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結婚式を創るひと『支配人』についてプランナーが思うこと

皆さま、こんにちは。
B buddy consultingの佐伯です。

私たちは、『プランナー』と『キャプテン』という二つの視点で一つの物事を分析し、進化させて行くことを大きな特徴としています。

そんな中でnoteでは、それぞれの気づきを記していきたいと思っています。

今回の私の担当は、『支配人』について。

私、実は数年ですが支配人をしていた時期があります。私がお世話になっていた会場はゲストハウスやホテルなどでなくて、独立教会(60名までの小バンケットがある)でした。
牧師先生や聖歌隊、シェフや後輩のプランナー&サービスマン、それから結婚式の日だけきてくださるインフォメーションさんやドライバーさんと一緒に年間数百組の結婚式に向き合いながらなんとか『一国一城の主』をしていたわけです。

私は、組織にいるならばしっかりキャリアを積み上げたいと思っていたので『支配人』というポジションは自分で目指していたところではあったのですが、実際やってみるとなかなかに、大変でした。

売上とホスピタリティの間で心と頭が乖離しそうになったり、単純にタスク管理が多岐にわたり仕事が捌き切れなくなったり。欲張ってプランナーを続けながら両立させようとしたのも一因かもしれません。
だけど、学びはたくさんありました。
フリーになった今は、もう経験できないことですし、自分をとても成長させてくれたあの期間は、私とって貴重な財産となっています。

グッドウエディングアワードを通じても、他社のたくさんの素晴らしい支配人と出会いました。

全国の式場さんには、素晴らしいウエディングを創るプランナーさんがたくさんいて。私はどちらかというと自己肯定感が低くてあまり自分に自信が持てないタイプなのですが、GWAにエントリーされるようなプランナーさんの中にはしっかりと自分を持って輝いている方もたくさんいます。

そして、そんな方たちの後方には素敵な支配人の存在があることが多いような気がしています。

支配人の定義ってなかなか定まったものがなくて、マルチなスキルが必要なのに特定の勉強会やセミナーもいまいち見当たらない。ロールモデルは自社の前任者のみだけのことがほとんど。
セオリーに落とし込みにくいことだからかもしれませんが、式場運営でもかなり大切なポジションであることは間違いないけれど、どんな役割と可能性があるのかもう一度紐解いてみよう、ということで私たちは諦めずにいつもの『深海ルーム』で考察してみました。

結婚式の深海で🧜‍♀️
キャプテンとプランナーが考察する結婚式の進化論vol.18
【支配人編👨‍⚖️】

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いつも通り深い海へ潜りながら、約2時間の考察の末、日頃お世話になっている株式会社リクシィの安藤さん、ホテル雅叙園東京の森木さんにもご参加いただき(飛び入りゲストが豪華!笑)導き出した答えは・・・

♦︎エモロジカルが必要
(想いと論理的思考の共存。こちらは株式会社スペサンの植松さんと、株式会社ブライド・トゥー・ビーの野口さんに佐伯が教えてもらったエピソードより)
♦︎結婚式バカであれ
(誰よりも結婚式を真っ直ぐ愛する姿勢って、部下もお客様も惹かれるよね)
♦︎経営陣と現場を繋ぐチカラ
(経営陣の指示をそのまま伝えるのではなくて、なぜそうしなくてはならないのかの理由づけまですることで、部下は能動的に動くことができるようになる)
♦︎スタッフに的確な役割を与え示すこと
(サッカーで言えば監督。自分はフィールドに立たず、誰をどこに采配するのかそこに集中するべき。自分が一番良いパスもらって、ゴール決めちゃってる支配人いませんか?🤔)

私たちの中でひとまず、ここからなのではないか、という一旦の結論に至りました。安藤さん、森木さん、ありがとうございました🙇‍♂️

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実は私、お話をしながら、これまでにたくさんの支配人とお話してきたとても静かで孤独な苦労話を色々と思い出しました。

誰より結婚式が好きであればあるほど、現場が好きであればあるほど、その現場に立てなくなるという喪失感。数字という、ごまかしのきかないシビアな現実。そして、言いたくないことを言わないといけなくて、言いたいことを言えない苦しさやもどかしさ。でも、全てを乗り越えお客様からの難しいリクエストや、チームの目標を達成し、メンバーの嬉しそうな顔を見ることができた時に味わう、なんとも言えない達成感も。

本来、監督という立場は、とてもやりがいがあるポジションのはず。また、誰からも憧れられるポジションであるべきなはずです。今、もし、その苦労する部分しか見えていないのであればもっと本来のあるべき姿は模索していきたいですし、私たちが、このサービスを通して、プランニングとオペレーションをしっかり整えることが、支配人の身体と心に余白を創ることができ、次の一手に想いを馳せるゆとりにつながると良いなと思った深海ルームでした。

だって、数字という大きな責任を背負いながらもお客様に愛されるチーム、会場に育てていくためには、チャペルやパーティ会場でメンバーや会場の未来について、また次の作戦について、じっくりと考えこめるくらい、心と思考と時間に、余裕を持てた方がきっと良いお仕事ができるから。

チームの未来は、支配人の采配で変わる。

様々に個性豊かなタイプの支配人がいらっしゃいます。もし、その支配人たちがそれぞれの魅力や持ち味、個性をもっと活かして、自分が預けられた船を自分らしく動かしていけたら。スタッフたちが、支配人=船長が掲げるビジョンに共感して、それぞれの持ち場で自分は何をするべきか自分の頭で考えて、やるべき仕事に心から楽しんで取り組めたら。お客さまたちが、自分たちはどの船に乗るかを、価格競争や船の形やデザインだけでなく、その船旅でどんな体験ができるのかをしっかりと理解した上で決めることができたら。

なんだかお客様にも結婚式を今よりもっと、楽しんでいただける世界が創れそうですね。

まだまだ深められそうでしたので、しばらくしたら再度開催したいと思います。やってみたけれど、深すぎて全貌が掴みきれなかった支配人という立場、私もまだまだ学びたいし、自分に為し得なかった立場だからこそ尚更応援したい。現在コンサルティングでお世話になっている会場さんにも最近総支配人が新しく赴任されていらっしゃっいました。色々、本音のお話を伺ってみよう、と思っています。

佐伯エリ🧜‍♀️

支配人2

私たちのコンサルティングに関して、初回オンライン相談は無料です。
clubhouseの深海ルームは、毎週一回開催しています。ラジオ感覚で気軽に聴きながら、私たちの思考回路に触れていただけたら嬉しいです。

また、現在、リリース記念キャンペーンも実施中です。私たちにご興味をお持ちいただけましたら、まずはぜひお気軽に、こちらからお問い合わせください。皆様とお話できることを楽しみにしております。


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