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41歳の春、プロコーチになるまでのあれこれ⑤ 〜強みを活かすって〜


こんにちは。

ドイツ、ハンブルク在住
リーダーシップコーチ/メンターコーチの

ホイスラーアルビ 愛 (めぐみ) です。


前回の記事では

日本人のアイデンティティについて
書いてみました。

日本人全体のアイデンティティというよりは
私が日本人であるから
日本人なら〇〇というのが普通、とか
日本人だから〇〇すべき、という風に

勝手に自分を殻の中に押し込めていたという
感覚でした。

ドイツ人夫と結婚して
その当時でさえ
10年以上経っていたはず。

それなのに、
ドイツにある日系企業という
環境に身を置いた途端に
自分がまるで制服を着るような、
そんな感覚。

不思議なものです。

さて、そんな自分にも少し違和感を感じつつ
ワンオペ・フルタイムワーママで
心がわさわさとなっていたその頃。


ちょうど40歳手前だったので

40歳以降のことをふと考えたんですよね。


このまま仕事を続けたとして‥‥
 

現地採用で
天井が決まってしまっている状況。

海外在住日本人ママで企業に雇ってもらったというだけで
感謝しないといけないのかも?
と頭では思っていても

自分は本当に満足がいく状態で
この仕事の日々に
やりがいを感じられるのだろうか?

自分に向いていること、
得意なことがわからない状態で
ただなんとなく仕事を続けた結果

定年のタイミングで
大きく後悔しないのだろうか?

収入もここから大きく上がることはないし
休暇を取るのにも
周りの目を気にしながら
好きな時に休める状況にはならない。
私が望んでいるのはそんな世界なのだろうか?

子供もいつかは大きくなる。

子供が育った時に、
今度は子供の方が時間がなくなっていく。

私は自分の子育てにはなまるをつけられるのだろうか?

このままの生活が続いたら
夫ともすれ違いが多くなって

いざ子育てが落ち着いた時に
会話がない夫婦に
なってしまわないだろうか?

取り留めのない不安や疑問が
押し寄せてきました。

それに追い打ちをかけるかのように
社内での人間関係のトラブルも
勃発して。

自分のことが嫌いになりそうな暗闇の中、

私は心の奥底で
絶対に変わりたい、
変わるんだ、と強く思いました。

底をついたような衝撃が大きかったのでしょうね。

すぐに本やネットの記事などから
ヒントになるような情報を取り
自分のこれから、キャリアについて
考える日々がスタートしました。

今から考えると
キャリアコーチにでもついて伴走してもらったら
色々無駄なく進めたような気もしますが

当時はコーチの存在というのを知らなかったんですね。

どの記事か忘れてしまいましたが
ある方が自分の強みの探し方、というようなことを書いていて

なんでもいいから
自分が自然にできちゃうこと
やっていて楽しいこと
不思議と人に頼られること
そんなことを思い出していく、
そこからスタートしました。

で、キャリア上の強みというと
本当に見つからなかったのです 笑。

移住後に働く業界も変わっていますし
そもそも金融にいた頃の仕事で
汎用性のあるスキル、強みみたいなのも
思い浮かびませんでした。

そのエッセンスを抽出する力もなかったのです。

仕方ないので
仕事以外のことで
自分が自然にできることはないのか?
と考えるようにしました。

すると、
本当に小さいことなのですが。

昔から友人の人生の節目的な相談、
他の人にはあまり話したくないような話、
そんなことを聞くことが多かったなあ、と思いました。

多かったと言っても
しょっちゅうと言うわけではなかったですが

自分にとっては
とても自然なことのように思えたのですね。

その感覚を頼りに
関連する特徴が活かせるキャリアってどんなことがある?
とリサーチを始めました。

すると、一番近い感じがしたのが
カウンセラーとコーチ。

それまでコーチングという言葉は聞いたことがあったのですが
どちらかというと
お母さんが子育てのために使う
子供を勇気づける方法、
といったイメージが強かったため
仕事として意識したことがなかったのです。

改めてコーチングとはどういうことなのか、と
調べ始めて

その輪郭が少しずつ見えてくると

「これ面白そう!これなら楽しんで学べるかもしれない。」
大分昔に持っていたような内側がうずうずするような感覚が
走りました。

しかも、時間的にも自由で
在宅で働けるので
家族との時間が十分に持てそう。

私は基本的に単純な性格なので

ワクワクすると
次の瞬間になんらかの行動をとってしまうほうです。

そのタイミングから

私のコーチ活動の序章の序章が始まっていたのだと思います。

少し長くなってきたので、
次回はドイツにいながらどうやってスクールを選んでいったのか
そのあたりについて書きますね。

最後までお読みいただきありがとうございます。





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