2020年7月のFavorite Music
毎月お気に入り音楽を書いていっていますが、7月はかなりバタバタとしていて、正直最新の情報を追いきれてない感があります。なので聴いてた音楽が本当に7月ニューリリースのものなのか不確かです。笑
なので”7月”と銘打っていますが、7月に初めて聞いたぐらいでご容赦ください。本当はもう少し丁寧にやりたいんですが、時間が有限なので。。
でもこれは一年間続けようと思って始めたものなのでつらつらと書いています。言い訳が長引きましたが、7月分どうぞ!
1、my future/Billie Eilish (S)
ビリー・アイリッシュの新曲到着です。これは配信すぐ聴いたので、絶対7月!笑
ビリーは昨年1年間で一気にスターダムを駆け上がりましたね。間違いなくグローバルの規模間で若者世代の代弁者になっていることは間違いないですね。パンデミックとそれに引き起る様々な問題の割を食らっているのは間違いなくビリーのような若い世代です。データ的に重症化する確率は限りなく低いながら、多世代と同様に自粛を迫られ、その瞬間しかない若い時間を奪い取られています。大人は自粛しても基本的には10年、20年で大きな変化はないですが、若い世代はたった1年、半年でも大きな変化が起こる年頃です。その機会を奪われているのは大きな問題だと思ってはいます。もちろん、それによる効果があるのもわかりますが。ビリーはそんなことを歌っているのかなあ、となんとなく思いました。曲の最後に「I"ll see you in a couple years」とあります。ある種の諦念や決意が伝わります。
https://music.apple.com/jp/album/my-future-single/1525322225
2、folklore/Taylor Swift (AL)
テイラースウィフトがサプライズでリリースしたニューアルバム「folklore」。各メディアで大絶賛されているように良き良きアルバムでした。日本人の多くが抱くテイラーのイメージとはある種程遠いかもしれない。これまで彼女が歩んできたフォーク、ロック、ポップなどが融合され、今までにないほど抒情的だが落ち着いたインディー調のアルバムに仕上がっている。ザ・ナショナルやボン・イヴェールなども製作に携わっている。パンデミック禍で、世界的ポップスターであったテイラーと、アメリカンインディーの代表格のザ・ナショナルやボン・イヴェールとの交錯地点、「folklore」というタイトル、共同体・理想郷の一つがここにある。
https://music.apple.com/jp/album/folklore/1524801260
3、ROMANTIC LOVE/浪漫革命 (AL)
日本のバンドでceroやシャムキャッツといった東京インディー、その地続きにあったヨギーやネバヤン、それらのバンドは大好きだが、その模倣のようなバンドはあまり得意ではなかった。がしかし、この浪漫革命はその路線に確実に乗っていながら、今までにはない感覚を味わった。けだるさの中に正確さがあり、それでいて少しよれている感じ。ドラムもベースもギターも、ローファイ感がありながら、打ち込みのような音の心地もある。日本的でありながら、民族的。二項対立的であるとされているものがうまく交わりあっている感じがします。
https://music.apple.com/jp/album/romantic-love/1519990285
4、夢太郎/NENE (EP)
ゆるふわギャングのラッパー・NENEのソロEP。テーマは妖怪らしい。6曲のEPでありながら、ゆるふわギャングのRyugo Ishida、Automatic、沖縄出身のラッパー・Awich、元スーパーカーのKoji Nakamura、日本ヒップホップ界のレジェンド・BUDDHA BRANDのNIPPSなど超豪華ゲストが参加。ゆるふわってとにかくかっこよくて、この二人が出てきてから日本のラッパーは大きく方向転換した感じさせあるように個人的には思います。NENEはそんなゆるふわのラッパーとして、彼女の生い立ちやアイデンティティ含めかなり魅力的に映るのでしょう、結果としてこれだけの作品がこれだけの製作者がかかわり作られたと思います。
https://music.apple.com/jp/album/%E5%A4%A2%E5%A4%AA%E9%83%8E-ep/1519913652
5、J.Cole/Lewis Street (S)
今、目下沸騰中のJコールの2曲入りシングルです。ノーネームとのやり取りはどちらにも義があり、一概には語れませんが、Jコールが大好きであることは変わらないです。この2020年、コロナウイルスのパンデミックと同等に大きな出来事と言えばブラック・ライブズ・マターです。日本にいるとなかなか肌感をもって感じることはできませんが、アメリカでは大きなうねりになっており、それに伴って多くの作品も産み落とされています。あらゆるものは政治性を除外することはできないと思いますが、手段になってはいけないとつくづく思い、この運動もそういった危険性を孕んでいるのかなと。ノーネームとのやり取り含め、アートは表現方法自由だし、その内容が=関係で主義主張に直結するわけではないし、何よりリスナーの思考止めて押しつけになってはいけない。Jコールはその辺の感覚が鋭いのかなと思います。
https://music.apple.com/jp/album/lewis-street-single/1524672418
6、Aversions/Mamas Gun (AL)
ママズ・ガンはアンディ・プラッツを中心にした5人組バンド。音楽性はソウルやファンク、モータウンをベースとしながらきらびやかなメロディラインと明るめの音色が特色的。日本でもかなり知名度は高いのかなと思います。実はこれ、リリース自体は2012年ぐらいで予約者のみが手に入る限定商品、しかもカバー集でした。これが今年ついにストリーミングで解禁されたということらしいです。詳しくはわかりませんが、多分そんな感じだと思う。笑
とにかく最近聞いた最近配信の曲ってことで入れてます。心地いい。曲はアデルやラナ・デル・レイ、マイケル・ジャクソンなど多様なアーティストのカバーとなっています。いろいろせわしない世の中ですが、少しでもほっとする、逃避的なアルバムかなと思います。
https://music.apple.com/jp/album/aversions/1515819395
今月は以上になります。その他、The Aces、Dominic Fike、PUNPEE、KEIJU、The Avalanchesなどお気に入り含めたプレイリストはこちらから。
https://music.apple.com/jp/playlist/july-2020/pl.u-EdAVRoYCaAezgoK
それでは。