過去の自分との交換日記5〜産院ジプシー
当時、ニュースでも取り上げられていた産婦人科の医師不足。
お産の時に何かあった場合医療訴訟される事が多いから、
というのも理由のひとつだったそうで。
巨大なお腹抱えての産院探しは時間と労力を使うのでかなり疲弊したもので...第4希望まで考えておいてよかった。笑
ちなみに、お腹の赤ちゃんとのコミュニケーションは日常茶飯事。
お散歩しながら「今日はいいお天気よー」とか、
食事のときは「今からみかんを食べるよ。すっぱいよー!」などと声をかけていた。
キック力の強い子だったのでリアクションも楽しかった。
四六時中ポコポコと蹴ってくるので
私は声をかけながら蹴られた部分を軽ーくポンポンと叩く。
すると赤ちゃんもポコポコと返事をする...という
所謂『キックゲーム』が私たちの日課になっていた。
いつも一緒の私たちはとても仲良しで、
おしゃべりも弾み笑顔が止まらなかった。
お散歩をしながら、
おしゃれなカフェでランチをいただきながら。
ワイヤレスマイクも無い時代。
たったひとりで笑いながら話している妊婦に向かって
時おり気の毒そうな視線が刺さったのは言うまでもない。
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