linux版Davinci Resolve17で動画ファイルが読み込めない問題が解決したので、OpenShotを卒業
以前から無料で使える高機能動画編集ソフトDavinci Resolveが気になってはいたのだが、linux版だとなぜか動画ファイルがインポートできない問題に直面し、かといって使う際にいちいちwindows立ち上げるのも邪魔くさいし、だいたい自分がつくるような簡単な動画ならOpenShotで事足りると思い放置していた。
ところが、最近になって偶然このような動画を発見し、
ffmpegによって動画をmpegに、音声を16bit PCMに変換してやることでlinux版のDavinci Resolveで読み込み可能なファイルをつくれるらしいことがわかった。
使い方
Davinci Resolveにインポートしたい動画ファイル(複数可)を任意のフォルダに入れる。このフォルダに入っている.mp4拡張子のついたファイルはすべて変換されてしまい時間がかかるので、よけいなファイルは入れないほうがいい。
コマンドラインで、そのフォルダのディレクトリに入る。
~$ cd /動画ファイルのあるディレクトリ/
以下のコマンドをコマンドラインにコピペ。実行。
mkdir transcoded; for i in *.mp4; do ffmpeg -i "$i" -vcodec mjpeg -q:v 2 -acodec pcm_s16be -q:a 0 -f mov "transcoded/${i%.*}.mov"; done
変換が始まり、完了すると指定ディレクトリ直下の「transcoded」というフォルダ内にDavinci Resolveで読み込み可能なファイルができあがる。
元ファイルの拡張子が.mp4以外だとエラーになる。
なんでlinux版(無料版)だけにこんないじわるをするのかわからないが、これでとりあえずlinux上でDavinci Resolveを使って動画編集できるようになった。
正直、これをやるくらいならハナからwindows立ち上げてしまったほうが早い気もするが、なにごとも可能な限りlinux上で完結したいというのが、linuxユーザーの性分である。
目下、Davinci Resolveの聞きしに勝る高機能を猛勉強中。
なんか手ブレ補正機能みたいなものまであって、それがまたなかなか優秀だったりする。
あとOpenShotとちがって、日本語のマニュアルのみならず、ネット上に膨大な解説があり、自分がやりたいことに対しての解答にほぼほぼたどり着けるというのは非常にありがたいことです。
高機能エディタだけに、ハイスペックPCでないときついかなとも思ったけど、最適化メディアとかプロキシメディアなんてのをつくれば、ウチの第三世代core i7、GTX-1050程度の古いPCでもわりと軽快に動いてくれる。
せっかくやる気になったので、開発者の気が変わって、無料で使えなくなったりしないことを祈るのみです。
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