リアル×オンライン忘年会「BBTナイト」をやってみた
こんにちは。BBT大学院同窓会理事の河田壮一です。今回は12月10日に開催した「BBTナイト」について書いてみようと思います。
1.BBTナイトとは
12月10日の夜、国内・海外8つの会場とSpatial Chat(バーチャル空間)でBBT生の忘年会が行われました。そして、20時から21時の1時間はこれらの会場がZoom上で繋がり、さらには自宅など思い思いの場所からZoomに集まった仲間が交流し、時間を共有しました。そして21時からはまたそれぞれの会場での忘年会。これが初開催のリアル×オンライン忘年会「BBTナイト」でした。
今回のBBTナイトの参加者は約60名(画面上での目視)。参加申込制ではないため正直どのくらい集まるのかが読めない中で、これだけの方が参加いただけたのは嬉しい結果でした。
札幌・福岡・上海・香港の地域コミュニティ、UF13・US21の同期会、そして特別会場として企画した今枝先生会場と数江先生会場、学年やプログラムの枠を超えてBBT生が出会いと交流を楽しんで下さっている様子が画面越しに(香港会場は背中越しに)伝わり、幹事冥利に尽きました。
一方でSpatial Chat上のバーチャル会場は少数精鋭?となり、落ち着いた濃密な時間ではありましたが、集客面での力不足を感じました。とにもかくにも誰も見たことも聞いたこともない謎の企画でしたが、これに乗って下さり、自分たちなりに活用し楽しんでくれた方々がいたおかげで、今後もっと面白いことが起こりそうな手ごたえを感じた一夜となりました。
2.突如生まれた企画
ところで、そもそもBBTナイトがなぜ行われたのかをお話ししたいと思います。BBT大学院同窓会のイベントといえば、毎年6月に行われるBBTABC(Alumni Business Conference)があります。今年も200人近い方がオンライン上に集まり、学びと交流を通じて刺激を与え合う、熱く濃密な2日間となりました。
私は今年のBBTABCで実行委員を務め、BBTのコミュニティの人々が繋がることで生まれる価値の大きさ、面白さを激しく実感したのですが、一方でこのような機会が年に1回しかないのはあまりにももったいないという思いを持つようになりました。まさに大前学長がBBTABCの中でおっしゃった「ReconnectではなくAlways Connectedになろう!」です。
そこでBBTABCの中の一企画であった「All-BBTコミュニティ企画会議」のメンバーの方々のご協力をいただき、7月以降もこの企画を月例のオンライン交流会として継続し、「BBTコミュニティの活性化」というテーマに対して同窓会理事だけでなくBBTコミュニティのあらゆる方とオープンに議論する場を作りました。
BBTナイトはこの「All-BBTコミュニティ企画会議」の中から生まれました。いえ、正直に言うとAll-BBTコミュニティ企画会議の企画運営に行き詰まったことから生まれました。All-BBTコミュニティ企画会議は毎回参加してくれる方もおり、楽しいと言って下さる方もいるのですが、一方で新規の参加者が増えないことや毎回お題を見つけることの難しさなどが私にとっては悩みでもありました。
その悩みを同窓会理事やBBT事務局の方々に相談した結果見つかった仮説は、「楽しいことをやれば自然と人は集まりコミュニティは活性化する」ということと、「まず自分たち自身が楽しいと思うことをやらないと続かない」ということでした。
「じゃあこの先半年分くらいの楽しい企画、自分たちがやりたい企画を考えてみよう」となり10月27日に有志でブレストを実施。「緊急事態宣言も明けたので、小さめのリアルイベントやりましょうか」「忘年会シーズンだよね」という感じで構想がまとまり、11月初に企画と「BBTナイト」の名前が決定、開催1か月前の11月10日に告知となったのでした。
3.BBTナイトのこだわり
このようにBBTナイトは急遽ノリで生まれた企画だったため、極力シンプルで運営側だけでなく参加者・協力者の方々にも負荷を少なくすることにこだわりました。
冷静に見ると、今回のイベントで幹事(同窓会)がやったことは①全体企画と告知②特別会場と一部景品の手配③当日20時から1時間のZoom交流会の進行の3つだけです。特別会場を除けば参加申込もなく細かいルールもなし、企画は最小限にとどめ、あとはコンセプトに賛同いただいた参加者の方々が自由に作っていただく方法を取りました。逆に言えば、それでなければできないし、その方が継続性・発展性のあるイベントになるのではないかと考えました。
また、サイバーネイティブであるBBT生らしい忘年会にすることにもこだわりたいと考えました。言い換えると、住んでいる場所や生活スタイルに合わせ、それぞれの人が好きな形で参加し楽しめ、それでもみんなで一緒に何かを共有できるような会が、BBT生の多様性に合っているのではないかと考えたのです。
こうしてリアル会場だけでなくオンライン会場を作る、逆にオンラインだけでなくリアル会場も作る、独自のリアル会場も歓迎、個人参加の方も平等に参加し楽しめ時間を作る、といった企画ができました。これは幹事の一人である私自身が香港在住であるため、東京で行われるイベントには参加できないけど「自分も目一杯楽しみたい!」という個人的な都合も影響したのかもしれません。
そしてもう一つのこだわりは、BBTの仲間を応援することです。BBTコミュニティの価値の一つは、様々な強みを持つ仲間の縦横ナナメの繋がりの中での助け合いだと私は思います。卒業生・在学生や先生方の中にどんなことをしている人がいるのかがお互いに見えるようになり、それぞれが繋がりやすい環境を作れれば、このコミュニティの価値はとても大きなものになるでしょう。これは同窓会にとっての大きな課題であり、今後様々な活動を通じて取り組んでいくものです。
今回のBBTナイトでできたことは、BBT出身の起業家の方の商品を抽選会の景品とし、交流会の中でご本人から直接ご紹介の機会を持っていただくことでした。今回採用できたのはお二方のみでしたが、今後このような形でBBT生の事業がコミュニティ内で認知され、みんなで応援できるような仕掛けの一歩になればうれしく思います。
そう、大事なこだわりが1つ抜けていました。それは何より「楽しむこと」でした。私は参加者・運営者の皆さんとBBTナイト後にお話しする際、まず「楽しかったですか?」と確認するようにしていますが、皆さんの反応を見る限り、この点は成功だったと思います。
4.今後の展開
来年以降も実施するか、また年1回ではなく複数回実施するかなど、BBTナイトの今後については同窓会理事会だけでなく、BBT生の皆さんのご意見もお聞きしたうえで考えていく予定です。
理事のメンバーの反応を見る限り来年の忘年会はほぼ当確ですので、来年はより多くの方々に、様々な形でご参加頂けると嬉しいなと思います。地域や学年だけでなく、ニッチな趣味の集まりなど、リアル・オンラインに関わらず、おもしろ会場企画も大歓迎です!
そして今回やってみて認識できたことは、「やってみることの重要さ」です。これは私たちがBBTの学びの中でも幾度も習い経験したことだと思いますが、アイデアを実践してみることで得られるものが多くあり、そこからまた世界が広がります。
コミュニティの活性化について、私たちは同窓会理事の内外ででこれまでも多くの議論をしてきましたが、やはり粗くても小さくてもよいので実行の数を増やしてくことが近道なのではないかという感触を得ています。「2.突如生まれた企画」の中でご紹介したように、BBTナイトは「楽しい企画を色々やろう」の中の一つですので、今後も様々な企画を実施していきたいと思います。
一方で、同窓会理事の頭とマンパワーにも限界があります。BBTナイトは同窓会による企画でしたが、運営の大きな部分は参加者の皆さんの力によるものでした。今後コミュニティを活性化するうえでは、逆に発案や企画を様々な人が持ち込んでいただき、それを同窓会理事が支援するようなモデルもあってもよいと思います。
もちろん企画・運営全てを理事以外の方がやっていただき、Facebookグループ「BBT大学院コミュニティ」の場を使ってコミュニティ内に広報いただく方法も大歓迎です。まずはどんなアイデアでも結構ですので、ご提案やご意見があれば、同窓会のメールや、Facebookの「BBT大学院コミュニティ」のトップページにあるご意見フォームからご連絡ください。
最後になりましたが、今回BBTナイトにご参加いただいた皆さま、準備や運営に関わっていただいた皆さまに、改めてお礼申し上げます。また楽しいことをやりましょう!
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