私の恩師Tさん

みなさんおはようございます。

今日も突発的にnoteが書きたくなってやっとこさ参りました。

さてさて、今日は何を書くかと言いますと、私を変えてくれたTさんの話です。


出会いは2019年1月。私がアルバイトで入社した会社で働かれていたソムリエさんでした。正直、最初はがちがちに緊張していたのでシフト初日にかぶっていたかどうかは覚えていませんw

今までいわゆる高級レストランで働いたことがなかったので、フランス語、水の注ぎ方、お皿の持ち方など全く分からず、死にそうなくらい緊張しながら働いてました。

ある日、ランチ営業が終わり、ディナーのセッティングをする時、「そういえばセッティングまだやったことなかった。Tさんに聞いてみよう」と思って話しかけました。

すると、なかなかのハイテンションで教えてくれました。こっちが反応に困るくらいw

「小さいナイフの先端は横の大きいナイフのchristfleのcに合わせてね」

聞く前に自分で他の人の動きをよく観察することも大事なんですけどTさんは質問するたびに丁寧な説明で+αの情報も添えてくれました。


ここでTさんが素晴らしいと思った点をいくつかご紹介。

1.「○○さん元気?」と職場のみんなに声をかけること

2.常に笑顔→職場の雰囲気が明るくなる

3.デシャップの仕事の効率が計り知れない

4.それぞれの人の性格を分かったうえで教育方法を変える

などなど全部挙げたらキリがないのでここらへんで。


今まで5つくらいアルバイトしてきましたけど唯一この人の下で働きたいと感じた人でした。

職場に私情は持ち込まず、お客様に楽しんでいただくために職場の雰囲気作りから。時には他愛もない話で一緒に笑ったり。

しかし、突然のお別れ。退職するとのことでそれを知った時はだいぶ悲しかったし何よりTさんなしで続けられるかなと。

シフトが被るたびに「一緒に働けるのもあと○日」と。

そして最終日。いつも通りランチ営業を済ませ、私は上がりだったので今までのお礼を伝えに行きました。

すると、泣く予定は全くなかったのにいざ感謝の気持ちを伝えようと思ったら次から次に涙が。止まりませんでした。

そんな私にTさんは「何泣いてんだよぉ~」と。でもその後に真剣な顔で「そんな風に泣いてもらえて嬉しい」と。

もうこれから会えないのかなぁと思いながら、Tさんがいなくなった後もちょこちょこ働いてましたが、やはり気分は乗らず。(職場に対してもそこに来てくれたお客様にも失礼なんですけどね)


Tさんが辞めてから約1年。連絡が。

「うちで働かない?」と。

そりゃもう返事は1つしかないですよね。

そして現在、もう一緒に働くことはないのかなと思っていたTさんとまた同じ職場で働いています。

Tさんの立場も前の職場と変わったのでだいぶピリッとした雰囲気の中働いていますが、私がサービススタッフを志望するようになったきっかけを与えてくれたのはTさんです。

今度は私が卒業なので一緒に働けるのも約1年ですがたくさんのことを吸収して立派なサービススタッフに成長します。



真実




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