昨日、とある場所で地鎮祭が行われました。
それは、静岡県裾野市にあるトヨタ自動車東日本の東富士工場跡地に建設予定の
実証都市「ウーブン・シティ」
です。
個人的には、とても行く末が興味のある事柄なのですが、どんな都市なのかというと、
ウーブン・シティでは、150×150mの土地を1区画(原単位)として、各区画でさまざまな実証実験を進める。
地上には、以下の3種類の道を設ける。
(1)自動運転車やゼロエミッション車などが高速で走行する自動車専用道
(2)低速で走行するパーソナルモビリティーと歩行者が混在する道
(3)歩行者専用の道
(1)を走行する車両の例としてトヨタ自動車は自動運転EV「e-Palette(イーパレット)」を挙げています。
地下にも物流用の自動運転車走行道を設置する計画もあるとの事です。
その他加えて、以下の計画もあります。
・建物をカーボンニュートラル(炭素中立)な素材でつくる
・建物の屋根に太陽光発電パネルを設置する
・燃料電池などのインフラを全て地下に設置する
・室内用ロボットの新技術を検証する
・センサーデータやAI(人工知能)を活用して健康状態のチェックなど生活の質を高める
・e-Paletteを人や物の輸送、移動店舗などに活用する
・街の中心に公園や広場をつくり、住民同士がつながり合うコミュニティーを形成する
実証都市というだけあって、以下の検証が目的としています。
・自動運転
・Mobility as a Service(MaaS)
・パーソナルモビリティー
・ロボット
・スマートホーム
・AI
技術やサービスの「発明家」、およびその利用者である高齢者や子育て世代を入居させる予定です。
将来的に約70.8万m2の範囲で街づくりを進めるそうです。
初期の入居は360人程度となる予定との事。
高齢者や子育て世代を優先的に入居させるのは、「多くの社会課題を抱えている」からだ。
これらの人々と発明家を一緒に住まわせることで、課題解決に向けた発明を促す。
発明家には居住期限を設け、期限までに成果が出ない場合は別の発明家に交代させる。
トヨタ自動車は、ウーブン・シティのパートナーをWebサイト上で募集している。20年11月時点で約3000の個人・法人から応募があったそうです。
実証しながら、街をどんどん進化させていく。
面白い事ですね!
建設はこれからなので、入居は4年以内のうちにという事ですが、これからの動きに期待です!
※参考
日経Xtech
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01537/00018/
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