【現場レポ①】ビートボックスにハマって半年の25歳が、JPNCUP ALL STAR BEATBOX BATTLEを現地で見て感じたこと
【はじめに】
Hideといいます。25歳の普通の社会人です。
ビートボックスは聴くのもやるのも好きです。(一応歴は半年くらいです)
去年の9月、アジア最強の男たちという名前に丸サングラス&パーマ帽子の二人組と、最初はやばいチャンネルかな、、、?と恐る恐る彼らの動画をYoutubeで開いてみたら杞憂も杞憂。
彼らの人柄、そして新規ファンにも分かりやすくビートボックスのヤバさを伝えてくれるたくさんの動画たちに心を奪われ。
そのままGBB2021の配信をリアタイして日本勢は勿論、たくさんの世界のビートボクサーたちのバトルを見て完全にビートボックスの虜になり。
…と多くの新規の方が通ったであろう道を同じく通った、ごくごく普通の人です。平日普通に会社員として仕事してます。
みなさん本当に毎日お疲れ様です。(誰目線)
そんな一般人がJPNCUPに行って感じたことをただただ書き殴りたいがために衝動で書いてるのがこちらのnoteという訳です。
このためにアカウント作った。
現場で一緒に見た人たちはもちろん、配信で見た人たちにも、ありがたいことに今回生で観戦できた身として、自分が感じたことをアウトプットできればと思います。
長くなるので3回に区切ります。
駄文ですがよろしくお願いします!
【Opening Act:SARUKANI~バトラー入場】
はい。オープニングアクトはサプライズでまさかのSARUKANI。
薄暗い照明の中不意に音が鳴り始め、誰だ誰だと会場がざわつく中。その姿が見えた瞬間、一気に会場の熱が上がりました。それはもう分かりやすく。
始めにSO-SO&KAJI(Wildcard Guys)が出てきて寿限無かますなんて誰が想像できました??ヤバすぎない???
そして騒然とする中今度はKohey&RUSY(Huskey)が登場してさらにぶち上がる会場。GBBの予選で見せてくれたバスドラ鬼コンボを生で拝めました、、爆沸きしたなあ、、、
そしてその流れのままSARUKANIの4人がステージに揃ってSARUKANI WARSになだれ込む。
この時に現地でまず感じたこと。
声ありのライブ楽しすぎる!!!!!
日本中の全員が声出しでのイベントを抑圧されてきた中、会場の全員で
「SARUKANI WARS!!!!」
とSARUKANIと声を合わせて会場の全員で叫んだあの瞬間。
実は元々バンドが好きで、ライブハウスでライブを見るという経験は散々してきたんですが、やっぱりなかなか声を出せない状況が続いていて、個人的にも相当久しぶりでした。嬉しかった、、ただただ嬉しかった、、、
そうしてSARUKANI熱が冷めやらぬ中、MCのRio Matsuzawaさんが登場してソロとクルーのバトラー紹介に。
個人的に食らったのは出演者はもちろん、スタッフや裏方の方々の熱。
MCのRioさんの熱は配信でも十二分に伝わっていたと思います。ずっとボルテージMAXで盛り上げるRioさん。当日初めて見たんですが最高でした。そして開場前の入場列の整理や物販対応してるスタッフや裏方に回っているビートボクサーの方々全員の目から、絶対に成功させるんだという気合と緊張感が伝わってきて、始まる前から圧倒されてました、、、
そしてバトラー入場のムービーかっこよすぎる。
初っ端がレジェンドAFRAさんなのがまず熱いし、ベテランの方々とワイルドカード勝者の方々が交差するバチバチ感。
一人一人紹介されるたびに上がる会場のボルテージ、ワクワク感、これから繰り広げられるバチバチの戦いに対する期待感。熱かった、、、
そしてソロのベスト16へと繋がっていきます。
【Solo Battle TOP16】
ベスト16です。
個人的にヤバいと感じたバトルを紹介します。(タイトルのみ敬称略)
ただ間違いなく全バトルヤバかったです。
ここで取り上げていないバトルも漏れなく全部ヤバい。
ぜひとも映像見てほしいな、、、、、
①AFRA vs John-T
レジェンドvsワイルドカード1位という開幕にふさわしいカード。
何よりヤバかったのはAFRAさん。
これがパイオニアなのかと震えました。もはや言葉で言い表せないくらい段違いすぎた。一音一音のキレ、ステージングすべてに歴史が表れていたというか、言葉にできない凄みがあった。
こればっかりは生で見てこそのビートボックスだった。本当に最高でした。
そしてそのパイオニアを倒したJohn-Tさん。
ワイルドカード1位の実力そのままでした。音楽性で言えばYAMORIさんと共に出場者の中でぶち抜けていたと思う。そのくらいAFRAさんとバトルしている時のJohn-Tさんはかっこよすぎたし会場を支配していた。
ジャッジの瞬間の表情は思わずグッとくるものがあった、、、、
JPNCUPという大会のヤバさをド頭で分からせてくれたバトルでした。
②DUB-OX vs Ettoman
個人的にベスト16の中で一番食らったバトル。ヤバすぎた。
二人とも眼光が鋭すぎてバチバチだったけど、スタイル似てるからか楽しそうだったなあ、、、(笑)
まずはDUB-OXさん。
シンプルにカッコよすぎる。
爆イケの見た目から漂うダークな雰囲気そのままに、死ぬほどクリアで激重で硬質な音。今回の大会で間違いなく一番好きになったビートボクサー。
直前に上がった音語(ウトゥグチ)とかいくつか動画見てはいたけど生では初見だったのにも関わらず「ああ、これがDUB-OXだ」と感じたというか。
イメージと実際のスタイルがマッチしすぎていて最高でした。
そして対するEttomanさん。
ボー重たすぎ。
返しに滲み出るバトル慣れ感、そしてスキルフルなバチバチのビート。
重たすぎるボーの連打で本当に文字通り身体を揺さぶられたの衝撃だった。
確実に今回で最重なビートの一つだった、、、、
そしてジャッジ、まさかのドローで延長。最高かよォ、、、(天を仰ぐ)って感じで現場で頭抱えました。マジで誇張無しで実際に頭抱えた。
ただDUB-OXさんが先攻→後攻になって会場の雰囲気を持って行った時点でこれは勝ったなと。あんなの倒せないよ、、ってくらいノッてましたね。
個人的にはJPNCUPでのベストバウトの一つです。
③TATSUAKI vs Ray
北海道対決。これまた激ヤバビートの応酬、、、、
まずはTATSUAKIさん。言わずと知れた日本チャンピオン。
実は2月の狼煙も参戦していてショーケースで生の音を聴きました。
が、今回は完全にバトルのモード。目が違った。
一音目からエンジンのかかり具合が全然違う。明らかに仕上げてきている。
佇まいから溢れ出る強者感がバチバチに伝わってくる。
有名なだけに、聴いたことあるルーティンだと思った人も多いはず。
なのにも関わらず会場全体を支配する力がやはり飛びぬけてた。。
そしてRayさん。
「Face to Faceこのバカ野郎が」をダブルボイスで返します???
全力で倒しに行く気持ちが肌感で伝わってきました。
そしてまさかTATSUAKIさんと言えばのあの煽りをそう返すか、、、!と現地でめちゃくちゃ食らいました。TATSUAKIさん大好きだからこそ。
そしてジャッジ後の「北海道クルー!」からのRayコール。
TATSUAKIさんあったかすぎるんだよなあ、、みんなのアニキだなあ、、、
心なしかRayさんの「ありがとうございました」の声が震えていたような気がしました。
気持ちが伝わってきてとてもグッと来た瞬間でした。
④Fried Tofu vs Crepsley
急遽入れ替えで参戦が決まった油揚げさんとCrepsleyさんのバトル。
油揚げさん仕上がりすぎでは????????
一本目はド頭マイクを浅く握って静かな入り。あえて音量を控えてのテクニカルな刻みからの深く握りこんでの強烈なベース。ぶち上がりました。
二本目も緩急の付け方が抜群で、入れ替えとは到底思えないほどにキレキレでバチバチ。
何より視線から勝ちたい気持ちが見えて。大好きになりました、、、
対するCrepsleyさん。
この方も狼煙で生の音を聴いていました。やはり独自のスタイルはJPNCUPでも唯一無二でめちゃくちゃかっこよかった、、音楽的でキャッチーなルーティンに加えて刻みの速さと質はやはり一級品、、、
ただこのバトルに関しては油揚げさんのドハマり感がエグすぎて圧倒されてしまいました。
とても繰り上がり出場とは思えなかったし、目が完全に殺しにいってた。
最高にかっこよかった、、、
【Solo Battle TOP8】
ここからベスト8。
さらなるバチバチのバトルが続きますが、
その中でもめちゃくちゃ食らったバトルを伝えたい、、、、、
①DUB-OX vs John-T
毎回自分から先攻取るDUB-OXさんカッコよすぎる
先に自分の世界に引き込んで一気に流れを持って行ってしまうの強者でしかないし、それを狙ってできてしまうところに計り知れない強さがあるなと思った瞬間。
そしてJohn-Tさんの音楽的なルーティンで再度世界観がガラッと変わって空気が塗り替えられた後の、DUB-OXさんの強烈なアンサー。
こういうスタイルの違いにも人間が出るなあと思った、、
ビートボクサー以前に人間同士の一対一のプライドの壮絶なぶつかり合いだった。バチバチ最高。。。
結果はDUB-OXさんの勝ち。
2本目のアンサーが効いたなあという印象。
②Fried Tofu vs 妖怪うらに洗い
もう一人の伝説が実力を見せつける
うらにさんも狼煙で生で見てバカ食らってバケモンなのは分かってたけど、今回は次元が違った。
正直油揚げさんの一本目を先攻で見たときはベスト16からの勢いそのままにこれ勝てるぞ???と思ったけど直後のうらにさんの一本目がヤバすぎて。あんなん勝てんて。
歌とビートボックスを組み合わせるプレイヤーは特に最近増えていると思うけど、それでも未だに他に誰もいないスタイル。
AFRAさんも伝説だけどこの人も伝説だと思う。強すぎる。
会場全体を揺さぶるような、身体も心も震わせるような歌とビートボックス。最高。あんたが大将。(?)
【Secret DJ Time:SO-SO】
ベスト8のバトルが終わってちょっと見てる側も立ってるの疲れてきたかなというタイミングで、当日配られたタイムテーブルには「???」の文字。
そしてMCのRioさんによるとスペシャルDJタイムが始まるとのこと。
誰だ、、、?とざわつく中出てきたのは仮面にフードを被った謎の男。
個人的にはこの時にSO-SOかまさか海外のルーパーとかか!?と思ってたら当たりました。
Psycho Looperのイントロから、マスクとフードを脱いでいつものカラフルなSO-SOが出てきた時は疲れ吹っ飛びました。イベントとしても魅せ方上手いなあ、、、
何と言ってもInterviewを生で見れたのが!!!!!!!
会場のみんなでワッツアップ?SO-SO!ネームプリーズ?SO-SO!!ワッツ????
SO-SO!!!エニウェイ、レッツパーリーナウ!できるなんて思わんやん。
ビートボックスハマりたての頃にRofuが、Beatnessに勝った動画で紹介してるの見て、日本人が世界でこんなカマしてんの????って衝撃受けたんだよなあ。間違いなく沼に引きずり込んだうちの一人。
ありがとうSO-SO。ありがとうmomiさん。見れて嬉しかった。
【①のあとがき】
という訳でレポ①はここまで。②ではクルー~KAIRIさんのジャッジショーケースまでを書くつもりです。いつ書きあがるのかは分かりません()
てか長すぎるわ自分。どんだけ吐き出したいのよ自分。
でもこれだけ最高だったっていうのが伝わってほしい。
そして微力の微力の微力だとしても、自分も生でビートボックス見てみたいと思ってくれる人が一人でも増えればうれしいです。
レポ②に続く。