笑ってはいけない葬儀場 2012年02月24日
以前、結婚式で椅子に後ろ向きに座って遊園地で馬の遊具に乗ってるようになってるおじさんを発見し必死に笑いを堪えた話を書いたが、今日はお葬式バージョンの話をします。
僕自身も、葬式ではいろんな失敗をしてしまっているのだが、今回は僕の失敗ではなく葬儀場の人の話だ。
お葬式の時の司会の人は、そこの葬儀場によっていろいろなタイプの方がいらっしゃって、故人となった方が人生の最後を飾るに当たってご家族や参列者の方に、あたかも亡くなった方がお礼を言っているような演出をしたり、決して出しゃばらずしめやかに感動を与えるような声のトーンで話されるので「すごいなぁ」「上手いなぁ」と思いながらいつも見ているのです。
今日の司会の人は、そのテクニックがずば抜けてすばらしかったのだ。
「それでは、みなさま…合掌 礼拝(らいはい)」 と言うところを、
「それでは、みなさま…合(がっ)」までは、ハッキリしたトーンで話すのだが、
「掌(しょう)」のところは声のトーンを落としながらも、決して消すことなく、消えそうな音を残しながら「しょはほぃはぉ」と、ため息のような音を出して落胆した気持ちを表現するのである( ゜Д゜) ス、スゲー!。
合掌礼拝の合図は何度かあったのだが、僕はすっかりこの「しょはほぃはぉ」が気にいってしまっちゃったのである。
司会の人の気持ちがこもってくると、この「しょはほぃはぉ」は段々エスカレートしてくるのだ。
「それでは、みなさま…合っしょはほぃはぉ~」
「がっしょょぅひゅはほぃはぉ~ぁぉほぉ~」
「ぐわぁっしょょぅひゅふぅゅゆはほぃはぉ~ぁぉほぉ~」
決して笑ってはいけない場所でこれは地獄である。。ホントに死ぬかと思った。。
正しい発音は僕に聞いてください( ̄Д ̄;;)