go toキャンペーン、安宿のぼやき
ぶっちゃけウチみたいなもともと低料金の施設にはほとんどなんの恩恵もないですね。
国が一部負担してくれるなら、この機会に普段より少しランクあげて贅沢しようぜ…となるんじゃないですかね、ふつう。
ちなみにこのキャンペーンの割引を受けるには、指定のOTA(予約サイト)からの予約が必要ですが、OTAに出されてる料金て、もともとの通常価格がわかりにくいようになってるので、便乗値上げもありそうです。
ランク上げたつもりが、実際は普段と同程度の宿に割引前と変わらない値段で泊まってた…なんてこともあり得るわけですが、こういうのを規制する術もなさそうなので、利用される際は公式サイトで出してる料金を確認するなどの注意が必要かもしれません。
正直いって、1,7兆円を観光業にそのまま突っ込んで、口座にサクッと振り込んでもらえるほうがありがたいし、コロナ拡散防止にもなるんじゃないでしょうか。
もっとも、そうしたらしたで、今度は「なんで観光業だけにばらまくんだ」という不満が噴出するんでしょうし(たとえ予算額が同じでも)、それ以前に事務委託等の直接観光と関係ないところに落とせなくなるので、やっぱりなにがなんでもこのままやるんでしょうね。
キャンペーンがあってもなくても旅行する人はするし、いずれにせよ、人の移動が増えればある程度感染者数の増加や拡散は避けられないでしょう。
個人的にはgotoに大反対というわけではないし、中長期的にはある程度対策を講じつつ通常の社会経済活動を取り戻していくという方向性自体には賛同するけど、とりあえず、全員検温とか受付をビニールシートで仕切れとか、対策義務だけをこっちに押し付けて、責任の所在ごと丸投げするのはやめてほしいですね。
来てしまったお客さんをチェックインの段階で熱があるからといって追い返すとかなかなか現実的じゃないし(この人どこに泊まればいいの?)、そもそも旅館業法に定められた宿泊を拒否することができる事由から考えても、熱が高いことだけを理由に宿泊を断ることはできないはずだし、それ以前に、検温を強要する権限も我々にはないので、法的には拒否されればそれまでだと思います。
そこらへんもちゃんと整理してほしいですわ。
あと、割引がちゃんと適用されてなかったみたいなクレームが施設のほうにくるようなことはホント勘弁してほしいので、その点でも、責任の所在と、対応窓口を明確にしてほしいです。
いやぁ、考えれば考えるほど、少額でも現金ふりこんでくれたほうがよっぱどいいです…。