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2か月で31点、惨敗

はじめに

こんにちは、ぽんです。
10月20日に宅建試験受けてきました。
正式な結果及び合否発表はまだですが、某サイトの解答速報で自己採点をしたところ31点(50点中)でした。合格ラインは毎年変わるのですが、よほど受験生一同がコケていなければ受からない点数だと思うので、早くも来年リベンジの決意をしております。

今回のnoteでは、私がこれまでやってきたことや、試験本番の振り返りなどといったことを綴っていこうと思います。

受験を決めた理由

簡単に言えば、後ろ盾が欲しかったからです。

元々法曹になりたくて法学部に入ったのですが、3年目にしてその難しさを肌で感じることとなりました。司法試験で求められる知識量・思考力にも圧倒されたし、司法試験に受からなかったら、ロースクールで留年したら、そもそもロースクール入試にすら受からなかったら…と考えると、とてもじゃないけど目先の勉強だけに集中できそうにないと思いました。
そこで、何か一つ資格を持っておけば、仮に上手くいかなくなったとしてもどうにかなるかもしれないと思ったのがきっかけです。

法律系の資格試験自体は他にもいくつかありますが、司法書士は科目数が多くて大変そう、社労士はなんかよくわからんけどキツそう、行政書士は行政法と会社法(商法)があまり得意じゃないから嫌だな…みたいな感じで、ほぼ消去法で宅建にしました。

全くあてにならない勉強方法

見出しにあえて「全くあてにならない」をつけた理由は、(もちろん本番で高得点が出なかったこともありますが)いくつかあります。

まず、本格的に勉強を始めるのが遅かったからです。
宅建試験をやるぞと決意したのが4月半ばでしたが、その前に凄まじい量の履修登録をしてしまいました。ただでさえ授業が多すぎてそれどころじゃないのに、さらにバイトも週4ペースでしていたので、宅建試験の勉強に使える時間がほとんどありませんでした。そのため、本格的に宅建の勉強を開始できたのは、夏休み(8月)になってからでした。
8月に入ってからも毎日勉強し続けることができたかというとそうでもなくて、8月後半から9月半ばまで実家に帰省していた時は都市計画法ぐらいしかできなかったし、全然やる気が出なくてペンすら握らなかった日もあります。

そして、予備校も市販のテキストもほとんど使っていません。
最初の頃こそ決意を込めてテキストを購入しましたが、ほとんど使用しませんでした。これは全く個人的な感覚で、カラフルな図表やイラストがふんだんに使われるよりも、その規定の趣旨等を文章で説明してくれるものの方が頭に入りやすいのですが、予備校等が出版している市販のテキストでは圧倒的に前者の方が多くて私には向いていませんでした。
そこでどうしたかというと、Tokyo Joeさんの無料のテキストを使用しました。図表がシンプルで見やすいですし、規定の趣旨等も記載されているし、宅建試験での出題例も記載されているので、私にとっては一番肌に合っていました。このテキストに対応した講義動画もYouTubeに投稿されているので(無料)、「予備校に通うべきかもしれないけどお金が…」と悩んでいる方はこちらで学習するのがといかもしれません。

※回し者でも何でもないです。

問題演習はもっぱら宅建試験ドットコムで過去問をずっと解いていました。宅建に限らず他の資格試験等にも言えますが、過去問を知ることはめちゃくちゃ大事だと思います。

では、各科目それぞれについて紹介していきます。

宅建業法

基本的には、テキストを読む→過去問を解くといった至ってシンプルな勉強法でした。

覚えなきゃいけないこと自体はまあまあ多いですが、特段わかりづらい複雑なロジックから導かれる規定等はあまりないので、インプットはしやすかったです。
宅建業法は他の科目と比べて点数の配点が高いのですが、ほかの科目と比べてひっかけ問題的な文言が多い印象なので(「自ら貸主となって」「宅建業者である買主Bに対して」など)、過去問演習を通してひっかけポイントにいち早く気付くことを意識しました。

法令上の制限

こちらも宅建業法と同様、テキストを読む→過去問を解くという方法で勉強していました。

ただ、専門用語や覚えなきゃいけない数字が多く、また、許可不要等の例外パターンなども沢山あるため、個人的には宅建業法以上に苦手だと思いました。結局最後まで苦手意識を払拭できず、本番では8点中3点(自己採点)しか取れなかったので、ここであと2、3点取れていたら…と悔しい気持ちでいっぱいです。

権利関係

多くの受験生が苦戦しがちな権利関係ですが、私にとってはラッキーでした。
というのも、大学の授業で民法系の講義をいくつか履修・単位取得していたので、元からある程度知識はありました。そのため、市販のテキスト等を使ったインプットがなくとも解ける問題がいくつかあったし、わからない問題も解説を読めばすんなり理解できたので、ほとんど苦ではありませんでした。

他の科目はテキスト読解→過去問演習という順でしたが、権利関係は過去問演習→テキスト読解の順でした。こうすることで、まだ自分がわかっていない部分が見えてきて、それだけを集中的にインプットすればいいので、時間・労力の大幅な節約ができました。

税・不動産価格評定

税も少し苦手で、大学で税法の授業を履修したときもテスト前に頭を抱え、何とかヤマを当てて単位を取得したみたいな感じでした(笑)。そのため、一先ずテキストを参照にしつつ過去問を解いてみて、ここがよく問われているなと思った部分を中心にインプットしました。

不動産価格評定はインプット→アウトプットの順での学習でしたが、過去問等でよく出題されるポイントが決まっていたので、僅か1点ではありますが確実に取れるようになりました。

5問免除問題

こちらは過去問演習→インプットの順でしたが、インプットの量はかなり少なかったです。

住宅金融支援機構法は過去問の傾向からして「誤った肢を1つ選ぶ問題で、大抵『○○は~~の対象とはしていない』という肢が誤り」ということが多かったので、ほとんどインプットはせず試験テクニックだけで乗り切るという愚行を成し遂げました(あまり良くないです)。

景表法は宅建業法の広告規制と考え方が被っている部分も多いし、たとえ知識がなくとも「いやいやそれは普通にアウトでしょ…」と自らの良心で解ける問題も多いので、気合入れて勉強する必要はない気がします。

土地の問題は、高校時代に地理や地学の授業を取っていたのでその知識だけで乗り切りました。
建物と統計の問題は一応軽くテキストには目を通しましたが、全力で覚えに行くのではなく「ふーんそうなんだ」ぐらいの感覚で読み進めるので十分だと思います。

本番を終えて&来年リベンジに向けて

「2か月でここまでよくやったぞ自分!」と「もっといけたはずなのに悔しい!」の両方を感じています。

そもそも勉強のスタートが遅かったので、10月に入ってから初めてLECの直前予想模試を解いたら19点しか取れなくて絶望した記憶があります(笑)
そこから短い間で出来る限り、自分の苦手なところやよく引っかかりやすいところを徹底的に分析して、結果的に本番では30点に乗ることに成功したので、そこは褒めるべきところかなと思います(火事場の馬鹿力かもしれませんが)。

とはいえ、権利関係は本当に難しかったのである程度の失点は許容できるとして、もっと取れるはずだった法令上の制限で取れなかったのがものすごく悔しいです。他にも、最後の二択で悩んだ末に外した問題もいくつかあったので、やはり詰めが甘かったなと思います。

来年は(恐らく就活等もありますが)大学の授業が少なくなって自由な時間が増える予定なので、主に法令上の制限の苦手箇所を克服しきること、権利関係で安定して取れるようになることを意識しながら、リベンジを図ろうと思います。

それでは、今回はここまで。
読んでくださってありがとうございます!

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