1分で話せの要約
🔻人はあなたの話を80%は聞いていない
🔻「1分」で話す
チームの力を最大限に生かすには、自分の主張をしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらう力→「プレゼン力」=「動いてもらう」力
🔻相手はだれか?どんなことに興味があるのか?
・立場・興味・プレゼンに求めること・専門的なことへの理解度・何に対してネガティブな反応
🔻ゴールは何か?-「理解してもらう」はゴールではない
プレゼンのゴールは目的の達成
→聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定め、実行するために何をすればいいか、何を伝えればいいかを逆算で考える
🔻動かしてなんぼ-「きれいに話す」のは目的ではない
相手が動くために、できることを全てやりきる
→プレゼンに至る前の根回し、席配置、直前の軽い挨拶、アフターフォロー、
🔻てっぺんのないピラミッドになっていないか-ロジカルな1分ストーリーを考える
事例やデータを重ねても、何を読み取ればいいか全くわからなければ意味がない
→結論・主張から話せ
🔻考える=導き出す-事実やデータは結論ではない
伝えるべきことの結論は何か。聞き手に受け入れてほしいことは何か。←はっきりさせることが重要
結論=相手に動いてほしい方向を表したもの
🔻根拠は3つ-ピラミッドで「枠組み」を共有する
プレゼンは、「相手の頭の中に、自分が伝えたいことの骨組みや中身を、『移植していく』あくまでも作業
🔻3つの根拠を上げると、論理的でない可能性があるから、要注意
例
主張:自分の会社が好き
根拠 : 働きやすい、人材が素敵、業績がいい
果たして、"業績がいい"は、その人へのメリットなのな?業績がいいからなんなのか。それを伝えなければいけない。
🔻「基本的に」は不要-いらない言葉をいかに削るか
「基本的に、先に述べたように、〜の観点で、〜念頭に」は会話では必要ない
また、カタカナよりひらがなの日本語の方がわかりやすい
→伝わりやすい文章になる。聞き手は必要最低限の情報しか欲しくない。会話では、「スッキリ、カンタン」に。
🔻頑張ったことは話すな。-話が伝わらなくなる
・プロセスを話さない・気を遣わない・自分の意見とは違うことを言わない・笑いは必要ない
🔻通じないときは、前提を揃えておく
・前提を聞き手と共有・主張を明確に・主張の根拠を複数用意・意味がつながっているか
🔻中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
専門用語以外、カンタンな中学生レベルの言葉を使う。中学生が理解できるプレゼンは皆理解できる。
☆カタカナや漢字は、相手を迷子にさせる。難しい言葉を使うメリットはない。
🔻正しいことを言うだけでは、人は動かない
ロジカルに考えられた正しいことを聞いて理解するだけでは、人は動かない
🔻人はイメージを想像することで、感情が揺さぶられる
ロジカルに考えられたストーリー
→相手の頭の中に生まれるイメージ
そこに自分を当てはめて考えてもらうことで、感情を揺さぶれる
🔻イメージを描いてもらうために行う2つのこと
・ビジュアルを見せる
・ビジュアルで説明できないものは、「例えば〜」と言って、具体的な事例を示す
🔻ピラミッドは、3段で作ろう
結論→根拠→例えば〜
🔻「想像してみてください」-聞き手に、イメージの中に入り込んできてもらうために
相手の記憶の中にある「要素」から勝手にそのことを想像してくれる
🔻人前で話す時の4つのポイント
①視線 : しっかりと聞き手を見る
②手振り : さりげなく動きをつける
③声 : 「相手と対話するように」声を届ける
④間合い : 話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる
【会議】
とっさに意見を求められて真っ白になる
🔻相手は何を質問しているのか、見つける
・yes/no で答えればいいのか
・アイデアを聞かれているのか
・懸念点を答えればいいのか
→相手の質問を把握すること
🔻会議では「ポジション」をとるのが大事
意見は「白」か「黒」を決めること
「白かもしれないし、黒かもしれない」はダメ
白か黒か決めて「ポジション」をとる
会議では「結論を出す」ことが大事
結論を出せば、根拠を考えられる。反論してもらえれば、議論ができる。
結論→根拠→(聞き手より)反論→議論
🔻上司に意見をぶつけていいか?
前向きな何かを作り出す部分では、上の職階の人は部下たちの意見を求めている。だから、部下もしっかり自分のスタンスを明確にするべき。
「配慮はしても、遠慮はするな」
🔻意見を言うと否定する上司には?
「ツッコミどころ」を用意する
→自分の意見を全否定させない
🔻自分から手を上げなくても、発言できる方法
聞いているとき、しっかり反応しておく
反応しておくことで、会議室全体が自分にちゅうもくしてくる。→意見を求められる
【プレゼン】
自分の話を聞いてくれているような気がしない
🔻声を大きくするだけで7割方解決する
自分から一番遠い人に「声」というボールを届けるような意識で話す
🔻言葉にイメージを持てば、トーンは自然に変わる
トーンが同じだと眠くなる、1つひとつの表現、言葉に意味合いを込める
🔻「ロジカル」なだけでは伝わらない
🔻誰に向かって話しているか?
一人ひとりに声を届けようと「トライ」すること。空間に向かって話しても意味がない。
🔻実際に観客に近寄ると、「私たち」という意識を作れる
【上司への提案】
プレゼンではなく、「対話」を意識する
1対1で提案・相談するのは、「結論を一緒につくれる」機会である。しっかり対話できる場を持ち、一緒に結論を作っていくことを目指す。
🔻上司と自分の「ピラミッド」をすり合わせる
まず、自分のピラミッドを作ることが必須
そのピラミッドの内容を話したうえでどうするか。ここからが「対話」。相手の思いを引き出し、ピラミッドのすり合わせ→ひとつのピラミッド
🔻ピラミッドを取れば、話の主導権は握れる
話をする上で、主導権は自分にあった方がやりやすい。(立場は関係ない)
🔻目上の人に対しても「私たちは」を使う
私はこう思う→わたし対あなた
私たちは〜→一緒に作る
🔻意見が合わないときは…
意見の相違点を探る。相違点は、主張そのものが全く異なる場合もある。立ち位置が違うために生まれるものもある。
・課題を異なるサイズ感で捉えている
・ゴールまでの時間感覚が異なる
・ゴールに向かう道のりが違う
・上司と自分の立場の違いがある
↓そんな場合は
「共有できる、同じ方向」というポイントまで遡る。そこで相違点の解消法を導く。
🔻上司の話も引き出せ
自分の案→上司の案→比べてすり合わせ
(主導権は自分で握る)
うまく対話するコツは、自分の意見という「主観」をもちつつ、状況を俯瞰的に見る「客観」を忘れないこと
【取引先との商談】
提案よりも「問題解決」で信頼を作る
🔻なにを優先させるのか
相手のニーズにどう応えるかが重要
自分の働きかけた結果として、相手の課題が解決されれば、営業が仕事をしたことになる
🔻信頼を得るために
相手のニーズに応えまくる
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