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オススメの英語のテキスト
■前のページ(中学英語と高校英語の違い)
前のページで、こんなことを話しました。
「中学英語」を、
ちょっと広くして、
ちょっと深くしたのが「高校英語」
【英語を勉強するときは】
・やり方を間違えないこと
・無駄なことをやりすぎないこと
・浅く広く、全体像を早くつかむこと
なので、
浅く広くやるには、
(大学受験生などであっても)中学英語はとっても有効です。
という話だったね。
・・・
この勉強できようサイトは、
中学英語を題材に、本当に大事な幹だけを定着できるように作っています。
(もくじをぜひ見てみてね)
なので、
困ってる中高生も、
やり直したい大人も、みんな安心して使って大丈夫です。
ーーーーーー
【オススメのテキスト】
で!
このサイトを使おうとしてくれてるとして、
「もう少し練習がしたいんだけどな」と思ってる人向けの、
オススメのテキストの話をします。
でもその前に。
ーーーーーー
【英語の勉強でみんなが油断してるところ】
英語の勉強といえばやっぱり
「単語」と「文法」です。
たいてい塾にいくと、
「文法」を習うのが基本です。
で、「単語」は宿題で出されます。
4月入塾の人は、
夏までに文法終わらせようね、なんて言われながら、
9月になっても終わらず、
結局11月頭くらいに一区切りがつくことも多いです。
そこから何をするか。
「過去問」です。つまり「長文」だ。
いよいよ入試が近いから、過去問やろう!がんばろう!!
・・・
英語は、
なんだかんだこうなってる人が多いはずです。
でも、
これを疑ってます。
英語は「単語」と「文法」だけやって「過去問」?
じゃあ、
サッカーは「パス練習」と「シュート練習」だけして、
いきなり「トーナメント戦」がいいと思う?
じゃあ、
ピアノは「音楽記号」覚えて「音階練習」だけしたら、
いきなり「コンクールの曲」でいいと思う?
それはないよ、
って思わなかった?
それはないよね。
じゃあなんで英語は、
「単語」と「文法」だけやって「過去問」やるんだ。
・・・
サッカーで「パス練習」と「シュート練習」の他に必要なのは、
まず「ミニゲーム」みたいなことだったと思います。
試合でしか分からないことがあるはずだよね。
こっちに敵がいるときは、こう動くとダメなんだとか。
ピアノで必要なのも「音階練習」だけじゃなくて、
「簡単な曲」を練習してみることだよね。
無機質な音階練習と、曲は全然ちがう。
こういうときはちょっと溜めて弾くといいんだな、とか気づけるはず。
じゃあ英語だって、
「過去問」の前に「ミニゲーム」的な勉強をしといたほうが、
やっぱり良さそうだよね。
・・・
つまり、英語に必要なのは
「単語」「文法」「読解練習」だと思ってます。
単語と文法だけでは、無理だと思っていいと思う。
いきなり過去問の長文はむずかしいから、
ミニゲーム的な「読解練習」をして、
「長文ってこうなんだ」「howeverの使い方ってこうなんだ」
とかをひとつひとつ体で覚えていくのがいいはずです。
徐々にレベルをあげてったほうがいいってこと。
大人であってもね。
・・・
じゃあ、そういう
ミニゲーム的な「読解練習」に使える、
大学受験用のテキストはないかな?
って、ジュンク堂っていうデッカイ本屋で全部見てみました。
なかった。
探したのは数年前だけど、
その時点ではひとつもなかったです。
理由はただひとつ。
「無駄に難しすぎる」こと。
・・・
大学受験用の長文コーナーに行くと、
「初心者」「中級者」「上級者」みたいに
レベル別になってるテキストもたくさんありました。
でも全部ダメだった。
初心者用の、最初の長文で、
「知らない単語」「覚えないと使えない熟語」「まだ習ってないだろう文法」そんなののオンパレーーーーーーード。
え、サッカークラブの小1のミニゲームで、
いきなり「障害物」置いたり「強豪校の敵」を用意したりする?
ピアノ習いたての人の最初の曲で、
いきなり「テンポが変化」したり「指の難しい」曲をやらせる?
・・・
わかるよ。
初心者用の長文のテキストは、
「復習を何度もすればちゃんと身につく」
というコンセプトもあるはずってこと。
でも、バカじゃないかと思う。
苦手な人なめんなと。
ちょっと分かんないだけで、やる気なんて、すぐなくしますよと。
テキストは、
7、8割分かるかな?くらいのレベルのものがちょうどいいはずです。
やる気を落とさず、ズンズン進んでいけるから。
ということで、
いいテキストはひとつもありませんでした。
・・・
ただひとつだけ。
大好きなテキストがあったんです。
教える仕事をしてると、
どのテキストにも少しは不満が出てきます。
(本当は少しじゃなくて結構)
なんでいきなりこの問題なんだよ。
なんで先にこっちやっちゃうんだよ。
今その問題いらないよ。
そんなのばっかり。
自分が作ったわけじゃないから仕方ないね。
だけど、その大好きなテキストは、
初めて一個も不満を感じなかった。
その上、理想よりずっとよかったんです。
そのテキストが「くもんの中学英語リーディング」。
(赤い英文法の本もあるけど、この青いリーディングの本がオススメです)
・・・
このテキストは、
まず文法ごとに「たった2行の長文」が4つずつ出てくるの。
まさに「ミニゲーム的な読解練習」だね。
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2行で効果あんの?
って思うかもしれないけど、
今まで大学受験生に試して、全員読解がうまくなりました。
たった2行でも、ちゃんと練習になってるんだよね。
そしてその文法別のが40、
そのあと短めの長文が30あります。
・・・
このサイトとくもんは完全に対応してるわけじゃないけど、
このサイトで文法練習して(こっちのほうが簡単)、
そのあとくもんでその文法の2行の長文練習すると、
めちゃめちゃ効果があるはずです。
ちなみにこのサイトも、
無駄に難しい単語は入れないように気をつけてるよ。
その文法だけがちゃんと理解できるような英文にしてます。
なので、全部読めるようにしちゃおうよ。
このサイトもくもんも。
そしたら、そのへんの高3より読めるようになるはずです。
学校のワーク的な、
ただ穴埋めをひたすらするような文法問題はやらなくていいよ。
だって英語は、「書いてあることが読める」が一番大事なはずです。
どうしてもやりたかったら、
この勉強できようサイトとくもんが大丈夫になったらでいい。
このサイトとくもんは、1個も分からないところがなくていいくらい。
そのぐらい、この2つは信頼していいと思います。
しかもくもんは音声が無料で聞けます。
ぜひ聞きながら、読みながら練習してみてね。
ーーーーーー
【単語のオススメ】
「文法」は、この「勉強できようサイト」
「読解」は、「くもんの中学英語リーディング」
じゃあ「単語」は? って思うよね。
ちなみに単語は、
中学レベルであれば、
このサイトと、くもんで自然に出てくるもので大丈夫です。
全部読んで訳せるようにするわけだから、
中学用の単語帳はやらなくて大丈夫。
・・・
じゃあ高校や大学受験以降のオススメ。
それは「システム英単語(Basic)」です。
実は僕は、暗記がめっっっちゃくちゃ苦手。
漢字も苦手です。
だから単語の暗記はとっても大変だったんだけど、
流れ流れて「システム英単語」に行き着きました。
・・・
シス単のいいところ。
それは「単語が出るカタチでフレーズで載ってるところ」です。
受動態でよく出るのは、受動態で載せてくれてる。
withとよく使うやつは、withと載せてくれてます。
つまり、ちょっと熟語帳も兼ねてるってことだね。
□苦手だった単語帳①
一番普通のやつ。1問1答形式の。
まったく覚えられなかった。あと無駄にむずかしかった。
□苦手だった単語帳②
長文の中で覚えさせられるタイプ。
これはいいぞ!と思ったけど、
単語帳が必要なくらいのレベルの自分は「読解力」もなかったんだよね。
だから理解できない。
理解できないってことは、丸暗記をしなくちゃいけないってことです。
これも結局挫折しました。
・・・
でもシス単は、文にも満たない、
必要な範囲だけのフレーズを載せてくれてます。
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このフレーズをひたすら連呼する。
下にある「単語の部分」はやらなくていいです。
上にある「水色のフレーズが載ってるところ」だけを、
「英語→日本語」ができるようにひたすらやる。
・・・
ちなみに、
「システム英単語」と「システム英単語Basic」があります。
簡単に言うとこんな感じ!
■システム英単語
1章・2章・3章・4章・多義語
■システム英単語Basic
0章・1章・2章・多義語
「1章」「2章」は同じなんだよね。
なのでBasicでも全然大丈夫です。
大学受験の「共通テスト」レベルなら、
1章まででもかなり対応できる。2章までやれば結構大丈夫。
(共通テストは、単語力より読解力を問うテストだからです)
なので、単語力に不安な人は、Basicを選んでやってみてね。
できれば、どうにかフレーズを音声で聞きながらやるのがいいです。
(僕はずーっと移動中聞いてました)
システム英単語は、音声がCDかアプリで別売りなのが正直不満です。
もうCDは、持ってる人少ないもんねえ。
アプリも、それ専用で登録が必要なのがちょっと面倒です。
くもんみたいに、無料でやってくれたら最高だな。使いやすいのが一番。
本の値段200円上げてもいいから。
シス単の人ー!よろしくお願いします。
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ということで、
2つのオススメ、くもんとシス単でした!
英語にも「ミニゲーム的な読解練習」が必要なはずだって話、
忘れないでね。
■総復習のための英文一覧
(最終的にこれを全部訳せるようにしよう)
■もくじ(全ページに飛べます)
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