必要なものは
揺れを感じたら守るべきもの
BCP策定のお手伝いをしていると、業種などによって
揺れを感じたら守るべきものが変わってくることがわかりました。
揺れを感じたら
まず、身の安全確保です。
事務所や会議室なら机やテーブルの下に潜る。もし手元にヘルメットがあれば被りながらです。
よく質問されるのが、
「立ち仕事なんだけど身近に机とかないときどうすればいいの?」
この場合、安全な場所に移動(避難)するです。
事前に危険な場所と安全な場所を確認し、周知して
一度は地震発生を想定して、移動(避難)してみてください。必ず課題が洗い出されますので。
薬局ではどうでしょうか?
薬局内で一番危険な場所は、実は「調剤室」なんです。
薬品棚、重そうな調剤用テーブル、分包機、電子天秤、複合機などなど
震度6強の地震が発生すると倒れてくるものや
キャスター付きで重量が重いものは走り回ります。
調剤室から出ないとケガをします。
しかも調剤室は、出入口は一つですよね。
出入口が倒れた棚だったり、キャスタ付きの分包機などで塞がれてしまうと
避難できません。
薬品棚類の固定、キャスタ付きの分包機や複合機、電子天秤等は
確実に固定して
揺れを感じたら調剤室の出入り口まで移動です。
さて必要なものですが
揺れを感じたら一緒に守るべきものになります。
もちろん、身の安全確保が最も重要になりますが
薬局業務の再開で重要で必要なものになります。
小児科横のある薬局では、揺れを感じたら
電子天秤1台は確実に守るという事で
薬剤師・事務スタッフに
揺れを感じたら電子天秤も一緒に抱えて守ると決めていました。
また、薬歴システムがクラウド化している薬局では
ノートパソコン1台は絶対守るとしていました。
最近では、スマホを守るように勧めています。
スマホがあると情報収集も可能ですし
夜間地震が発生したときは、スマホのライトを懐中電灯代わりにもできます。
なので、寝室ベッドの近くにはスニーカと一緒にスマホもすぐ手の届く場所においてはいかがでしょうか。
頭と首を守りながら、同時にスマホも握りしめる!
お勧めです。