人を何気に助けて芽生えた感覚
車運転中、交差点で信号待ちしていた
十字路歩道を自転車で曲がってきた
ご年配女性にふと目がいった
傘先が自転車前輪に食い込んで
転倒しそうになったが持ちこたえたが
傘を抜けずにこまっていた
女性ではなかなか難しい状況だ
先頭で信号待ちしていた私は
後続車が数台いて迷ったが
ハザードを出し停車して助けに行った
大丈夫ですか〜
自転車動かなくなって〜
思った以上に傘が車輪スポーク間に
挟まっている
複雑にかんでしまった傘を
抜きだす際、傘先端の柄が
折れ曲がってこわれた
ごめんなさいと私
傘はいいのよ
その方
だか、傘が挟まった影響で
前輪泥除けカバーが歪んており
前輪が動かない
歪みを手で強引に矯正し
自転車修理屋さんに行けるまでに
何とかしましょう
と私
少し動かしにくいですが
自転車修理屋さんまで
なんとか動かせるようにお手伝いして
車に戻った
行政警察本部と市区町村庁ビルの
狭間の出来事
ハザードを消して車を発信
そのご年配女性に挨拶してその場を離れた
その女性は会釈ではなく
両手を降って私に挨拶された
私には新鮮だった
私が困った人を助けたのは
はじめてではないが
どちらかというと傍観してきたほうだ
意外とかなり冷たいことを
私は自覚している
何故かわからないがこのときは
ハザード停車しにくい場所で
ありつつ、迷いながらも行動していた
振り返っても
何故したかわからない
両手をいっぱい振ってニコニコで
ありがとうされたことが
私には新鮮でたまらない
どこか人を信用できない感覚が
長年あるのだろう 深層心理か?
駐車場に車を停めて
交差点すぐの居場所に戻ってからも
余韻が残る
会釈されていれば感じないような余韻だ
ただただ
私のほうが幸せな気持ちになった
手助けさせていただき
ありがとうございました
心の豊かさとは
こういうことなのだろうか
人と人のつながりというのは
こういうことなのだろうか
人生経験から勝手に
世の中の人を私メガネで
見てきただけかもしれませんね
翌朝の目覚めが
気持ち良かった