ポリソルベート80が肌や体に及ぼす影響とは?
今まで、PEG(ポリエチレングリコール)に関してしか、言及していなかったのですが、最近、ポリソルベート80に対する懸念の声も聞くようになりました。
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別称、オレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンで、オレイン酸をメインとして結合させたものです。
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ポリソルベートは、ノニオン=非イオン性界面活性剤で、糖アルコールであるソルビトールを化学合成して作られます。
ノニオン=非イオン性界面活性剤とは・・・
アニオンである陰イオン界面活性剤と同様、多用されています。
水に溶かした時に、イオン化しない親水基をもっている界面活性剤です。
電解質や水の硬度の影響に左右されにくく、他の全ての界面活性剤と併用可能なことに加えて、浸透力、乳化力・分散性、洗浄力などを持つために、非イオン界面活性剤の多用が目立って伸びています。
ポリソルベート80は、数字が大きいので、油に近い性質なのですが、ポリソルベート20のように、数値が小さいと水に近い性質を持ちます。
もちろん、合成界面活性剤ですから、乳化剤や変性剤、香料、乳化剤、可溶化剤などの役割を果たしています。
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よって、以前から食品や化粧品、医薬品などにも多用されています。
食品:インスタントラーメンのスープ、マヨネーズ、ドレッシング、漬物、チーズ、キャンディ、ココア、アイスクリーム、チョコレート、ショートニングなどなど
化粧品:洗顔料、シャンプー、クリーム、洗剤など
医薬品:ワ●●ンや注射、ドリンク剤など
にも幅広く使われています。が、何故か2015年から使われることが増えているようです。
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合成界面活性剤と言えば、タンパクをじわじわ溶かして、免疫にも関わる皮膚のバリアゾーンを緩ませていくものですが、
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他による研究によれば、ポリソルベート80がやはり血液脳関門を通過するとあり、
(皮膚バリアを突破する物質なので、脳も同じ様に考えられると思います)
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それが多用されている理由として、
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ポリソルベート80は、血液から脳への化学物質や薬をスムーズに効率よく送り込むために、薬品業界で乳化剤として使われています。
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血液脳関門は、血液中の多くのものに対して浸透を許さないので、研究者らは、脳内の、到達困難な脳感染症・病変・腫瘍などを治療する目的で、血流から脳に化学物質や薬物を送り届ける方法を探すことが必至だったのです。
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もっと、わかりやすく言えば、
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脳のバリアである<血液脳関門>は、皮膚のバリアと同じように、多くの外部からの異物をそこで弾き、脳内に入らないようにするためのものですが、
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たとえば、脳の病変などで、薬を脳に送り届けたい場合、この血液脳バリアを突破して薬を脳に送るための成分がどうしても必要になります。
そこでポリソルベート80に目をつけたのでしょうね。
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ということは、脳だけでなく、体内にある関門をいとも容易く突破してしまうのでは?と、考えると、多用されるのも、頷ける気がします。
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ポリソルベート80を配合することによる問題点は、化粧品の場合ですとじわじわと細胞膜(リン脂質)を破壊してしまい、中身の細胞液が流出してしまうこともですが、
<他の合成界面活性剤と組み合わせることで、タンパク質を溶かす力は強力になる、例えばポリエチレングリコール(PEG)>
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医薬品ですと、それ以外に、
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・腸内細菌環境の悪化
・卵巣奇形リスク・変性卵胞リスク
・生殖能力低下
・自己免疫機能障害
・脳内への毒性侵入
・細胞のミトコンドリアDNA損傷
・核DNAの損傷
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という可能性を指摘している論文も存在しています。
化粧品の場合、ポリソルベート80は(合成界面活性剤)は、私たちの生活の中で浸透しています。ほんのちょっとなら、問題なく安全に使えるというのは、どういう計算からなのかはわかりませんが、
色んなものに入っていて、どれだけ多くのものを組み合わせて使っているでしょうか?それによって量も個人差があると思います。
ポリソルベートは、安全性を示すデータもないらしく、染色体に異常をきたす恐れがあるということで認可の際に議論されたようです。
これだけ、色んな製品に多用されているのですから、そのほんのちょっとが積み重なり、じわじわとリスクが高まっていることには間違いないでしょう。
経皮毒は、じわじわと入っていくもので、多くは日常品の毎日使うモノの中に入っています。慢性でなかなかデトックスが難しいですから、気を付けた方が良いです。
食品の場合、添加物として入っているようですが、経口なら、ある程度は唾液や肝臓で解毒されますが、出来るだけ食べない方が良いわけです。
ですが、医薬品は、化粧品などと違って、良くも悪くも即効性があります。効果が1番早いのは、やはり注射です。
病気を治療するための薬品の場合は、バリアを突破しなければ、薬効を発揮できないので、苦肉の策ですが、
病気を予防するためにそこまでリスクを負う必要があるのか?と、疑問が残ります。
ご自身の皮膚や体の健康のことを考えるのであれば、やはりこういったものは出来るだけ避けた方が無難だと考えます。