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美容師アシスタントの大変なことは?

どんなお仕事にも楽しいことがある半面、大変なこと・つらいことはつきものです。
華やかな美容師のお仕事ですが大変なことももちろんあります。
実際に美容師として働き始めた後に理想と現実とのギャップに悩むことがないよう、美容師の大変なことを事前に知っておきましょう。

アシスタント時代の大変なこと
美容師はお客様の髪の毛をカットする「スタイリスト」としてデビューする前に、「アシスタント」として経験を積みます。
お店の規模や、カリキュラムによりますがスタイリスト期間の平均は3年ほどです。基本的に1年目では接客やシャンプー、トリートメント、マッサージ、ブロー、カラーなどの基礎を、2年目でカット、パーマ、3年目でカットやパーマの応用を習得していきます。

まずはこの「アシスタント時代」の大変なことを見ていきましょう。

1. 雑用や補助の業務が多い

美容室に就職したばかりのアシスタントはお客様の施術を行うスキルがまだ身についていません。そのため、先輩スタイリストの指示通りの道具を準備したり、シャンプーやマッサージなど補助業務からスタートします。
また、お店の掃除やゴミ捨て、洗濯、受付のお会計など雑用業務もこなします。

将来スタイリストとしてデビューするための下積み期間として、意欲的・積極的に取り組むことが大、アシスタント時代を乗り越える秘訣です。学校の延長で「教えてもらっている」という意識だと、いずれアシスタント業務が辛くなってしまいます。

2. 拘束時間が長い

店舗にもよりますが、アシスタントは誰よりも早く出勤して掃除を行い、閉店後も掃除などの雑務を終わらせ一番最後に退勤するという所もあります。
また、カットやパーマなどの自主練習は閉店後の業務終了後に行います。自主練習は強制ではありませんが、早くスタイリストデビューしたいという思いから、ほぼ毎日取り組んでいるという人がほとんどです。

3. 同期との差がつらい

特に大きな店舗だと、同時入社の同期が複数人いることがあります。
スタイリストとして認められるには、お店独自の昇格試験に合格する必要があります。各自持っている能力が違うので、要領よくなんでもできる人や、コミュニケーションは苦手だけど施術は安定している人など様々です。お店が求めている基準や状況によって、同期だとしても差が出てくることはありえます。
ネガティブになりすぎずに、自分の得意は伸ばしつつ、自分より能力が上だと思う人は参考にしていきましょう。

4. お給料が低い

アシスタントは当たり前ですが、お客様を呼ぶ集客力がありません。施術もできないため生産性もありません。そのためアシスタントのお給料は低く年収200万円~250万円程になっています。さらに税金が引かれるので、毎月の手取りは10万円程度になるお店もあります。
それは有名店だとしても同じです。逆に有名店のほうが、有名アシスタントの下に就くことができるという事でお給料が安いところもあります。
スタイリストとしてデビューすると歩合で稼ぐことができるので、それまでの下積み期間として技術をしっかり学びましょう。

5. 休みが少ない

美容師の休日は1ヶ月4日~6日と少なく、その休日でさえも講習会や自主練など仕事にかかわることに費やすため、他の職業と比べてプライベートの時間が少ないと言えます。

6. 友達・恋人と予定が合わない

土日祝日はかき入れ時のため休みを取ることは難しく、休みも週1日程度です。有給や連休もあまりないので、周りの友達と休みが合わせづらくなります。
美容専門学校は基本2年で卒業するため、3年生の学校に通っている友達や大学生が周りにいると、中々予定が合わず寂しい思いをしたという話もききます。

美容師アシスタントの大変なことをいくつかあげましたが、これらが理由でアシスタントを辞めてしまい、専門学校の学費や通った時間、揃えた材料・道具代を無駄にしてしまったという人は一定数います。

スタイリストになるためには、このアシスタントの時期をいかに乗り越えられるかがポイントになってくるんですね。

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