NFTfiとは?仮想通貨を貸し借りする デジタル版「質屋」
NFTfiとは?
NFT担保ローンのマーケットプレイスデジタル版「質屋」です。
NFTとFinanceを組み合わせた造語で、仮想通貨の貸し借りができる場所のことです。
NFTとは?
イーサリアムのブロックチェーンを使ったデジタル資産
NFTfiを知るために!
質屋とは?
質屋といえば、最近目立っているのは「買い取り」や「販売」の方かもしれません。
ですが本来の質屋は品物を担保に現金を融資する(貸す)商売です。
現代ではあまり質屋を使ってお金を借りることがありませんが、その歴史は鎌倉時代までさかのぼります。
質屋は、品物を担保として預かる代わりに金銭を貸し、その金銭に対する利子を得ることで成り立っています。
昔は鍋・お釜・布団・衣類(着物)・刀を預けてお金を借りる人が多かったようです。
現代の質屋での融資期間は基本3ヵ月で、その期間内であれば元金に利息さえプラスして返済すれば品物を持ち帰る事が出来ます。
これをしないで3ヵ月放置すると、いわゆる「質流れ」として品物は処分されてしまいます。
ただし、品物を失えば元金や利息の返済義務は消滅します。
NFTfiを扱っている場所
NFTfiは暗号通貨(ETHやDAIなどのステーブルコインなど)を貸し借りするための分散型マーケットプレイスです。
分散型とは?
権利が一点に集中しないよう、管理を分散させた仕組み
マーケットプレイスとは?
個人同士で売買できるプラットフォーム(場所)のこと
借り手は、自分の所有するNFTを担保にして、貸し手から仮想通貨を借ります。
貸し手は、そのNFTを抵当に取り、自分の所有する仮想通貨を貸します。
NFTfiで使う通貨
貸し借りに使用する通貨はイーサリアム(ETH)です。
手順はシンプルです。
実際の質屋と何が違うの?
いくつかありますが、NFTfiを管理しているのはブロックチェーンです。
質屋の店員さんはいません。
P2P(ピアツーピア)のマーケットプレイスという場所が提供されているだけで、個人同士で直接やりとりします。
融資額、融資期間、利息などの条件はすべて貸し手が設定します。
NFTfi|借りる人
あなたが借り手だとします。
あなたが持っているNFTをマーケットプレイスに出品します。
出品できるNFTには次のようなものがあります。
・SuperRareで購入したデジタルアート
・OpenSeaで取引されているコレクターズアイテム
・Axie Infinityのゲーム内資産
・Aavegotchiのキャラクター
NFTfi|貸す人
あなたが貸し手だとします。
持っている仮想通貨を貸して、金利をもらいたいと思っています。
NFTfiマーケットプレイスに訪れると、そこにはNFTがずらりと並んでいます。
担保にしてもいいというNFTが見つかれば、借り手に仮想通貨を貸します。
自分のリスクは自分で管理する
貸し手としては、担保として提供されるNFTの調査が必要です。
なぜなら、借り手が債務不履行に陥った場合、その資産を早急に手放したい(放棄したい)と考えるはずです。
もしそのNFTがまったく価値のないものだと知ってしまったら?
あなたがNFTの価値を理解していないのであれば、NFTfiは難しい投資になります。
ダイヤモンドを目の前にして、価値の判断ができますか?
実世界の質屋はプロです。NFTの見極めもどうか慎重に。
NFTfi|今後に期待できる?
DecentralandがCryptokittiesを抜いて、歴代融資ランキングトップにつきました。
デジタル・アートへの関心が高まっていることや、最近ではDeFi×NFTプラットフォームが続々と登場していることから、これからもトレンドは続きます。
NFTfiがVigorやVenusなどに見られるような、ステーブルコインを使ったDeFiよりも大きくなるかどうかは興味深いところです。
NFTfiは新しい投資の形です。新しい投資先として魔界と呼ばれるDeFiもあります。