用語集: 「フェード現象」 <− 車、事故の原因
今回は「フェード現象」についてコメントをさせて頂きます。
2022年10月13日に起きた、観光バス横転事故(1人死亡。6人大けが)の原因がもしかすると「フェード現象」ではないかと言う話が流れています。
では「フェード現象」とは?
「フェード現象」: 下り坂でブレーキを多用しすぎた時に、最初はブレーキが効いている状態から、段々と効かなくなり最終的には全く効かなくなってしまうという、重大な事故にもつながる原因ともなる現象です。
原因:
摩擦材に含まれているゴムが過熱されて、耐熱温度を超えてしまうほどブレーキパッドが過熱されていくと、摩擦材が分解されてガス化し、ブレーキローターとブレーキパッドの間に、加熱されてガス化した摩擦材が入り込み、ガスの塊が潤滑材となり摩擦力が発生しなくなるため。
「フェード現象が起きてしまったら?」: とりあえず、エンジン
ブレーキを多用し、ブレーキパットを冷やす。
「フェード現象を防ぐには?」:
1.ブレーキは、短く強く踏む。
2.フットブレーキは多用しない
3.エンジンブレーキを利用する。マニュアル車の場合は3速や2速にギアチェンジ、オートマ車ならシフトレンジを3や2、場合によってはLレンジに入れる。 この状態でアクセルを踏まなければエンジンに燃料が行かず、エンジンの回転が下がり、自然にスピードは落ちるはずです。
などが考えられます。
私も、車を運転します。
お互いに気をつけましょう。
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