ブレーメン

三福エンターテイメントさんとマツモトクラブさんがナルゲキで行ったツーマンライブを配信で観た。演劇とお笑いが見事に融合しており、三福さんが涙を流してこういうのがやりたかったと言ってたのがとても印象的だった。また、高校生の頃の自分に認めて貰えたとも。

各々の学生時代は皆どうだったのだろう、多分夢を持ってずっと日々を邁進する人なんてきっと少数で、大体の人は何となく興味を持った内容で進路を決めて大人になると勝手に思ってる。進路先に入ってからやりがいや目標を見つけるパターン。自分の能力や周辺の環境や人間関係と折り合い、妥協点をみつけて現状がちょっと今がよくなればいい、もしくは維持するといった感じで過ごしているのではないか。別にそれは悪い事でも何でもなくて凄く真っ当で素晴らしい事だと思う。もっと褒められるべき。あなたは凄く偉い。

夢、目標、日常や仕事の報連相、何でもいいが、誰かに何かを伝えるのには凄くエネルギーが必要でそのエネルギーを作るのにもエネルギーが必要で、どこかのタイミングでもういいや、となってしまう。自分のエネルギーをぶつけた所で、相手から見当違い、的外れもいい所な別のエネルギーをぶつけられたりしたら堪えるし。

私は非常に細かい人間なので、エネルギーをぶつけて「こいつねぇな」ってなった瞬間に心の扉を閉めて鍵をかけシャッターも下ろして本日の営業は終了しましたの貼り紙を掲示し、浅い話だけをする様に心がけている。ごく稀にそのシャッターが開く事もあるが、勿論シャッターを締めた相手は自分になんて興味無いし、エネルギーをぶつけてもシャッターが弾き返すので平穏を保つ事が出来ている。きっとそんな対応をするのは10代の橋口少年がまだトガり散らかしてるせいだろう。いつか丸くなるだろうか。

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