外国為替市場は全般的に小動き、ドル円は介入警戒による円高も一時的、157円台で方向感を探る FX・デイリーレポート2024.12.25(2024.12.24)
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市場調査室
外国為替グループ
24日の外国為替市場は、欧米のクリスマス休暇を控え全般的にポジション調整が主体の売買となり、小幅な動きに留まった。
ドル円(USD/JPY)は東京時間序盤に157.38円付近まで円安が進む場面も見られたが、加藤財務相の円安牽制発言を受けて介入への警戒感から円を買い戻す動きが広がり、156.88円付近までやや円高が進む場面も見られた。ただ、その後は日米当局の金融決定会合を経て金利差縮小期待が後退するなか徐々に円売りが優勢となり、ニューヨーク時間帯には157.38円付近まで上昇した。米国時間帯終盤は米株式市場など主だった取引所が短縮取引となり、市場参加者の多くが取引を終えた影響で、その後の動きはほとんど見られなかった。
ドルはほぼ横ばいながらも小幅に上昇した。ドルインデックスは(DXY)はやや強含みで推移した。ポジション調整が売買の中心となるなか、米国の利下げペース鈍化見通しを背景にドル買いが優勢となり、ニューヨーク時間帯には一時108.30付近まで上昇した。
ユーロドル(EURUSD)はほぼ横ばい。東京時間帯からやや弱含みで推移していたものの、積極的に売る動きは見られず、膠着状態が続いた。ニューヨーク時間帯には1.0384ドル付近まで小幅に下落する場面も見られたが、それも一時的で膠着レンジへと回帰し、NYクローズを迎えた。
ポンドドドル(GBPUSD)は小幅に続落。欧州時間帯から米国時間帯にかけて1.2573ドル付近まで上昇する場面も見られたが、フィキシング通過後に失速し1.2520ドル付近まで下落した。
(当レポート1時間足のチャートは全て日本時間で表記しています)
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