行動心理学: 「クレショフ効果(Kuleshov Effect)」 CM / Web サイト上でも結構使われていますね
今回は「クレショフ効果(Kuleshov Effect)」について見て行きたいと思います。
「クレショフ効果(Kuleshov Effect)」: 複数の画像(映像)を並べた場合、画像間になんの関係がないにも関わらず、無意識にそこ前後関係を連想してしまうこと、もしくは特定の意味があるように考えてしまうこと。
この効果はあちらこちらの広告、ニュースでも目にしますね。
クレショフ効果の由来は、旧ソ連の映画理論家レフ・クレショフ(1899~1970)さんだそうですが、こんな実験をしたそうです。
1. スープ皿の映像+ロシアの俳優イワン・モジューヒンのクローズアップのカット ー> 観客の感情: イワン・モジューヒンさんは食欲・空腹を感じている
2. 棺の中の遺体の映像+ロシアの俳優イワン・モジューヒンのクローズアップのカット ー> 観客の感情: イワン・モジューヒンさんは悲しみ・落胆を感じている
3. ソファーに横たわる女性の映像+ロシアの俳優イワン・モジューヒンのクローズアップのカット ー> 観客の感情: イワン・モジューヒンさんは欲望・性欲を感じている
と言う結果を得たとのことでした。
分かりやすい例では、「製品のCMである曲がバックグラウンドでながれしばらくたつと、バックグラウンドで流れている曲を聞くとその商品を連想する」というのが具体例です。 俗に言う「認知バイアス」がかかっている~ ですね。
これを応用すると、米国で選挙運動中に関係もない写真と候補者をコラージュすると印象が悪くしたり、よくしたりすることが出来ます。
近隣諸国では、安倍政権時代にナ チ の写真とコラージュされた例が分かりやすいかと思います。 つまるところ世界へ向けて日本を悪い方向への「クレショフ効果」を狙ったということですね。
成功したかどうかは、別問題です(笑)。