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整理整頓が苦手だった私が身につけた「物の捨て方」

わたしは昔からあまり整理整頓が得意ではないんです。実家に住んでいた頃は特にひどくて、机の上には物が散乱し、床にまで物が散らばっていました…。

整理整頓の中でも、まず「物を捨てること」が苦手でした。

物を減らそうと思っていても、「勿体無いし、いつか使うかな。」という気持ちが出てきて、一向に減りません。そして「勿体無い」と残したアイテムに囲まれていると、自分にとって本当に大切なもの、必要なものが分からなくなっていました。

そんな状態だと、やっぱり気持ちが十分に満たされず。次々に新しいものに目がいき、物を買ってしまうという悪循環に陥っていました。

物を減らすわたしなりの「ものさし」

①物としての魅力度 ②今の生活への貢献度

この二つの視点をものさしとして、物と向き合い、捨てるかどうかを考えるようになってから、随分と物の取捨選択がスムーズになりました。

物と向き合い、物が減ってくると、自分の「一番好きなもの」の輪郭がはっきりとしてくるので、心も満たされるようになります。

そして、今の自分にとってどんなものが必要なのかしっかりと把握するようになったので、買い物の失敗も減ってきました。

物と向き合えば、物が減るサイクルが回り出す

ここからは、定期的に行う物の見直しの流れを紹介してみます。

まず、見直すときはカテゴリやエリアごとに行うのがおすすめ。例えば、キッチンのこのエリア!寝室のこの棚!など。

判断するのは意外と疲れるので、まとめてやってしまうとヘトヘトに…。めんどくさくてやらなくなるのを避けるためにも、少しずつ進めるようにしています。

STEP1|「物としての魅力度」で判断する。

整理する場所を決めたら「物としての魅力度」のランクをつけていきます。こんまりさんの言葉を借りるなら「ときめくもの」です。

ここはもう直感に任せて…と言いたいところですが、わたしはこれをやり始めた当初、自分がときめくものがあまり分かりませんでした。お気に入りがなかったんでしょうね…(汗)

そんな時は、「見ていて心地よくないな」という視点で見てみるのがおすすめ。

ノリで買って、なんとなく使っているもの。デザインが気に入っていないけど使っているものなど。

心地よくなくて、あまり使わないものは、捨て候補。心地よくないけど、よく使っているものは、買い替え候補。というふうに分けていきます。

STEP2|「今の生活への貢献度」で判断する

「今の生活への貢献度」で判断していくと、意外と不要なものが見つかります。住む人数、職場環境、家族の環境の変化などで生活スタイルは変わっていくもの。

必要なものが増える分、もちろん不要なものも出てきます。

例えば、わたしは大学生の時から使っていたボールペンがたくさんありました。でも社会人になってからはPCでメモを取ることが多く、使わないのに長らく保管していたんです。

お部屋中を探してみると、意外とそんなアイテムがたくさん。今の生活に必要か?という基準で見直してみると必要ないものがたくさん見つかります。

STEP3|「勿体無い」の先を考える

上記の判断をしている中で、「でも、捨てるには勿体無い気もするなあ…。」という気持ちが出てくることがあると思います。

そんな時、勿体無いから一旦保管! と保管ボックスにそのまま入れてしまうと、物を捨てるまでに辿り着けません。なぜ勿体無いと感じるのか、活かしようがないか考えるようにしました。例えば、

勿体無い → なぜそう感じる? → 最近使っていないけど、デザインは気に入っているから。→ なぜ使わなくなったんだっけ? → 意外と蓋が重くてよく使うものは取り出しづらいから → じゃあ、あまり使わないものを入れておくようにしよう。

というような感じ。勿体無いと感じるものは、一度立ち止まって他の使い方、置き場所を見直してみるのも手だなと思います。

また、上記のように考えると、蓋が重いものはよく使う日用品には向いていないという学びも得ることができ、次回の買い物に活かして失敗を減らせます。

「勿体無い」の先を考えたら、「勿体無い」買い物が減るというサイクルが少しずつ回り始めたのです。

お気に入り、必要なものだけがある生活

不要なものを減らすことができるようになって気づいたことは、普段の生活に必要なものは、お気に入りのほんの一部だけだということ。

洋服もたくさんある中で着るものは意外と数着だったり、お皿も自然と手に取るものは決まっていたり。

物と一度向き合いはじめると、普段の物との付き合い方にアンテナをはるようになり、自分の行動への気づきが増えたような気がします。

そんなことに気づけるようになると、自分にとって本当に必要な物が把握しやすくなり、「これだけよく使う物だったら、奮発して長く使えるいいものを買おう!」と納得した状態でお金をかけることができ、結果満足度につながるな〜と実感しています。

物と向き合うことは、とっても地道ではありますが、考え方の癖をつければ意外とカンタン! 考え方や癖を変えて良かったなあと思えることの一つです。

それぞれ物への向き合い方は異なると思いますが、何か一部でも参考になれば幸いです。

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