【別冊】ELSA GeForce GTX1080Ti S.A.C の分解
えっ、なんでそんな逸品分解しちゃうの?という方もおられると思います。ゲーミング用途で静音を極めた最高峰のグラフィックボードです。
私も最初はsteemでニーアやってまして。でもクリアしてからはマイニング用途で使ってたんですね。オーバークロックして。
で、ある日熱暴走でマイニングソフトが落ちたんですが、再起動しても全く掘れなくなっていまして。
あーぁー、壊しちゃったー(1BCHがー:当時時価)
と。
なにもしていないwindows画面で60℃ぐらい、マイニングしたら85℃を簡単に超えてくる。
聞こえたんですよねー、熱暴走した後に急激に冷えて金属が収縮するキンキンって音が。
怖いな怖いなー、と、その後調べてみると半田クラックかグリス硬化のどちらかが原因だと思い、まずは後戻りができるグリスアップをしてみることにしました。
分解
まず金属フレームですが、6角レンチが必要です。
というか、ELSAさんが業務用と謳ってるだけあって、他社グラボみたいに特殊ドライバーは必要ありませんでした。六角レンチとプラスドライバーだけで簡単に分解できます。
ファンは爪でヒートシンクに引っかかってるだけなので、フィンを曲げないようにクイッと外すだけです。
ヒートシンクはGPU裏側のプラスネジ4か所で止まってるだけです。これはバネ付きなので、外れる瞬間少し気を付けてください。
わざわざ精密ドライバーセット買ったのにいらなかった。
で、問題のグリスですが。なんか塗り方ムラねぇ??
なんか少ない気がするんですが、そこのところどうなんでしょうか。
まぁ硬化してカチカチなので、全部剥がしてグリス剥がし(アルコール?)が売っていたので綺麗に除去しました。
復元
で、OC専用の熊グリスKryonautをのせて
付属のヘラで均等に伸ばして(絶縁タイプだから漏れても安心、超厚塗りグリス)
元通りにすれば完成です。(あれ、他社と違ってサーマルパッドとかもいらなかったな)
ポイントはヒートシンクをネジ止めする前に、グリグリ擦りつけて気泡を無くす、ということでした。
結果
monaコインを1310kH/sで掘りながらGPU温度69℃。
大成功!
安定性を捨てればもう少しOCでクロックアップ可能です。