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出典解説P「散歩の達人」2015年5月号 交通新聞社


出典解説のPです。

P「散歩の達人」2015年5月号 交通新聞社

今回は雑誌「散歩の達人」の西荻窪・荻窪特集号です。


https://www.fujisan.co.jp/product/1281679558/b/1219978/

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牧村さんは見開き2ページの対談での登場、タイトルは「荻窪にロフトがあったころ」です。


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ごく短い対談なので、鉛筆で発言を四角で囲って、読んで意味が通じる箇所をいくつか選べば、作業としてはほぼお終いですが……。


しかし京都のライブハウス「磔磔(たくたく)」を「傑傑」としてしまっているんですね。実は雑誌の本文もこのように表記されていて、そのまま私が通してしまったのが原因です。「これは何か変だよな」という意識はありましたが「まあ、後で直すからいいや」という軽い気持ちでいたのです。


で、間違いは間違いなのですが「もともと原本が間違っています」と書くのも何ですし、「私だけが悪いのです」と書くのも何ですし。


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「だって牧村さんにもチェックしてもらってますし!」と逆ギレ気味になるのも変ですし、結局このような「後で解説を書く時についでにお詫びする」といった形に落ち着きました。皆さん、どうも済みません。


この「散歩の達人」以外にも、実は本そのもの、雑誌そのものの表記がおかしい、というケースは意外なほど多いものです。私も自分でZineを何冊か出してみて言えるのは、

「校正に完璧を求めるのは無理」

「Nobody's perfect.」

ということです。



【今回の推しフレーズ】


店のオーナーの平野悠さんは、単にライブを聴かせる店というより、もともとは吉祥寺の「ぐゎらん堂」のような場所を作りたかったと思うんですよ。夜な夜なミュージシャンたちが集まって、時には客と一緒に歌い始めるようなフリーな空間。当時、四谷の「ディスクチャート」にもそんな匂いがあったそうですね。常連客が集まってセッションするなかから、新しい音がどんどん生まれていった。僕がのちに関わることになるシュガー・ベイブも、店が終わってから行われていた深夜セッションに集まっていたメンバーが母体となって結成されたバンドなんですよ。おそらくは、そうした「何か」が生まれる空間を平野さんは作りたかったんじゃないかな。

(P02)




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