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【無料テンプレ】ブランドパーソナリティを定義する
読む時間:3分
難易度:★
おすすめ:CxO・ ブランド担当者
ラウンド:ALL
ビークラ研修で使用されたテンプレートを
わかりやすくご紹介する記事です。
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あなたのプロダクトやサービスは、どのようなパーソナリティを顧客に伝えていますか?ブランドのパーソナリティを定義することで、企業として一貫性のあるメッセージを発信し、顧客との関係を深めることが可能になります。
この記事では、
ブランドパーソナリティを定義する方法
をテンプレートを活用しながら解説します。
🚀まずはテンプレートをダウンロード!
リンクのドキュメントを開きます
左上の「ファイル」から「コピーを作成」をクリックし、自分のドライブにファイルをコピーします(Word形式でダウンロードいただくことも可能です)
各項目の記入の仕方を解説していきます。
ブランドパーソナリティとは何か?
ブランドパーソナリティとは、ブランドが持つ一貫した個性やイメージのことです。顧客がブランドに対して抱く印象や感情を形成し、信頼や親近感を感じる要素となります。
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パーソナリティは、プロダクトやサービスだけでなく、プロモーション、営業活動、ウェブサイトといった全てのタッチポイントを通じて顧客に伝えられます。これにより、ブランドが持つビジョンや価値観を明確に表現し、顧客の心に深く残るブランド体験を創出することにつながります。
現状のパーソナリティと理想のパーソナリティを書き出す
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早速テンプレートを使って整理していきましょう。
まずは、現状のパーソナリティを定義することから始めます。ここでは、自分の会社やサービスが現在の顧客からどのように認識されているか、顧客視点で把握します。
例えば、営業資料、コーポレートサイト、SNS投稿、広告など、自社が提供する様々なタッチポイントを顧客目線で見直し、受ける印象を記録します。この際、具体的な形容詞(例:信頼感がある、親しみやすいなど)で言語化するとより明確になります。
また、これまでのフィードバックやレビューがある場合、それも参考にすることで、顧客視点のパーソナリティの理解が深まります。
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次に、理想のパーソナリティを定義します。
この時、競合分析やビジネス戦略も加味しながら、顧客が自社に対してどのような印象を抱いてほしいか(例:「専門的で信頼されるパートナーになりたい」「革新性と親しみやすさを両立させたい」など)、ブランドの成長や方向性に即したキーワードを挙げます。
これにより、現状と理想のパーソナリティ間のギャップを把握し、改善のための次のステップを見つけやすくなります。
アーキタイプを利用してさらに深掘りする
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アーキタイプは、ブランドパーソナリティを定義する上で参考になる12種類の性格モデルです。アーキタイプを利用することで、曖昧なイメージを避け、具体的かつ組織内で共有しやすいパーソナリティを定義することができます。
アーキタイプには「幼子」「戦士」「賢者」「創造者」など、それぞれ異なる特徴があり、特定の価値観や印象を持ちます。例えば、「幼子」は純粋さや無邪気さを象徴し、「戦士」は勇敢さや行動力を表します。自社の価値観やサービスがどのアーキタイプに近いかを考え、最も適したものを1つまたは複数絞りましょう。
選んだアーキタイプの特徴の中から、自社に最も合致する要素をピックアップし、現状や理想のパーソナリティに当てはめます。例えば、「戦士」を選んだ場合、「挑戦的で新たな価値創造を図る」や「顧客のニーズに迅速に応える」などの具体的な特徴を加えると、社内でブレのないコミュニケーションが図れます。
また、複数のアーキタイプを組み合わせることも可能です。「戦士」と「賢者」を組み合わせて、勇敢で知識豊富といった二面性を持たせることも、ブランドの多様な一面を伝えるのに役立ちます。
いかがでしたでしょうか。
こちらの内容は、BtoBサービスで信頼を獲得するためのブランドづくりという研修コースで提供しているテンプレートと、一部内容を記事化してお届けいたしました。
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登壇者は、
smart HR・元マーケティンググループマネージャー 荒木 彰さん
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