行き合いの空
夏の分厚い雲と、秋のサラッとした鱗雲が交わる空を「行き合いの空」と呼ぶそうです。
先日テレビのニュースを見ていた時ふと耳にしたこの「行き合いの空」というワードが不思議とオシャでイケてるナウなヤングにチョベリグ琴線に触れ、そんな空の写真が撮れないかなーと思いながらここ最近過ごし、今日やっとスマホのシャッターを下ろせました。
夏と秋の雲は、シンプルに湿度と気温の関係で違いが生まれるそうです。
夏は湿度が高く地表と上空との温度差も大きいため、湿った空気が持ち上げられモクモクと雲が育ち、ラピュタが隠れられそうな入道雲や湿度を帯びたでっかい雲が低い空に出来上がる。
対して秋は比較的乾燥していて上空との気温差も少ないため、上昇気流が発生しづらく雲もフワフワした感じになる。水蒸気が凝結するくらい上空までいかないと雲ができないから、「秋の空は高い」なんて言われるんですね。
と、グーグル先生が言ってたことをザックリと要約しました。
仕組みがわかると空の見え方も少し変わってきて楽しく感じます。
本当はもっといい感じにオシャレにまとめたいい感じの記事を書きたかったのですが、「行き合いの空」についてグーグル先生に聞いてみると、空を人の心模様に喩えた素敵な記事がそれはそれは溢れてきます。僕がいちいち書くまでもなく。
シンプルな言葉で胸の奥までスッと入ってくる素敵なコラムだなあと思いました。
心の移ろいは日々自分の中でもテーマとなっている分野です(先述のコラムとは意味合いがかなり違ってると思いますが……)。
人の言葉に数えきれないほど一喜一憂を繰り返し、その都度心の模様を変えながらこれまで生きてきました。でもきっと大半の人がそうだと思います。
自分に関してはここ数年、夕立と大雪と酷暑日が1ヶ月の中で何度も訪れるような不安定さで本当に疲れていました。
でも自分だけでなく、身近な友人や久しぶりに会った友人も、気がついたらその心模様を大きく様変わりさせています。
感情を空模様にのせることはあっても、本人以外には言葉にしてもらうなり表現して伝えてもらわないと知り得ない情報なので、本当に難しいなと思いました。一目でそれと解ればもう少し楽になる気もするんですが、そんな簡単にはいかないですよね。
夏と秋のすれ違いを伝えてくれる行き合いの空、すれ違った季節の先で、自分を含めみんなにいい空気が入り込む事を期待したいです。
さて、東京はまだまだ暑い日が続いています。9月中はずっと暑いそうです。マジかよ……。
陽が落ち始めると少し風が爽やかになり、徐々に秋の気配を感じられるようになりました。みたいな言葉が気のせいじゃなく、実感として感じられる日がなる早で来てほしいです。
本日も最後までお読みくださりありがとうございました。
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