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すべては社会勉強 戸辺昂祐

リンクから飛んできてくださった方、
たまたまこのページを見つけてくださった方、ありがとうございます!

ビヨンドコロナフォーラム・宣伝インタビュー担当の松本です。
よろしくおねがいします。

ここではビヨンドコロナフォーラム(以下BCF)に関わる学生のインタビュー記事を載せています。
BCFに関わる方々は皆さん魅力的で、話を聞いているだけで刺激を受けます!
BCFではコロナ後の社会へ向けた学生のさまざまなアイデアを募集していますが、
コロナ禍でも「なにかに挑戦したいな」と思っている学生さんはぜひ、
この記事を読んでみてください!
きっと何かを始めたくなると思います。


BCFインタビュー第二回は学生代表の戸辺昂祐さんです。
ものづくりが好きな戸辺さん。
彼がつくった作品も載ってるのでそれらも楽しみながら読んでください(o^―^o)
さらに、海外でのインターンシップのお話は聞くだけでも刺激になりますよ!

トップの写真は戸辺さんが作ったパンの写真です。おいしそう!!

目次
1.芸術と親しんだ学生時代
2.アイデアの根源と実行
3.海外でのインターンシップ
4.BCFに込める思い
5.この人から学ぶ vol.2 戸辺昂祐

1.芸術と親しんだ学生時代

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―――では、お名前と学域・学類をおねがいします。
戸辺さん(以下戸辺):金沢大学理工学域フロンティア工学類2年の戸辺昂祐(とべ こうすけ)と申します。

――趣味などあったら教えてください。
戸辺:たまにパンを作ったり、古本屋さんの100円コーナーで本を物色します。
パン作りは大学入ってから始めて、家事につかれたときとかに一週間に3回くらいの頻度で作ります。
本はジャンル問わず読むんですけど、高3の時に読んだお坊さんの書いた自己啓発本に一番感銘をうけましたね。安らかに生きようって(笑)
あとは絵を描いたりします。高校時代から美術が好きで、最近は色鉛筆でササっと書くことが多いです。
夜に息抜きとして川を描いたりします。

―――アーティスティックな一面があるんですね
戸辺:昔から物を作るのが好きなんです。
実家が材木店で建築士だったので手を動かすのが好きです。

―――それは小学校の時からだったんですか?
戸辺:そうですね、小学校の図工で端材(ペットボトルなど身近な材料)を使った作品が入賞したこともあります。
小学校一年生のときのことだったんですけど、賞をとってから図工楽しい!と思いました。
中学校では針金をつかってバレーボールをする人を作って、それも市のコンテストで賞を取りました。

―――好きなことで賞を取れると嬉しいですね
戸辺:そうなんです、結構楽しみながら作ってましたね。
高校時代になってからはコンセプトを決めてからじゃないと作れなくなって、授業で油絵をしたときはコンセプト決めに3時間かかってました。その作品が何を意味するのかをずっと考えてましたね。

―――途中で嫌になったりしないんですか?
戸辺:コンセプト決めのときが嫌になりましたけど、書き始めたらすぐです。
好きなことには集中できますね。
親が美大出身だったので物心つく頃から絵は身近でした。
立体的なものも作るんですけど、中学の時は首里城を紙粘土で作ったり、高校の時は文化祭の門をつくったり。
最近は立体は作らないんですけど、デジタル絵とか描いてみたいです。

―――高校時代の思い出はありますか。
戸辺:男子校だったので青春っぽい青春はなかったのですが、体育祭とか盛り上がって楽しかったです。
学年でチームに分かれて棒倒しをしたりしました。戦争状態でしたね(笑)高校のころは勉強ばっかでしたがやりたいことも自由にやってました。自分の高校は曲者揃いでカズレーザーさんも高校のOBです。
自由な校風が売りだったので、文化祭も本格的でしたね。
実家の材木店から材料を調達して5メートルくらいのお寺を模した門を作りました。設計図も書いて梁とかも作って最後にクレーンで色を塗って完成させました。


2.アイデアの根源と実行

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文化祭レベルとは思えないクオリティ…!!(提供:戸辺昂祐)

―――どうしてBCFを立ち上げたんですか?
戸辺:もともと僕と今井君と松島先生で企業インターシップをやろうと思ってたんですけど、コロナがきたので方向転換をして、
コロナ禍でも次のステップにつなげられるような場を提供したいと思って始めました。
人が行動するうえで目標を持つことって大事だと思うんです。それを作れたらいいなと思って。

―――戸辺さんも「unibirth」や「カクテルデリバリー」などのビジネスプランを考えていらっしゃいますよね
戸辺:はい、カクテルデリバリーについては実際バーの店長にお話を伺いました。初めて行ったところだったんですけどすごく優しくお話してくださって、そういうふとしたところからアイデアをもらうときが多いです。
人とつながるとモチベーションがあがりますね。
アイデアもスマホにメモしていて、たとえば同じ方面に帰省するひとたたちを集めるドライブサービスとか、オンライン上で触覚を感じられるサンプルとか、あとはこのご時世抗菌ガムみたいのも売れるんじゃないかとか。噛むだけで予防できる!みたいな

―――それは売れますね!
戸辺:いろいろコンテストに出したりはしますけど、この機会にいくつか実現できたらいいですね。
この役割やっていると大人の方と話す機会も多くて社長さんの前で自分のビジネスアイデアを伝えることもあります。
そういう経験は自分の中で自信になりました。
前に「仕事論」という講義を聞きに行ったことがあるのですが、そのときに講師の方が「普通の大学生で終わっていいのか」という話をしていました。それがすごく刺激になって、いい転換点になりました。

―――こうなりたい大人像はありますか?
戸辺:海外で働きつつパソコン一つで働くシステムエンジニアですね。旅行も好きなので。
海外へは、ドイツのミュンヘン、アメリカのシリコンバレー、ベトナムのホイアンの3か国に行ったことがあります。

3.海外でのインターンシップ

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ドイツ・ノイシュバンシュタイン城(提供:戸辺昂祐)

―――各地で印象に残ったことを教えてください。
戸辺:ドイツには旅行、アメリカには留学、ベトナムにはインターンシップで行きました。ベトナムでは旅武者という、ベトナムのホイアンで2週間ビジネスをする企画に今年の春参加しました。

(ちなみにこのインターン、第一回インタビューの今井さんも参加する予定だったのですが、新型コロナの関係でなしになってしまったそうです。このための決起集会のときに東京でプチ遭難した今井さんの記事もよかったらお読みください)

「酒&バー」という日本食を売るお店の商品開発に携わりました。
最初はプロモーションを任されていたんですけど、最終的にはホイアンで二朗系ラーメンを作りました(笑)
ベトナムにも日本人のラーメンを経営している人がいて、そのひとにダメ出しもされました。「こんなんで二朗名乗んじゃねぇ」と。そこからはヘルシー系にシフトしました。

―――なにを学びましたか?
戸辺:全国の会ったことない学生とグループを組んでやるので自己発信力をつけなきゃなと思いました
自分は流されやすくて、会議を早く終わらすためにも優勢のほうに意見を乗せるっていう欠点をみつけることができました
自分の思考を発信する大切さを学びました。
アメリカでは金大のインターンシップ兼留学をして、第一線の世界のトップにいるような方たちの話を聞きました。日本とアメリカの企業形態の違いを教えてもらいました。

―――どういった違いがあるんですか?
戸辺:日本は失敗=ダメという風潮があって、学生にも企業にも広まっているのでエンジェル投資家(起業して間もない企業に資金を出す投資家のこと)も少なくて、支援体制も整ってないということでした。
ドイツは完全に旅行だったんですけど、向こうにはゆとりがあると思いました。道幅が広くて野原もあって動物もたくさんいて。
都市部にも高い建物がなくて整理されていました。


―――海外へ行って自分に変化はありましたか?
戸辺:はい、それまで日本にいたことしかなかったのですが、比較対象を見つけたことで日本を見つめなおすきっかけになりました。海外は行ったほうがいいと思います。
正直行く前は海外に求めてなかったのですが、海外に行ってからは日本の細部まで見られるようになりました。
就職についての考えも変わって、日本で仕事しなくてもいいじゃんって思うようになりました。

4.BCFに込める思い

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『ゆらぎ』 戸辺昂祐(提供:戸辺昂祐)

―――BCFでは学生代表としてなにをなされているんですか?
戸辺:企業さんを集めたり高校で参加を呼び掛けたりしてます。
みなさんだいたい興味を持ってくれるのでやる側としても自信をもって進められています。
こんなに大きな組織になるとは思っていなかったので、自分が密着取材みたいなことをされてびっくりしています。
実行委員がやりたいことをやって生き生きしているのをみるとやりがいを感じますね。
組織のマネージメントだったり企業さんに対しての営業だったりと、大人の方やほかの学生とのネットワークを作れることがうれしいです。
すべてが社会勉強になっています。

―――では最後に、これを読んでる方に一言。
戸辺:もやもやしてるなら動いたほうがいいと思います。
人との繋がりが将来生きることもあるのでイベントや企業説明会などにも参加したほうがいいです。
やりたいことが見つからない、という方はその状況から抜け出すために何となくの思いからでもアクションを起こして、そのアクションを続けていく中でやりたいことが見つかると思います。
過去の経験や感情を思い出してやりたいことを見つけるのも一つの手だと思います。

この人から学ぶ vol2 戸辺昂祐

・海外へ行く
・人とのつながりを作る



新型コロナウイルスの影響で、海外へ行くのは難しいかもしれません。
そもそも海外に興味ない人もいるかもしれません。
でも、“海外経験のある人に話を聞く”というのはこの記事を読んでいる皆さん全員にお勧めします!
筆者自身、戸辺さんの海外での話を聞いて新たな考えを得た気がします。
ビヨンドコロナフォーラムの実行委員には経験豊富な方もたくさんいるので、話してみたいかたはInstagramTwitterを通じて気軽にどうぞ!

ライター:松本桜希穂 写真:島川祐汰

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