<録画配信>イスラエル・アパルトヘイト週間、金成日流!市民運動のすすめ
先日(2021年3月21日)、グローバルに展開された「イスラエル・アパルトヘイト週間」の一環として、BDS Japan Bulletinもゲストをお招きしてオンライントークを行いました。ライブで参加して下さったみなさま、ありがとうございました。
BDS Japan BulletinのYoutubeにてトークの録画がご覧いただけますので、見逃した方や、友人におススメしたい方は下記リンクよりどうぞ。ついでにチャンネル登録もよろしくお願い致します!
イスラエル・アパルトヘイト週間 第1回ウェビナー #United Against Racism
「金成日流!アノ手この手の市民運動のススメ」
https://www.youtube.com/watch?v=y5KxTcn6JIA&t=1218s
今回のゲストスピーカーは、「がらくた茶房どるめん」を37年間経営された在日コリアン2世の金成日(キム・ソンイル)さん。指紋押捺拒否などの反外国人登録法運動のみならず、南アフリカのアパルトヘイトやイスラエルによるパレスチナの軍事占領にも反対し、クリエイティブな方法で抗議、連帯運動を展開してこられました。
怒りの抗議を行うのにもユーモアやエスプリを忘れない金さんの手法は、私たちがパレスチナの占領反対運動(その他どんな運動でも!)を行う際にも大変参考になるものばかりです。それでは、金さんが話してくださったアイデアの一部をここでご紹介します。
◎ナミビア産の闇ウラン密輸を告発し、それを使った電気をボイコットすることで生まれた暗闇コンサート。
◎ホワイトハウスのオバマ大統領(当時)へ直接郵便で送りつけるトマホーク(米国製の巡航ミサイル)、ならぬ超ローテク精密郵便型ピースミサイル「紙ホーク」はダウンロードして誰でも使える親切仕様。
◎在日コリアンの永住資格認定や指紋押捺制度の廃止を求め、外国人登録証明書を模して作った大人気商品、テレホンカードならぬ「テレ恨(ハン)カード」。これはかなり売れ、金さんの活動資金作りに大いに役立ったそうです。
◎反原発・反アパルトヘイトのメッセージを込め、ランチタイムに30分、43日間行った関電本社前のマラソンひとりデモ。「ひとりでも」やります、ということで始めたものの、実際には他の人も加わり一人の日はほとんどなかったとか。
◎市民グループとの話し合いを頑なに拒否する尼崎市長に抗議して、「両耳をふさいで市民の声を聞かない市長」像を作り、市役所に持ち込む?!
◎イスラエルが建設したアパルトヘイト分離壁を模した横断幕。イスラエル軍により2200名あまりのパレスチナ人が殺された2014年のガザ侵攻に抗議し、長さ22メートル=2200センチで作った横断幕は街頭デモで大活躍。
・・・などなど、金さんのアイデアは尽きません。その他のアイデアや詳しい話は、是非録画をご覧ください。
今回のイベントにライブで参加してくださった方からは、金さんの行動を見ていると、自分達もまだ何かできそうと希望が湧いてくるという声も出ました。私たちももっと頭を柔らかくしていろいろなアイデアを出し、行動に移していくことが大事だと思わされました。
最後に、本トークでも紹介され、指紋押捺拒否運動で金さんと長年一緒に活動されてきた、華僑2世の徐翠珍さんの半生を描いたドキュメンタリー映画「1985年 花であること」はDVDでお求め頂けます。(監督・制作:金成日、75分、2010年)
DVD(代金1000円+送料)を購入されたい方は、hanran9@yahoo.co.jp(金成日)までご連絡ください。予告編はこちら。
(Simsim)