ハローワーク / 求人用語翻訳集: 「残業やり放題: 労働基準法41条適用外」 <ー 労働基準法41条 続編
今回は「残業やり放題: 労働基準法41条適用外」についてコメントをさせて頂きます。
残業制限~。
と世の中では叫ばれていますが、根拠は労働基準法41条にあります。 この条項で制限が記載されているからです。
ただし、この労働基準法41条が適用外の職種もあります。
消防、警察、警備などなど。
つまるところ、火事や重大事件が発生しているのに「残業できません」ので失礼します、とはいかないからです。
で、おもしろいのは警備会社には2種類あり、求人広告をみると、業務時間を大幅に制限しているところがあります。最初は、労働者思いだと思っていましたが、最近気づいたのは単にこの例外規定を知らないだけなのではと思ってきました。
警備の職業は基本最低賃金、少しは残業でもしないと生活が成り立たないのにです。
知っているとこは、求人広告にそんな特別な内容はありません。
従い、もし警備業に応募するのならそのあたりを考慮に入れたほうが良いと思います。
なお、笑えるのは、こないだまであれほど「残業時間の極端な管理」といっておきながら、世間からこの件について聞かれなくなったことです。
恐らくですが、現実的でない事に気づいたからだと思います。
そもそも、A会社で週48時時間作業をしたとして、Bの会社で10時間作業をアルバイト的に行ったとした場合、Bの会社の作業は残業制限に引っ掛かるわけですが、そんな管理をだれができるのですか?
作業している本人がBの会社にAの会社の申告をしなければBの会社はA社での作業時間が分からず、B社の作業を残業として扱う事は出来ないでしょう。
作業している本人は、そんなことは公言しないと思われます。 確定申告の際も、税務署は労働基準監督署ではないのでそこまで見るとは思えません。
つまり、この決まり事は非現実的です。
_*_*_ 参考記事