ、授業では実際のビジネスにかかわる貴重な体験談なども聞くことができ、充実しています。単元ごとに先生は変わり、先生によって課題の量も授業のやり方も様々ですが、ひたすら先生のお話を聞くこともあれば、グループワークなどでクラスメイトとレポートを完成させたり、個人作業で、会社の財務分析表をみて個人の見解を書いたりもします。(数弱なので個人的に財政の授業は死んでいました)自分でアウトプットする機会も、クラスメイトと関わる機会もたくさんあり、まさに英語を使った授業です。

2.必要な英語力、TOEIC・IELTSスコアは必要か?

私が受講しているCo-opを根拠にすると、TOEIC・IELTSスコアは必要ないのではというのが私なりの意見です。ただ、勉強することが無駄なわけではなく、今自分がどれだけ読めるか、聞けるか、話せるかを知る指標にもなるため、現在勉強している方はそのまま勉強を継続するのが良いと思います。私も渡航前はどちらも少しだけ勉強していました。

渡航一年前ほどからTOEICの正規試験に申し込んでいましたが、コロナで抽選に落ちまくり試験を受けることができず、結局大学で受ける非正規のTOEICだけ受けて、そのあとはIELTSに切り替えてリーディングとスピーキングを中心に勉強していました。リーディングは難しい内容の長文に対する抵抗をなくすため、スピーキングはYoutubeで「ielts speaking」と検索すると、模擬試験のサンプルのようなものがいくつか出てくるので、とにかくたくさん動画を見て、英語で答える練習をしていました。(現在通っているカレッジの入学試験にIELTSのスピーキングスコアが使われていたのも理由の一つです)

こんなかんじのものを毎日見ていました。

日本の就活ではTOEICが、カナダの永住権(PR)を取得するためにはIELTSが。どちらも社会的に認知されているテストであるため、勉強しておくことに越したことはないですが、TOEIC・IELTSで見かけるような問題を留学後のカレッジで同じように見るかといわれると、正直ありません。前述したようにクラスは、先生の話を聞くのとレポート作業に取り掛かること、ディスカッション’(生徒がそれぞれに意見を述べていく)に時間が費やされるため、どれだけ自分がその中に入っていけるかがカギとなりますね。

じゃあ何が大事?

じゃあ結局のところ、私が感じる「英語力以外に必要だと思う要素って何なの?」というお話。Co-op留学生として一番に感じるのは、

それぞれが持っている「個人の意見」や「情報の豊かさ」の部分です。

現在私は貿易を勉強していますが、日本の資源は何かとか、日本の政府はどんな感じか、経済は強いかなど、とにかく自国のことを聞かれる機会がたくさんあります。私はまだまだ勉強不足で、時事とか社会情勢などに対して、自分の考えを持たずに過ごしてきました。日本人以外と触れ合うこの留学で一番痛感するのは、「彼らの社会情勢に対する意識の高さ」です。ホストファミリーの家に滞在していた時も、家族間で選挙の話になったり、あの子は投票したあの子は投票してないとか、私は誰に投票したとか、カフェでバイトをしているとき、同僚とビットコインの話になったり、俺の国はアメリカと大きな協定を結んでいて、それによってたくさん資源が流れてくるようになってるんだとか、「あなたの国について教えて」とカジュアルに話を振ったつもりでも、もうとにかくみなさん口が開きっぱなしで、ぼんぼこ色んな情報が出てくるわけです。

そういった分野について、自分が「無知」であるからこそ、衝撃的に感じるのかもしれませんが、留学を通じて、いかに自分が社会の在り方に無関心であったかを痛感させられます。国際系の学部に属していながら、物事を表面的に理解するだけで、自分はどう思うのかという部分にあまりこだわってこなかった自分が、留学を通じてどんどん浮き彫りになってくるような感覚。

なので、いかに英語が流暢であるかではなくて、英語で「何を話すか」の方がよっぽど重要です。まさに"英語はツールでしかない"という意味はここにあるのではないかと改めて感じます。

3.留学を考えている方に言えること

ビジネスクラスを受講している身として、自分自身としては、渡航前に英語をかなり勉強してきたほうだとは思うのですが、そういった身近な物事についての知識がまったくなかったため、人に何かを言える立場ではないですが、私が言えることはこれに尽きます。

・英語を勉強する

・渡航後に勉強するトピックに関して勉強する

授業をより理解するために、ある程度先生の話が分かったり、ある程度クラスメイトと関われることに越したことはありません。「現地で英語をマスターしよう!」というのも一つですが、語学勉強は日本でもできるし、それよりもその社会に生活し、現地の人と時間を共にし、何か新しいことを体験したり、仕事をしたりといった機会投資の方が私はよっぽど価値があるんじゃないかなと思っています。これらは現地に来て気づけたことでもあるので、深く後悔しているわけではないですが、もしこれから渡航をされる方々にアドバイスができるとするならば、新聞記事をもっと読むなり、海外で起こっている貿易戦争や、自分の国についてのトピックの引き出しをたくさん持っておくことも、留学をよりよいものにするための一つの工夫になると思います!


さいごに

結論、留学で学べることは語学力だけではありません。むしろ英語力よりも価値のあることがそこらじゅうに転がっています。目にするものすべてが貴重な経験で、毎日授業や仕事を通じて周りの人にインスパイヤーされまくって生活しています。渡航後3か月が経過し、あと8か月残っていますが、正直帰りたくない気持ちでいっぱいです。笑

残りの生活も無駄にしないよう、一日一日を大切に過ごしていきます😊

--------------------------------------------------------



ここまでご拝読頂き、ありがとうございます!

わたくしSasaのnoteでは、現在カナダ留学を経験している身として

留学や勉強・大学生として考えるキャリアなどをトピックに

記事を投稿しています。

留学に興味がある方、同じ大学生の方

他の投稿もぜひ覗いていってくださいね~🍰




いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集