クリスマス(祝日)を迎えBTC、ETHは横ばい、ポジション調整からXRPは小反落 ビットコイン・デイリーレポート2024.12.26(2024. 12.25)
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市況概況(ビットコイン)
25日のビットコインはほぼ横ばい。BTCUSDは前日の米国時間帯からの上昇が一巡。クリスマスの祝日を迎え欧米の主要市場が休場となるなか、ポジション調整絡みの売買が中心となり、97,650~99,300ドルのレンジ内で方向感を探る展開になった。日本時間帯午後に出揃った24日の米国のスポットビットコイン上場投資信託(ETF)のトータルキャッシュフローは一部データ(フランクリン・テンプルトンのEZBCが未報告)が未確認のため推計値でマイナス3億3838万ドル、推計値通りなら流出は4営業日連続となる。尚、この日、米株式市場は全て休場となっており、ETFの取引もなく、それに絡んだビットコインの移動がなかったことも動意を欠く要因になった。米国時間帯終盤にはやや強含む場面も見られたものの、レンジ上限を上抜くだけの勢いはなく、結局はこの日のレンジ内での動きに留まった。
25日のBTCJPYは横ばい。前日の上昇は一巡したものの、1500万円台中盤を維持しつつ方向感を探る展開になった。欧米がクリスマスの祝日を迎えるなか外国為替市場でのドル円の動きも小幅なものに留まっており、その影響もほとんど見られなかった。
市況概況(イーサリアム)
25日のイーサリアムはほぼ横ばい。ETHUSDは3440~3510ドルのレンジ内で膠着。一時的にレンジ上限を超える場面も見られたが、欧米が祝日を迎え主要市場が休場となるなか積極的に仕掛ける動きは見られず、膠着レンジへと押し戻された。また、欧州時間帯以降はやや弱含みでの推移となっているが、レンジ下限を割り込むような動きも見られなかった。この日の日本時間午後に出揃った24日のスポットイーサリアムETFのトータルキャッシュフローは一部データ(フランクリン・テンプルトンのEZETが未報告)が未確認のため推計値でプラス5354万ドル。尚、推計値通りなら2営業連続での流入になる。
25日のETHJPYはETHUSDに連動してほぼ横ばい。概ね540,800~554,000円の狭いレンジ内で方向感を探る展開となった。
市況概況(リップル)
25日のリップルは小反落。XRPUSDは前日の上昇が一巡すると、日本時間帯序盤から利益確定の売りがやや優勢となり軟調に推移した。ただ、その後は米国時間帯に2.2600ドル付近まで下落したものの、終盤にかけて買い戻され2.3000ドル付近まで下落幅を縮小した。
25日のXRPJPYは小反落。XRPUSDに連動して小幅に下落した。前日の上昇を受けポジション調整や利益確定の売りが先行する展開になった。
(当レポートのBTC、ETHなど1時間足のチャートは全て日本時間で表記しています)
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