用語集: 「p波」 <ー 地震用語です
今回は地震の「p波」についてコメントをさせて頂きます。
基本的に地震は「p波」と「s波(下記参照)」があります。
「P波(Primary wave)」: 地震波の一種であり、最初に地震源から発生し、地球内部を伝播する波です。P波は弾性体(地球)内を圧縮と膨張の波動として伝播します。
P波は固体や液体を通過することができ、比較的高速に進みます。速度は地質の性質によって異なりますが、一般的には秒速6〜8キロメートル程度です。P波は地震源から放射状に伝播し、地震の初期段階で感じられる最初の揺れとして地震の到来を告げる役割を果たします。
P波の特徴的な振動は、地表面に垂直な方向に伝わります。このため、地震発生時に建物が前後に揺れるのを感じることがあります。P波はS波(Shear wave)や地殻面波(Love waveやRayleigh wave)と比べて比較的低い振幅を持ちますが、地震計などで観測される最初の揺れとして重要な情報を提供します。
P波の速度と振動の性質は地球内部の物質の性質によって変化し、地震学者がこれらのデータを利用して地球の内部構造を解明するのに役立てられます。
地震s波: ↓
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