見出し画像

森とあそぶ、森に学ぶ

第4回 2021年12月18~19日 @奥伊勢フォレストピア

しのです。さっきぶりです(1つ前の第3回を書いてから20分後に書き始めています)。私は三重大学生物資源学部の活動の一環として12月の18.19日に三重県の大台町の森で1泊2日の実習に参加してきました!

今回の実習のテーマは「森」ということで、私は今まで森に行ったことないなと思いながら今回キャンプをした奥伊勢フォレストピアに向かいました。(この頃には、今回の実習でとんでもないことが起こるとはまだ思ってもいませんでした、、、、、)

1日目(2021.12.18.sat)

到着してからガイダンスと昼食の後(このガイダンスから合流したVerde大台ツーリズムの野田さんと地元が同じでした!びっくり!)(この時にガイダンスもっとちゃんと聞いておけばよかったという後悔も今ならできるんですけどね)、保存食づくりということでチキン・ソーセージ・チーズの燻製とピザを生地を伸ばすところから作りました。燻製は、桜のチップやシナモンのチップを使っていい匂いに完成しました。身近にある食べ物の作られる工程がよく分かる体験でした。

↓燻製

画像1

↓ピザ窯のテント(1枚目は外から、2枚目は中、3枚目は窯アップ)

画像2

画像3

画像4

↓ピザ完成!

画像5

その後、焚火や炭の始末などの火の管理について講習をしてもらい、今回のメインの1つでもある、スキレットやメスティンを使ったキャンプ飯の時間になりました。無水カレーを作り、おいしく食べました。この時はおいしかったし、なんの違和感も抱いていませんでした。違和感を感じ始めたのは夕ご飯の後に施設内の温泉に入って、あまりにも寒いからVerdeの施設内で泊まろうと移動する直前でした。体の中から込み上がるようなものがあり、不快感を覚えました。今回は「外でのキャンプ」がテーマだったため、近くには災害用のテントトイレしかありませんでしたが、そこから出ることができませんでした。12月で寒い時期にもかかわらず汗が止まらず、頭もいたい、何かがおかしいというのはここでやっと分かりました。嘔吐が止まらず、結局午後に食べたものは1つも残りませんでした。眩暈が止まらなくて暗くてしんどくて。身体的にも精神的にも落ちていくような感覚は今まで感じたことのないようなものでした。今なら分かります。焚火の煙で咳が止まらなかったことも、寒くて震えが止まらなかったことも、温泉に入る前に少し腹痛を感じたことも、あの異変の前兆だったんだなと。後からなら分かるんです。でも、後からでは、しんどくなってからでは遅いんです。何分経ったか分かりません。体感では2時間ぐらい経ったような感覚でした。Verdeの方々や先生方、友達にいろんな言葉をかけてもらって助けてもらって何とかその日は症状が治まりました。

2日目(2021.12.19.sun)

朝起きると、すっかり体調は良くなっていました。しかし、キャンプ飯はもう食べることができず、キャンプの楽しみを1つ無くしてしまいました。

この日は、午前中は自然素材を使ったリース作り、午後はロープを使ったレスキュー講習を行いました。まず、午前中のリース作りは、キャンプ地にたくさん生えていたヒカゲノカズラをベースに作りました。木の実やヒイラギの葉を使ったクリスマスらしいリースができました。山に来るとどうしても上を見上げてしまいがちですが、足元を見ると様々な植物が見られることを知りました。

↓ヒカゲノカズラ

画像6

↓完成したリース(上:私、下:友人)

画像7

午後からのレスキュー講習では、ロープワークを行いました。初めてだった私は、受講する前、普通の駒結びみたいなのじゃだめなのかと思っていました。しかし、教わったもやい結びや自在結びができるようになると結び目の頑丈さとほどきやすさが格段に違うなと感じました。(約2か月経った今でも結べますよ!)

画像8

画像9

↑Verdeの森さんにロープワークを教わっている様子

もやい結びや自在結びのやり方はこちらをどうぞ!

まとめ

体調が悪くなった原因は正直よく分かりません。Verdeの野田さんによれば、夕ご飯の肉に火が通っていなかったのかもしれないし、燻製に火が通っていなかったのかもしれない。寒いところから急に温泉で温まったせいかもしれないし、焚火の煙を吸い込んだのかもしれない。はっきりとした原因は分からないけれども、それだけ冬のキャンプには体調を崩すきっかけが転がっているということです。そのことを理解したうえで様々な活動に危機感をもって行動する必要があります。

最後に

この自然環境リテラシーは私の参加意欲だけでは成り立たないものでした。たくさんの準備・支援・指導があり成り立ちました。各方面への感謝を持ってこのレポートを締めたいと思います。そしてこのレポートを読んでくださったあなたも。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?