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デジタルマーケティングを最速で学ぶ秘訣は●●の存在だった!?
今後しばらくは需要が衰えないであろうデジタルマーケティング。
最近ではTVCMの広告費をネット広告が越したこともあり、なおさらデジタルマーケティングを学びたいって方も増えているのではないでしょうか?
今回はそんな方に少しでも参考になればと、私がデジタルマーケティングを学んだ方法を紹介します。
本題に入る前に、まずは私のことを簡単に紹介させてください。
■仕事内容
・クライアント企業へのデジタルマーケティング支援を10年間やってます。
支援内容は、戦略立案からWEBサイトやLPのディレクション、広告設計・運用、コンサルティングまで行っています
■対象クライアント
・中小・中堅・ベンチャー企業中心(売上100億以上の大手は少ないです)
・ビジネスモデルはBtoCが8割
・高額商品を販売している業種を中心に、ざっと100業種くらいの支援経験があります
■目的
・ダイレクトレスポンス中心
(ブランディングは中小、中堅企業では費用対効果悪いケースが多いのでほぼやりません)
■目標(KPI)
・新規顧客の来店数、資料請求などリード獲得数、購入あたりの獲得単価(CPO)など、新規顧客獲得に関するKPIが多いです
それでは、さっそく学び方を紹介していきます。
「学ぶ」ことは「真似る」ことから始まる
ようするに「守破離」の考え方です。
「守破離」について聞いたことある方もいるとは思いますが、簡単に説明します。
守・・・師匠となる人のことを真似る
破・・・師匠と違う考えをもった人のことを研究し自分なりの型を模索する
離・・・自分の型を確立する
これをデジタルマーケティングに落とし込むと
守・・・デジタルマーケティング界隈のイケてる人のことを真似る
破・・・デジタルマーケティングだけでなくマーケティングそのものや、その他のデジタルマーケティングの考え方を研究し、自分なりの型を模索する
離・・・自分流のデジタルマーケティングの定石を確立する
一言で言えば以上なんですが、「それだけかーい!」と言われそうなので、もう少し掘り下げていきます。
守編 〜誰を師匠にするか?〜
はじめにして最大の悩みのポイントとしては誰を師匠にするか?だと思います。
ここでいう師匠とは必ずしも直接会える人というわけではありません。
今の時代、書籍やブログ、SNSなど、人によっては世の中に発信されている情報はかなりあるので、それを追っかけするでも問題ないかと考えています。
マーケティングは広義に考えるといろいろな師匠の候補が浮かび上がると思います。
フィリップ・コトラー
某有名コピーライター
最近話題の元P &Gの人
大手企業のマーケティング責任者
ネット広告関連の有名人
SNS関連の有名人
身近な会社の先輩
などなど 他にもいろいろな方がいると思います。
んー、迷いますよね…
私が思う選定基準は、自分の仕事に直結するかどうかで選ぶことをお勧めししています。
私の話を例にあげます。
はじめはネット広告の運用が主業務で、かつ一人部署からのスタートだったので、社内にネット広告に関して師匠と呼べる人は一人もいませんでした。
そのため、ネットで業務のことを調べている過程で、よく検索結果にでてくるとあるネット広告関連の有名人を勝手に師匠と思いその方のブログや書籍をすべて読みました。特にブログはかなりの記事数があったのですべて読むにはかなりの時間を要しました。
そしてブログの中でも、この本を読んだ方がいい。などの紹介もあり、すべてではないですが買って読んだりしました。
おそらく3年ほどはこの方の追っかけをしていた気がします。
すると不思議なことにネット広告に詳しくなることはもちろんですが、マーケティング全般における考え方や、周辺知識(仮説構築、ロジカルシンキングなど)においても大きな学びがあり今の自分をつくっている気がします。
何が言いたいかというと、その道のプロはその業務のことだけではなく、幅広い分野においても精通していることが多くたくさんの学びがあります。
そのため、師匠を選ぶときに、この分野だけに詳しくなっても今後役に立つかな…など不安に思うこともあるかもしれませんが、素直に今の自分の仕事に直結する師匠を選んでいれば間違いないということです。
ひとつポイントとしては直接師匠に会えない場合は、できるだけ多くの書籍や、ネット上に情報を公開されている方をお勧めします。また、違うと思えば他の方を師匠にすればいいと思います(笑)
ここまでは守破離の「守」を解説してきましたが次に「破」についてです。
破編 〜対立意見を研究する〜
この業界いろいろな人がポジショントークしがちなので、結構対立する意見が多かったりします。
ひと昔前に言われていたのが、「ネット」VS「リアル」だったり、「広告」VS「PR」。
今でも結構聞くのが、「ダイレクトマーケティング」VS「ブランディング」。
師匠もどちらか寄りの考えを持っているはずなので、その対立意見の話を聞いて研究すればいいと思います。
そうすれば、こんなケースの場合は対立意見も一理あるなとか、これは単なる自社の主張を通すためのポジショントークで本質的ではないな。など学びがあるはずです。
そのようなことを繰り返すうちに自分なりの考えが築かれていきます。
そしたら最後は「離」です。
離編 〜実績を積み重ね定石を確立〜
マーケティングにおいて正解はないと思いますが、本質は効率的かつ大量に商品サービスを販売することにあると思います。
その本質からはそれずに、みなさんも「守」「破」で学んだことを軸に自分なりの定石を確立していってください。
最後に余談ですが、「離」のタイミングを元東証一部上場企業の某経営コンサルティング会社の会長に聞いたことがあります。その方がいうには「離」のタイミングは自分で決めるものではない周りが決めるものだとおっしゃっていました。
ようするに何も実績がないのにこれが俺流だといったところで何の説得力もないし誰も信じないということです。
師匠から得た学びを知識だけ終わらせることなく、しっかりと行動に移し、自分のため、世の中にために使っていきましょう!