【3分読書メモ】語彙力こそが教養である(齋藤孝)を読んで
■基本情報
書名:語彙力こそが教養である
著者:齋藤孝
出版元:KADOKAWA
出版日:2015年12月
ジャンル:マーケティング
読書メーター:https://bookmeter.com/books/10031063
書籍内容(BOOKデータベースより)
ビジネスでワンランク上の世界にいくために欠かせない語彙力は、あなたの知的生活をも豊かにする。読書術のほか、テレビやネットの活用法など、すぐ役立つ方法が満載!読むだけでも語彙力が上がる実践的な一冊。
■気になったポイント(引用文+コメント)
あいまいな言葉を徹底して言い換えることを習慣化するうちに、仕事でも評価されるようになります。
<メモ>どんなシチュエーションであれ、言い換え力(言葉を適切に使い分ける力)は重要である。
角度を持っている人は、その角度をアウトプットするための語彙も同時に持っているものです。
<メモ>角度とは「モノの見方」である。しかし、どんなに優れた着眼点を持っていたとしても、その思考やアイデアを表現する語彙力がなければ、たちまち水泡に帰すだろう。
「練習アウトプット」に必要な回数は最低でも5回。それ以下しか口に出したことのない言葉は、重要なコミュニケーションの場では封印することにしましょう。
<メモ>スピーチやプレゼンなど、人前で何かを喋らないといけない場合は、事前に内容を口に出して読んでおくこと。ぶっつけ本番では思うように声が出せないし、そのままではメッセージに気持ちが乗らない。
『自分が文章を書くときに調子が悪いと、「音痴」だと感じる。それを調整するためには、漱石を音読する。すると、音痴が治るのだ』と。
<メモ>原理は分からないが、音読がもたらすメリットはかなり大きいと思う。おそらく無意識のうちに耳から名文のリズムや文体をインプットしているのではないだろうか。
比喩は、作り手の観察眼や言葉のセンスをダイレクトに反映するもの。ですから、いい比喩を使うと、人からの評価をもガラリと変えます。村上春樹さんの文章がいい例ですが、比喩が聞き手の感覚にハマると「きっとこの人は頭がいいんだろうな」と思われるのです。
<メモ>比喩や例え話の上手さは、当人の知識量や知能の高さ、そして語彙力の高さに比例する。
【こんな人におすすめ】
・日常的なコミュニケーション力に不安を感じる人
・ライティングスキルや読解力を鍛えたい人
・語彙力を効果的に高めるためのメソッドを知りたい人