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y=ax²の式の決定/グラフの読み取り(グラフ→式) 【二次関数】

[前のページ]二次関数のグラフの描き方(式→グラフ)


前のページでやった二次関数の式→グラフ
めんどくさいところもあったけど、
やり方自体はそんなでもなかったね。

だからこのページではグラフ→式をやらないとね。
ただその前に式の決定をやっておきます。
つまり二次関数を求めます!

で、二次関数ってなんだっけ。


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【二次関数の式の決定の基本】


二次関数は

とにかくこれでした。
y=ax²
大事な文字は「」だったよね。

一次関数はy=ax+bで、
文字が「a」「b」の2つあるので面倒だった。
でも中学の二次関数は「a」だけ。
なので意外と簡単です。

 yはxの2乗に比例し、
 a=3のとき、yをxの式で表しなさい。

と言われたとします。

yはxの2乗に比例し」って言われたら、
二次関数(y=ax²)だと思ってください。

だからすぐに

と書きます。
それで「a=3」なんだから、代入して

これでもう答え。
これが基本中の基本です。


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【二次関数の式の決定】


でもここまで簡単な問題はあまり出ない。
実際はこんな感じです。

 yはxの2乗に比例し、
 x=3のときy=18です。
 yをxの式で表しなさい。

でも同じ。
yはxの2乗に比例」なんだから、まずは

こう書くのはいつも通りです。

そんで「x=3のときy=18」なんだから、
(3,18)ってこと。
そりゃあ代入です。

(一次関数の式の決定のところでも書いたけど、
 最初に「y=ax²」と描くのは絶対やる。
 扱う関数は「二次関数だけじゃない」から。
 比例も反比例も一次関数もある。
 最初に書いておけば、見ながらできて楽だし、
 毎回書くクセが付いてれば、
 「y=ax²」を忘れるミスもなくなるからね)

代入したら、そりゃあ計算だよね。

こういうふうに、
方程式は「そのままひっくり返す」ことができる。
(x=3は3=xだからね)

aが左のほうが楽だよね。
そのあとももちろん計算。

a=2」が出たから「y=ax²」に代入で答え。
これが式の決定の基本です。

(方程式自体が苦手な人!
 それだといくら関数ができようがミスします。
 一番の土台の計算なので、
 ミスなくできるようにしといたほうがお得だよ)

(どっちも(特に下は)めちゃめちゃオススメです)


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【二次関数の式の決定②】


次の問題。

 yはxの2乗に比例し、
 x=2のときy=-12である。
 x=-3のときのyの値を求めなさい。

今度は「yをxの式で表しなさい」じゃない。
なんか「yの値求めろ」とか言われてます。

でも、式は求めないとどうにもならない。だから

 yはxの2乗に比例し、
 x=2のときy=-12である。

 x=-3のときのyの値を求めなさい。

まずはこの前半だけを使って、式を求めます
(つまり最後の行はいちど無視します)

y=ax²」って書いて(2,−12)を代入ね。

計算の結果「y=−3x²」と出ました。
これは答えじゃない。けど必ず必要です。

じゃあやっと

 yはxの2乗に比例し、
 x=2のときy=-12である。
 x=-3のときのyの値を求めなさい。

最後の行の番だ。

そのあとでやっと
「x=-3のときのyの値」ってことは、
さっきの式に「x=-3」代入だ!

という感じで答えになります。
まとめるね。

ということでした。

同じ問題の続きで

 y=-48のときのxの値を求めよ

というのもやってみよう。
ここでは2次方程式の知識が必要です。

苦手だと思ったらやってきてね!大丈夫だから!

二次方程式の解き方で、これで答え。
「±」で2つとも答えです。
全部まとめます。

式を求めて、それぞれ代入しただけ!


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【なんで答えが1つだったり2つだったりするのか】


ちょっと余談です。

 xを代入したら、yはひとつ。
 yを代入したら、xはふたつ。

だったね。なんででしょう。

さっきの「y=−3x²」に「x=-3」を代入、
っていうのは

こういうこと。
y=−3x²」に「y=-48」を代入だと

こういうことです。
yを代入するとふたつある理由が分かるかな?
余談だから気にしなくてもいいけどね。
分かったらうれしい。

ちなみに「x=-3」「y=-48」については
一次関数の面積問題の【x軸y軸】の解説だけでも読むと、理解が深まると思います。

余談でした!


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【二次関数 グラフ→式】


一次関数 y=ax+bでは一番初めに
式→グラフ」「グラフ→式」をやったよね。
これがとにかく大切でした。
だって関数ってグラフのことだから。

だけど二次関数では「グラフ→式」はまだ。
実は「式の決定」の後だと楽だったからです。

やってみようね。

1マスで1進む方眼紙に放物線が描いてあります。
y=ax²」ということだね。

一次関数のときと同じで、
どこかきれいな点(方眼紙の交点を通ってる点)を探します。

今回はここを見つけました。

ここは(2,2)だね。
ということは、代入すればいいってことだ。

何に?
y=ax²」に。

ちゃんと最初に「y=ax²」って書くことね。
これで答えでした。


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このページはここでおしまいです。
一次関数より楽なのが分かったかな。

一次関数は「a」と「b」の2つが未知数だから、
2点求める必要がありました。

だけど(中学の)二次関数は文字が「a」だけ。
だから1点探すだけで式が出せたね。

練習問題は2問だけ。
特に1問目はやってない気がすると思うけど、
絶対にできるから落ち着いて、よーく考えてね。

[練習問題](答えは下)


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二次関数(変化の割合)


[答え]

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