新卒半年で鬱になって、休職していた話
皆さま、お久しぶりです🌱
最後にnoteを更新してから、もう1年以上経ってしまっていて、びっくり...!
この1年で、本当に、本当に、いろんなことがありました。
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新卒で入社して、半年で鬱になって休職して。
転職活動をして、うまくいかなくて落ち込んで。
海外を旅して、ヨガの資格を取って、退職して。
フリーランスとして頑張っていこうって決めて、
いろんな準備をしはじめていたタイミングで、
本当に偶然、すごく自分と波長が合うなぁって
感じる会社と出会って、
運良くご縁をいただき、もう一度会社員として
働いてみることにしました。
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1年前には、まさか自分が、休職するとも、退職するとも、転職するとも。海外を放浪するとも、ヨガの資格を取るとも。全く想定していなかったから、人生何が起きるか、本当に分からないな〜って思う。
でもだからこそ、その時々で、いろんなことを感じて、悩んで、考えて。「こうしなきゃ」「ああすべき」っていうものに縛られすぎず、肩の力を抜いて、流れに身を任せながら、でも、自分にとって大切なものはちゃんと貫きながら生きていたいなぁ、と。
鬱や休職という経験は、
私にそんなことを感じさせてくれました。
なーんて。
なんとなくサラッと書いてしまったけど、ここに至るまでは、本当に長い道のりで。今まで体験したことないぐらいに、気持ちが上にも下にも揺れ動いて、このまま一生、先の見えない暗闇のトンネルから出られないんじゃないかって、すごく、すごく怖くなる時がたくさんありました。
もしかしたら、そんな私と同じように、どうしよもなく不安になったり、「このままじゃダメだ」「何かしなきゃ」って焦ったり、でもなかなかうまくいかなくて悲しくなったりしている人が、どこかにいるんじゃないかなぁ。
でも今すごく思うのは、どんな瞬間も、自分にとっては、とても貴重で、尊くて、大切な意味を持つ時間なんだなぁってこと。
鬱になっても、休職していても。退職しても、無職になっても。何もしたくなくなっても、いろいろ挑戦してみたくなっても。笑っていても、泣いていても。
どんな状態の自分であったとしても、
焦ったり、不安になったりしなくて大丈夫。
そんなことを感じてもらえたら嬉しいなと思って
ちょっとずつ、休職期間の話をnoteに綴ってみることにしました。
新卒半年で鬱になった
ちょうど1年前、新卒でずーっと憧れていた会社に入社して、大好きな同期や、尊敬できる先輩方に出会って、本当に毎日が楽しくて、幸せで。
でも、半年ぐらい経った頃、ちょっとずつ自分の心と体の様子がおかしくなってきて。私の不調に気づいてくれた友だちに、病院に行くように勧めてもらって、受診した結果、鬱の診断を受けて、休職することになりました。
それからしばらくは、本当に何もできなくなって。脳と身体の機能が全て停止している感じで、起き上がる気力も、食べる気力も、動く気力もなくて、考えることも、話すことも、全てが億劫な感じ。
嬉しいとか、悲しいとか、楽しいとか、辛いとか、感情という感情も、全くなくなってしまって、ひたすら「無」の状態。
そんな状態で、とにかくずーっと寝て過ごしていたのが、休職1ヶ月目という感じでした。
鬱がちょびっと回復してくると、ものすごい焦りに襲われるようになった
そんな「無」の状態から、少しずつ回復してきた頃、考える・感じる、という脳機能が復活してきたみたいで、急に、ものすごい焦りと不安に襲われるようになりました。
もう1ヶ月もお仕事休んでしまったから、とにかく早く職場に復帰して、みんなに追いつかなきゃとか。転職するなら早く転職活動始めなきゃとか。
まだまだ、体が本調子ではないことには気づいていながらも、少しだけ回復してきたからこそ、このまま休み続けることは、甘えなんじゃないかなっていう気持ちがすごく強くなっていました。
そんな時、私の心をふっと軽くしてくれたのは、先輩からの言葉。
私はこの言葉に、とっても救われたから、もしも今、「何かしなきゃ」と焦っちゃったり、「休んじゃってる自分はダメだなぁ」って自分を責めちゃったりしている人がいたら、そう思ってしまううちは、まだまだお休みしてていいんだよ〜ということを伝えたいなぁ。
そして久々に芽生えた私のWANTは、「ポルトガルに行きたい」
そんな先輩の言葉に救われて、ゆっくりのんびり過ごしていた時、突然、「なんかポルトガル行きたいかも」って思い始めて。
お友だちが、素敵な国だよ〜っておすすめしてくれたこともあって、縁もゆかりもない国だし、英語が通じるかもよく分からなかったけど、(現地はどこでもばっちり英語が通じました◎)自分の直感に素直に、行ってみることにしました。
ポルトガルは本当に素敵な国だったので、詳細はまた別の記事で、共有したいなぁと思うのですが、とにかく現地では、頭を空っぽにして、その時行きたいと思った場所に行って、食べたいと思ったものを食べて、やりたいと思ったことをして過ごしているうちに、とても元気になって帰国しました。
そのまま直感に従っていたら、バリ島でヨガをしていた
帰ってきてからは、そろそろ社会復帰しなければ...!という焦りもあって、転職活動もしてみたけど、これはなかなかうまくいかなかった。
やっぱり自分は社会不適合者なのかなぁとか、こんなにも社会に必要とされていない人間なんだなぁとか、そんな感情に襲われて、落ち込んだり、苦しくなったり。
このまま転職活動を続けたいのか、復職したいのか。それとも、もっと別の生き方をしていきたいのか。
すごくすごく悩んでいた時に、なぜか分からないけど、突然、本当に突然、「ヨガをやりたい」って思うようになって。それまでは、ヨガのヨの字も知らなかったけど、どうせならちゃんと勉強したいって思って、バリ島にインストラクターの資格RYT200を取りに行くことにしました。
アジア圏を何ヵ国かふらふらと巡ってから、バリに行き着き、朝の6時から夜の8時までヨガづけの修行の日々を過ごして、いろんな方々に支えてもらいながら、なんとか無事に、資格を取得してきました。
ちょっとずつ見えてきた、自分にとっての幸せ
休職期間中、特に体調が回復してきてからは、少しずつ自分の内側から湧き起こる「こうしたいなぁ」「あそこに行きたいなぁ」っていう感覚的なものに、ゆっくり耳を傾けながら過ごしていました。
「自分にとっての幸せってなんだろう?」とか「その幸せのために必要なものってなんだろう?逆に手放してもいいものってなんだろう?」を、ずーっと、ぼんやり考えていて。
頭で考えていても、なかなか答えは見つからなかったけど、自分の直感とか、感覚とかを大切に過ごしているうちに、だんだんと、感覚的に感じられるようになってきました。
たぶん、私にとっての幸せな生き方って、「自分にとって居心地が良いなぁって感じる場所を転々としながら、周りで悩んだり、落ち込んだりしている人を励ましたり、少しでも心が軽くすること」なんだなぁって。
たくさんお金を稼いだり、バリバリキャリアを積み上げたりすることよりも、まずは、自分自身が自分のことを、ちゃんと大切にできていて、そして、周りにいてくれる人たちのことを、ちゃんと大切にできている状態。
それが、私にとっての幸せなんだろうなぁって。
そんな風に思うようになってから、「ヨガとかコーチングとかを通して、自分自身と、周りの人たちが、心身健康に、幸せに生きていけるように、お手伝いがしたい」っていう想いと、そのために頑張ってみよう、という覚悟が決まって、新卒で入社した会社を10ヶ月で退職しました。
直感を大切に、生きていく
でも。
本当に、人生って何が起きるか分からないもので。
少しずつ、フリーランスとして頑張る準備をはじめていた時に、本当に偶然、なんとなく直感的に惹かれた会社に出会って、なぜか、この会社だけは選考を受けてみようかなぁっていう気持ちになって、書類を出してみたんです。
そして本当にありがたいことに、とんとん拍子で選考が進み、最終的にご縁をいただき、入社することになりました。
もう、企業に勤めるつもりがなかったからこそ、全然肩肘はらずに、等身大の、ありのままの自分で、今感じていることや考えていること。自分の苦手なこと、できないこと。自分が大事にしていること、どうしても譲れないこと。全部、選考でお伝えしていて。
選考を重ねていくうちに、なんとなく「きっと私、この会社で働くのかもな〜」と、自信というより、相性の良さみたいなものを感じるようになって。
とても感覚的なものだけど。
就活時代に自分が想定していた"キャリアプラン"とは全然違う道だけど。
でも、今この瞬間に、自分の心は動いているから。この会社でもう一度、会社員として頑張ってみることにしました。
これからのこと
なんだか人生って、本当に想定外のことばかりで、これから先も、今の自分では想像もつかないようなことが、たくさん待っているんだろうなぁって思うんですよね。
でも、これまでもいろんな経験に出会って、
嬉しい瞬間も、楽しい瞬間も、辛い瞬間も、悲しい瞬間も。どんな瞬間も、私にとってはすごくすごく大切で、意味のあるものだったなって思うから。
その時その時に出会えた、ひとつひとつの感情を味わいながら生きていこうと思います。
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さてさて。
こんなにも長い、休職日記にお付き合いいただいた皆さん、本当にありがとうございます。
こんなに長くなってしまっているけど、まだまだ書き足りないことがたくさんあるので、これから少しずつ、鬱のこと、休職期間のこと、転職のことなどをnoteに綴っていこうと思っています。
もしも共感していただける点があったらすごく嬉しいし、そうでなくても、いろいろ寄り道しながら、マイペースに生きてる人もいるんだな〜と、面白がりながら読んでいただけたら幸いです☺︎