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ファン必見!!【THE FIRST SLAM DUNK】と【アニメ SLAM DUNK】の魅せ方の共通点。ネタバレ含む!!

日本アカデミー賞  最優秀アニメーション作品賞
をとって更に勢いづいてゆく、
【THE FIRST SLAM DUNK】
アニメと原作ともに2000年前に終了した後に
こんな伝説が起こるとは、誰しもが予想しなかったであろう。
今この記事を読んでいるあなたは、きっとすでに映画を観ているはずだ。
何ならもう何十回も観ているかもしれない。
同じ内容、同じ終わり方。
結果がわかっているのに何度も観たい。

そんな気持ちにさせてくれたのは、
生まれてはじめてだという人もかなり多い。

※ここからネタバレが含みます

今回の映画はモーションキャプチャーを使っただけではなく、井上先生自らが指揮をとり、よりキャラクターを実際の『人』としてギリギリの境界線で描いている。CGぽいよなみたいなものを感じさせない。ある種革命的な表現方法だ。

これにより
本物の『人』にしてしまうと、シラけてしまうシーン
(竹中先輩がゴリのイメージの中で悪魔のようにまとわりつく)が違和感なく自然と見れる。

しっかりと『漫画』を残してくれているのだ。
ギャグシーンも極端にカットしている。

一方遡る事約20年以上前のアニメでは
原作同様のギャグシーンがデフォルメキャラで
多く表現されていて、その映像が好きなファンはとても多い。


この記事を書いている私もそうだ。
このデフォルメキャラクターが出てくると、親近感が一気に増し、シリアスなシーンが引き立てられる。

そんな風に映像の『表現方法』が違う2つのスラムダンクだが、意外な共通点がある。

それは原作にない『一瞬のオリジナル映像』である。
今回の【THE FIRST SLAM DUNK】で言うと、
ゴリを非難していた、竹中先輩が会場にてエモい表情で応援している顔がはっきりわかる。しかし、これはわずか数秒というか、1秒くらいなので、もはや集中していないと気づかない。
集中していも気づかない、隠しコマンドみたいな感じだ。

一方アニメのオリジナルシーンは原作の補足的な意味で表現される事が多かった。上記の湘北 VS 陵南でミッチーが倒れたら後のこのシーンでは、試合を止めてしまった事にショックを受けていたと思っている人も多かった。しかし、実際は足を怪我して、バスケから離れて不良になっていた事を悔いている。アニメではオリジナルでその描写が実は一瞬描かれているのだ。

しかし、アニメにも実は今作映画と全く同じように表現されていたシーンもある。
三井の不良仲間だった鉄男だ。
鉄男はノーヘルでバイクに乗り
「じゃーなスポーツマン」と粋なセリフで
三井の前からいなくなり、原作ではそこから2度と登場しない。アニメではオリジナルシーンで桜木軍団との喧嘩で出てきて終わりかと思われてるが、実はその後も一瞬登場している。
なんと、この情報はネットにはない。
(この記事が初投稿だと思われる)

スラムダンクのおかげで
一瞬の大切さを再度学ぶ事が出来た。