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N4書房日記 2022 0428-0515

0428

「発言集成」の購入者のうち、およそ半分は初めてN4書房の本を買った人らしいので、これまでに出した本の目次を並べた冊子を作って、今後はなるべく本と一緒に送ることにする。



0429

「発言集成」の項目AからZまでの解説を書き始めてみると、我ながら関連性のあれやこれやが面白く、書いていて楽しい。これから解説を読む人には「そうだったのか!」という驚きを存分に味わってほしい。



0430

少しずつ購入者の感想が増えてくる。自然に感想が増えて、良い評判が広まればもちろん嬉しいが、あまり騒がれずに長く静かに広まってほしい。



0501

今日はインタビューの日。

昼過ぎから雨になった。あれこれ話題が散らかって三時間半になる。価値のある、よいお話を記録できて良かった。

帰りに傘をさして歩きながら、

「今度、オークションもしましょうよ」

「やりましょう」

と、話が即座にまとまる。



0502

昨日の興奮で頭に余熱が残っている。正式に新刊刊行イベントの内容や日程が決まったので、予約券を販売する準備をする。テーマは「1976年」。


「ジャズ批評」がヴィブラフォン特集号だったので買ってみたら、創刊号以来55年の歴史で初めてだという。自分がこの楽器を意識したのは、90年ごろの「ホットドック・プレス」か何かの小西康陽のコラムだった。確かカル・ジェイダー、ジョニー・ライトルなどを挙げていて、表記は「ヴァイブラフォン」だったと思う。


夜は映画「手錠のままの脱獄」を観た。



0503

今日は何もしないぞと決心したのだが、14日の準備(配布物やその他いろいろ)で一日が過ぎてしまった。

オークションにはこれを出しますといくつか提示され、盛り上がりそう。



0504

明日から六本木ビリオンのイベントの告知を開始する。



0505

書店で「ショットとは何か」を買ったら福引を引けることになった。藤子不二雄キャラクターのシールと、かいけつゾロリのポストカードを貰った。


「ショットとは何か」は数字の表記方法が何通りもあり、自分だけが悩んでいる訳ではないと知る。一ページの中で漢数字、算用数字の縦4つ並び、算用数字の横2つ並びなどが混在している。講談社から出ている立派な単行本でこれだけバラバラなのだから、自分も自信を持ってバラバラにしたい。



0506

「えっ!」と声が出そうになる人がN4書房の本を買ってくれたり、イベントの予約券を買ってくれたりする。ちょっと予想の範囲をはみ出ている。



0507

「海外に送ってもらえますか?」という問い合わせが一件。

不可能とは言わないが、単に「海外」だけの問い合わせでは無理。

英語ならまだしも、言語すらわからない地域には送れない。

そもそも、

1.届いたかどうか

2.いつ届いたか

3.代金をどう回収するか

4.それをどう確認するか

などなど、難題だらけである。

海外にいる方は、「日本国内の家族や知人に代理で購入してもらう」という手が最も便利で楽と思われる。

もう一件、久々に「入っている筈のものが無かった」という問い合わせがあった。これは100%当方のミスなので、思い当たる方は遠慮なく早めにお申し付けください。



0508

久々に「ベレー帽と~」の01-05号まとめ買いのお客様が現れた。

し・か・も、「発言集成」も一緒なので、まとめ買いの新記録である。豪気だなあ。


今日でGWはお終い。



0509

オークションの出物一覧を作成する。なかなかすごい一覧表ではないかと感心する。



0510

イベントの準備として進行表を作る。資料をまとめて印刷しようとしたら急にプリンターが故障する。

「紙づまり」というエラーメッセージが出るのだが、中に詰まっている紙はない。仕方なく買い替えを検討する。



0511

昨夜遅く、というか今朝、牧村さんから話の概要を伺い興奮する。プリンターが直ったので、資料やアンケートなどを印刷する。



0512

昔の発言を流している山下達郎Botで、好きな作家として樋口一葉を挙げているのを発見した。自分は「たけくらべ」しか読んでいない。


―好きな作家は?

私は樋口一葉命です。ひたすら樋口一葉。全ての作品、日記まで読んだのはその人だけですね。(05)

―好きな本の題名と理由は?

樋口一葉の『にごりえ』が一番好きかなあ。理由って言われたって、好きだから好きだとしか言えない。(08)

— 山下達郎-bot (@tatsurotalkin) May 9, 2022



0513

「シン・ウルトラマン」を観てきた。

昔、大槻ケンヂは、ウルトラセブンがボーグ星人にやられる場面を見て性に目覚めたと何かで読んだが、今回の映画もまさしく長澤まさみのあれこれによって、小中学生男子の心内スイッチのいくつかをオンにしているだろう。

ウルトラシリーズ全般に言えることだが、カッコ良さや面白さのヴァリエーションを追求しているうちに、たまたま微妙な領域に入ってしまっていて、そこが面白い。



0514

今日はトークイベント「気分は1976年」の日。椅子を運んだり貼り紙を貼ったり、その後は開場して受付をして、二十数人分のお金のやりとりをしただけで目が回るかと思った。

その後はオークションの司会をして、お金を受け取るなど。大したことはしていないのだが、休みなく人が目の前に来ては応対する、その繰り返しが三時間ほど続いたので頭がフラフラ。話した内容はほぼ覚えているが、初対面の人とばかり話す機会はなかなか珍しい。

良かった点はアウトレット品が割と好評で、持って行った分はすべて買い手がついたこと、誰も気づかないようなミスのご指摘(鋭い)を受けたこと、ツイッターなどで何となく知っていた方を何名か確認できたことなど。


当日の品々


反省点はオークションの進行をもう少し改良できそうなので、よりシンプルに、より面白く、よりスムーズに、公正に、ゲーム性も含めて進めたい。


当日の様子


0515

昨日のご指摘を受けて調べ直し、購入時の注意書きを修正する。

結果的には「目次と出典一覧だけ訂正」「本文はそのままでよい」となった。


【シン・お詫び2】


目次(P.4)の記載は正しくは以下の通りです。

誤:A 「宝島」 1976年11月号  宝島社

  B 「ニューミュージック・マガジン」 1977年3月号



:A 「ニューミュージック・マガジン」 1977年3月号

  B 「宝島」 1978年11月号  宝島社



*出典一覧(P.186)も同様です。

本文はそのまま(印刷されている通り)で大丈夫です。

*いろいろと訂正が重なって済みません。



*この日記は半月~一か月くらいのペースで不定期に更新されます。


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