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台湾軍の魂・兵役の追憶~成功嶺之歌

こんにちは、黒熊です。
本日は小ネタですが、台湾軍伝統の軍歌について紹介します。

先日、アジア通で日本/海外を移動・生活する先輩・兄貴分が、東南アジアへ旅立つ前に酒を酌み交わしました。その際教えてくれたのが「成功嶺之歌」です。

この歌は、台湾軍内にて歌い継がれる数多くの軍歌の中で最も有名で慣れ親しまれている軍歌。

今なお徴兵制度(※18歳以上男子対象、兵役義務期間は従来4ヶ月だったが、2024年より1年間に延長)がある台湾で、新兵訓練と大学生・専門学校生の集中軍事訓練のため送り込まれるのが、通称「成功嶺」台中市大肚区に位置する「新訓中心」(新兵訓練センター)なのです。

(Wikipedia- 成功嶺営区について ※中国語)


この”ブートキャンプ”で日々行われる厳しい訓練の最中、新兵が何度も口ずさむことになるのが「成功嶺之歌」よって、兵役を経験した台湾人にとっては、身体に染みついていると言っても過言ではない、台湾軍人魂と兵役体験を思い起こす歌であります。
(YouTube- TBCDragon99さん 投稿動画より)

(YouTube- Note :Pさん 投稿動画より)

<成功嶺之歌>

國旗在飛揚 聲威浩壯
我們在成功領上

鐵的紀律 使我們緞鍊成鋼
愛的教育 給我們心靈滋養

驚奇 震撼
緊張 替生命開擴

團結 合作 創造
讓智慧發光

風雲變色 世界動盪
我們在成功嶺上 擔當國家興亡

衝破驚濤駭浪
靠我們自己的堅強力量

永遠奮鬥前進 永遠奮鬥前進
迎接反共人心的歸向

踏上成功之路 踏上成功之路
高唱勝利交響的樂章

日本で言うならば、旧日本軍で歌われた「歩兵の本領」が相当しますでしょうか。この歌は、2011年に公開された映画「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男」で、ポツダム宣言受諾以後もサイパン島内で米軍相手に壮絶なゲリラ戦を展開した大場栄大尉揮下の日本兵部隊が投降するシーン。隊列を組みこの軍歌を歌いつつ米兵の前に現れたのがとても印象的でした。
(YouTube- TTOさん 投稿動画より)


兄貴によると、台湾人(特に男性)の前で「成功嶺之歌」が歌えるならば「おおッ!」とかなり驚かれると同時に好印象を与え、その後会話が大いに盛り上がること間違いなしです。

それでは今日はこの辺で。RTB.



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