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■前のページ(読めないでやってない?)


前のページで、
「おどるポンポコリン」の歌詞の並び替え問題を例にあげて、
書いたほうがめんどくさい
読んだほうがめんどくさくない」っていう話をしてきました。

だって「書く」1回分の時間で、「読む」を3回はできるよ。
おどるポンポコリンの歌詞、書いて覚えるの?

読んだほうがめんどくさくない。
書いたほうがめんどくさい。


どっちがめんどくさいか、そろそろ気づこうね!

読んだほうが楽だよ、っていう話をしてきたわけです。

楽というか、
書きはいったん気にしなくていい
そういう話をこのページではしていきます。


ーーーーーー


【そもそも書きをやらせすぎてる】


勉強っていったら「ペンとノートで書く」
というイメージは、みんなにあると思います。

ノートに書き、
ワークに書き、
テストに書くわけだね。

それで単語のスペルを間違えて、
✗をもらうわけだ。
スペル・・・。

あのね、
英作文で仮に
「将来僕は国を滅ぼして自分の国を作るんです」
なんて書いても、✗できないんだ。
英作文は「内容は関係ない」から。

でも、
スペルミス文法ミスは、
先生たちの大好物。
絶対に✗なんだから、ぜったいに✗!!!!!


・・・


でもね。
「私は子どもが好きです」
「昨日公園に行った」
「父は卵が好きじゃない」を


 I love childs.
(childの複数形は本当はchildren)

 I goed to the park yesterday.
(goの過去形は本当はwent)

 My father don't like eggs.
(父は三単現なので本当はdoesn't)


って書いたら、
本当に間違い???
本当に英語が分かってない???


・・・


ちなみに上のようなミスは
「英語で育つ子ども」もよくやるようです。
まだ完璧じゃないんだね。

それでも言いたいことは分かる。
その子どもの会話を止めてまで、訂正するべきかな?

テストで

 I love childs.
 I goed to the park yesterday.
 My father don't like eggs.

って書いた人は、
基本のルールは分かってて、
何が言いたいかは、ちゃんと表現できてる。

これを、スペルミスだとか、
文法ミスだと✗したら、
この人は「よーし次はがんばるぞー!」って思えるかな。

なんないよ。
きっと英語がきらいになる
「わたしは英語がにがてなんだ」と思うようになる。
その気持ちが強くなれば、
「わたしはだめだ」とすら思っちゃうかもしれない。

‥‥childsって書いただけで?


・・・


「I love children」だって、
「I lave chirdren」って書いても、別によくない?
基本的な勉強はできてるって言ってよくない?

自転車に乗れたばっかだから、まだ不安定なだけ。
自転車はそのうちスムーズに乗れるように、
やっていくうちに、loveもchildrenも絶対に直るよ。

でもそれに✗をする。
むしろ「先生が✗を探すためのテスト」になってる。
なんだそりゃ。


・・・


中1の1学期の英語の授業を思い出して。
中1の1学期は、まだ文法をあまり教えないんだ。

何を教えてたっけ。
フルーツの名前、動物の名前、文房具の名前、スポーツの名前・・・。


 apple orange grapefruit pear
 dog cat rabbit elephant horse goat
 pencil eraser chalk scissors
 soccer golf basketball volleyball snowboarding


太字のところは、その後中学の英語でほとんど出てきません。
でもまずめっっっっちゃ教えられる。
中1はまだみんな比較的真面目だから、頑張って覚える。
でも、その頑張りはその後ほとんど無意味になる。

英語を、このサイトを使ったり、
その後ちゃんと勉強した人なら、
英語って、暗記というよりは、
与えられた文法で言葉を解読していく、
パズルやゲームやクイズに近い感じすらあるのが、分かると思います。
(そんなふうに楽しく思えたら勝ち)

なのに、中1の一番やる気のあるときに暗記だけさせる。
そしてスペルを間違えたら?
もちろん✗だ。
やる気は、失われる。

しかもやる気あるときに頑張って覚えたその単語は、
2学期以降のやる気が薄れるときには特に役立たない。

なんでそんなことすんの?
もし、やる気のあるうちに、
ちゃんと英語のスタートから教え始めてたら。
1度も苦手にならなかった可能性すらあります。

曜日や月もむずかしいよね。
Wednesdayとか、Decemberとか。
でもそんなの、もっと後だっていいじゃん。
本当に必要になってからでいいじゃん。
そう思ってます。


・・・


だからね、
強い言い方をすれば、
教科書や先生によって「苦手にさせられてる」とすら思います。

この「勉強できようサイト」は、
勉強が苦手な人のためのサイトだ。
悪いけど絶対こっちのほうが早いし、短いからがんばれると思う。

そのために作ったから当たり前なんだけど、
もし学校がもっと分かりやすくて、みんな苦手になってないなら、
このサイトは作らなくてもよかったはずです。

あらためて、
前のページの並び替え問題。

「おどるポンポコリン」の並び替え問題

 (ピーヒャラ/おどる/ピ/ピーヒャラ/ピーヒャラ/お腹がへったよ/ポンポコリン/パッパパラパ/ピーヒャラ)

これ、書いて覚える?
ノートに10回書いたら、なんかいいことあるのかな。
10回歌えばいいじゃんね。そんなの1、2分で終わるよ。

なのに、スペルミス、文法ミス優先で、
「書き」を重視しすぎてる。


「ピーヒャラ ピーヒャラ パッパパラパ ピーヒャラ ピーヒャラ おどるポンポコリン ピーヒャラ ピ お復がへったよ」


を、
本当に✗にする?(お腹の漢字を間違えてる)

でもちゃんと歌えてるのに。
ただ漢字が間違えただけなのに。

と、このサイトでは考えています。


ーーーーーー


【書きは後回し】


ということで、
このサイトでは「書きは後回し」をオススメしてます。
英語はね!(数学は書け)

このサイトで、
暗記をさせてるページが2つあります。


□不規則動詞のおぼえかた

□I my me mineのやつ


このどちらでも「書きは後回し」って言ってる。
とにかく読みまくって、歌を覚えるように、
フレーズで、口で、体で覚えたほうが絶対に楽です。

そこまでやって、全部言えるようになったら、
実は、半分くらいは書けるようになってるはずだよ。
何度も見てるんだから。

で、全部言えるようになって初めて書きを試してみて、
書けないのをちょっと練習すればいいだけだ。
こんなふうにね。

その場でササッとやればいいだけ。
またつまづいたら、またササッとやればいいだけ。
「全部の単語20回ずつ書く」なんて、もうやんなくていいからね。
書けないのだけ、書けるまで書けばいいだけだからね。


ーーーーーー


ということで、
学校の全部、先生の全員が悪いわけじゃないけど、
英語の進め方はめっちゃ変だと思ってます。

困ったら、
いったん教科書のことを無視して、
このサイトでめっちゃ頑張ってみて。
(教科書の文法を選んでやってみてもいいよ)
大事なところだけだから、最速で身につくはずです。
応援してるね。



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